灘中合格家庭の理科暗記①|低学年から差がつく1週間の進め方|語呂合わせで覚える植物【PDF付き】
「理科の暗記って、いつから始めればいいんだろう?」
中学受験を考え始めると、こんなふうに迷う方も多いと思います。
低学年のうちは、まだ早いのでは。
無理に覚えさせると、勉強が嫌いになってしまうのでは。
まずは算数や国語を優先した方がいいのでは。
そう考えるのは、とても自然なことです。
私は、理科は「勉強」として始めなくてもいいと思っています。
大切なのは、低学年のうちから少しずつ理科の言葉や身近な自然に触れることです。
たとえば、
「この花、見たことあるね。」
「この虫は何ていう名前かな?」
そんな親子の何気ない会話も、立派な理科の学びになります。
理科は机の上だけではなく、毎日の生活の中にあります。
だからこそ、早いうちから少しずつ親しんでおくと、高学年になって勉強として学ぶときも、
「これ知ってる!」
「前に聞いたことがある!」
という状態からスタートできます。
初めて見る知識より、ずっと学びやすくなるのです。
もちろん、低学年のうちから難しい問題を解く必要はありません。
大切なのは、生活の中で理科に触れる時間を少しだけ作ることです。
わが家では、その時間として、お風呂のあとに5分だけ親子で理科クイズを続けていました。
語呂合わせを声に出したり、イラストを見ながら、
「これは何の仲間だったかな?」
「昨日の続き、覚えてる?」
そんなふうに会話をしながら進めていました。
勉強というより、親子で遊ぶような時間です。
毎日5分でも続けていると、身近な花や虫が、学んだことと少しずつ結びつくようになってきました。
公園で花を見つけると、
「これ、前に覚えた花だ!」
散歩中に虫を見つけると、
「この虫、何の仲間だったかな?」
そんなふうに、普段の散歩やお出かけが自然と理科の復習になっていったのです。
実際に見たものと覚えたことが結びつくので、知識も自然と定着していきます。
一度にたくさん覚えようとしなくても大丈夫。
毎日少しずつ触れるだけで、
「見たことがある」
「聞いたことがある」
という知識が少しずつ増えていきます。
低学年のうちに身近な自然や理科の知識に触れておくことが、高学年になって理科を本格的に学ぶときの土台になります。
わが家でも、低学年の頃から理科を「覚える勉強」にするのではなく、身近な自然と結びつけながら少しずつ親しむ時間を大切にしてきました。
その積み重ねが、最終的には理科を得点源にしていくことにつながりました。
この経験をもとに、中学受験でよく出る知識を、低学年のお子さんでも楽しく覚えられるよう、語呂合わせとイラストにまとめています。
「何から始めればいいか分からない。」
そんなご家庭が、最初の一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。
※高学年向けの進め方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
高学年向けの1週間の進め方はこちら
「早く始めること」のメリット
理科には、植物・昆虫・動物・人体・天体など、たくさんの知識があります。
受験学年になってから一気に覚えようとすると、「覚えることが多い!」と感じるお子さんも少なくありません。
その点、低学年のうちから少しずつ理科に触れていると、
「あ、これ知ってる!」
「前に聞いたことがある!」
という状態で学習を始められます。
完璧に覚えている必要はありません。
"知っている"という感覚があるだけで、新しいことも理解しやすくなります。
さらに、理科に親しむことで、毎日の景色も少しずつ変わります。
散歩をしていて、
「この花、前に見たことあるね。」
「葉っぱの形が違うね。」
そんな会話が生まれます。
夏には、
「この虫は何ていう名前?」
「チョウとガは何が違うのかな?」
と図鑑を開くきっかけになります。
夜空を見上げれば、
「今日は月がきれいだね。」
「星がたくさん見えるね。」
そんな何気ない会話が、理科に親しむ時間になります。
受験勉強というと、机に向かう時間を思い浮かべるかもしれません。
でも、本来の理科は、身の回りの自然そのものです。
公園遊びも、
旅行も、
季節の行事も、
親子の会話も、
すべてが学びの時間になります。
だから私は、
「早く勉強する」のではなく、「早く親しむ」ことが大切だと感じています。
わが家で取り入れていたのは「お風呂後5分」の親子クイズ
わが家で取り入れていたのは、
お風呂後5分の親子クイズでした。
特別な教材を用意したわけではありません。
髪を乾かしている時間や寝る前の少しの時間に、
語呂合わせを見ながらクイズをするだけです。
ポイントは、勉強ではなく親子の会話にすること。
「どっちがたくさん答えられるかな?」
「昨日より覚えてるね。」
「お母さんも忘れちゃった!」
そんなやり取りをしながら進めると、子どもも楽しみながら続けられます。
低学年のうちは特に、「やらされる暗記」にしないことが大切だと思っています。
語呂合わせは、少し変な方が覚えやすい
子どもは、面白いものほどよく覚えます。
だから、語呂合わせは少し変なくらいがちょうどいい。
「なにそれ!」
「もう一回言って!」
そんなやり取りの中で、自然と何度も口にするようになります。
さらにイラストを一緒に見ることで、
語呂+イメージ
として記憶に残りやすくなります。
まずおすすめしたいのは「植物の分類」
低学年から始めやすく、中学受験でもよく出る分野の一つが植物の分類です。
最初は難しく考えなくて大丈夫。
「これは同じ仲間なんだね。」
そのくらいの気持ちで十分です。
今回は最初の一歩として、
単子葉植物・双子葉植物
を取り上げます。
学校でも目にする植物や、普段食べている野菜もたくさん登場します。
語呂合わせとイラストを使って、親子で楽しく覚えていきましょう。
1週目の語呂合わせ
【単子葉植物】
単子葉植物は、葉っぱのすじ(葉脈)がまっすぐ平行に並んでいて
根は細い根がたくさん生えています。
まずは代表的な植物を、語呂合わせで覚えていきましょう。
【覚える語呂合わせ】
だんごには あ・つ・い・ゆ・と・コー・ヒー
💡 語呂の対応一覧
だんごには:単子葉植物
あ:アヤメ
つ:ツユクサ
い:イネ
ゆ:ユリ
と:トウモロコシ
コー:コムギ
ヒー:ヒガンバナ
つまり、
単子葉植物 → アヤメ・ツユクサ・イネ・ユリ・トウモロコシ・コムギ・ヒガンバナ
と覚えます。




最初は、全部を完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
「アヤメって聞いたことあるね」
「トウモロコシも単子葉なんだね」
「イネやコムギはごはんやパンになるよ」
そんな会話をしながら読むだけでも十分です。
【双子葉植物】
双子葉植物は、葉っぱのすじ(葉脈)があみ目のように広がっていて、根は太い根が1本あり、そこから細い根がのびています。
【覚える語呂合わせ】
双子の カ・バ・あさ・え・きで あぶ・ない
💡 語呂の対応一覧
双子:双子葉植物
カ:カボチャ
バ:バラ
あさ:アサガオ
え:エンドウ
きで:キク
あぶ:アブラナ
ない:ナス
つまり、
双子葉植物 → カボチャ・バラ・アサガオ・エンドウ・キク・アブラナ・ナス
と覚えます。




「アサガオは学校で育てたね」
「カボチャやナスはスーパーで見るね」
「バラやキクはお花屋さんにあるね」
身近な植物とつなげると、ただの暗記ではなくなります。
今回はお試しとして「単子葉植物・双子葉植物」をご紹介しました。
植物分野だけでも、毎年よく出る単元がたくさんあります。
「何から覚えればいいか分からない」
という方でも、この順番で進めれば植物分野を一通り学べるように構成しています。
植物分野の重要単元に加え、昆虫・星座分野も同じように
語呂合わせとイラストで学べるようにまとめています。
植物・昆虫・星座総まとめマガジンでは、受験によく出る内容や、
子どもが覚えにくい・間違えやすいポイントを、
「どの順番で覚えると定着しやすいか」を考え、
わが家で続けていた学習の流れをもとに整理しています。
「何から始めればいいの?」と迷うことなく、お風呂後5分で、無理なく理科の知識を積み上げられます。
理科暗記マガジンシリーズは、公開後、多くの方にご購入いただき、
ご好評をいただいています。ありがとうございます。
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現在、星座マガジンと植物・昆虫・星座総まとめマガジンは
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ご検討中の方は、ぜひこの機会にご覧ください。
■ 覚え方のコツ
① まずは親子で一緒に読む
最初から完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは、イラストや文字を見ながら、親子で一緒に声に出します。
「だんごには あ・つ・い・ゆ・と・コー・ヒー」
「双子の カ・バ・あさ・え・きで あぶ・ない」
声に出すだけでも、少しずつ耳に残ります。
低学年のお子さんなら、まずは語呂を楽しむだけで十分です。
「変な語呂だね」
「もう一回言ってみよう」
そんな軽いやりとりの中で、少しずつ耳に残っていきます。
② クイズにしてみる
少し慣れてきたら、短いクイズをします。
「アは?」
「アヤメ!」
「ユは?」
「ユリ!」
1回5分くらいで十分です。
「今日は何問できるかな?」
とゲーム感覚で取り組むと続きやすくなります。
おすすめなのは、子どもに問題を出してもらうこと。
「今度はお母さんに出して!」
と言うと、子どもは喜んで先生役になってくれます。
③ 1日で完璧にしようとしない
一番大切なのは、焦らないことです。
今日は読むだけ。
明日は少し思い出してみる。
次の日はクイズにする。
そんなペースで十分です。
暗記は、一度に長くやるより、
短い時間でも何度も触れることが、記憶に残りやすくなります。
■ 1週間の進め方
1日目
文字付きのイラストを見ながら、親子で語呂合わせを声に出してみます。
「だんごには、あ・つ・い・ゆ・と・コー・ヒー」
「ふたごの、カ・バ・あさ・え・きで、あぶ・ない」
最初から覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは、
「絵がおもしろいね」
「変な言葉だけど覚えやすいね」
という感じで、親子で一緒に読んでみます。
低学年のうちは、暗記というより、歌や言葉あそびのように親しむことを大切にします。
2日目
もう一度、文字付きのイラストを見ながら読んでみます。
昨日より少しだけ言えるところが増えていたら十分です。
「だんごには……何だったかな?」
「あ・つ・い!」
という感じで、親が少しヒントを出しながら進めます。
全部言えなくても大丈夫です。
少し思い出せたら、それだけでOKです。
3日目
文字なしのイラストを見ながら、語呂合わせを思い出してみます。
「この絵、何の語呂だったかな?」
「だんごには……?」
「ふたごの……?」
思い出せないところがあっても、すぐに答えを見ても大丈夫です。
低学年のうちは、
「忘れたらもう一回見る」
をくり返す方が続きやすいです。
4日目
文字付きのイラストを見ながら、植物の名前を少しだけ確認してみます。
「“と”はトウモロコシだね」
「“カ”はカボチャだね」
「“バ”はバラだね」
この日は、全部を覚えさせようとしなくて大丈夫です。
まずは、語呂合わせの言葉と、植物の名前が少しずつつながれば十分です。
5日目
親子でクイズのように問題を出し合ってみます。
「“コー・ヒー”の“コー”は何だったかな?」
「コムギ!」
「じゃあ、“ふたごのカ・バ”の“カ”は?」
「カボチャ!」
慣れてきたら、こんなふうに少しゲームっぽくしても楽しいです。
「今日はどっちがたくさん答えられるかな?」
「今度はお母さんに問題出して」
親が一方的に出題するだけでなく、子どもから親に問題を出してもらうと、遊び感覚で取り組みやすくなります。
お母さんが少し間違えて、
「あれ?これは何だったっけ?」
と聞いてみるのもおすすめです。
子どもが教える側になると、うれしくなって、自然と覚えようとします。
6日目
文字なしのイラストを見ながら、言えるところだけ言ってみます。
「この中で覚えている植物ある?」
「カボチャ!」
「イネ!」
「トウモロコシ!」
1つでも2つでも大丈夫です。
「今日は何個言えるかな?」
「お母さんと勝負してみようか」
くらいの軽い気持ちで進めます。
全部を言わせるより、覚えているものを見つけてほめるくらいで十分です。
7日目
最後の日は、何も見ずに少しだけ思い出してみます。
「だんごには……って言えそう?」
「ふたごの……は覚えてる?」
余裕があれば、最後に親子でミニ勝負をします。
「単子葉植物、いくつ言えるかな?」
「双子葉植物、何個覚えてるかな?」
勝ち負けはあまり気にしなくて大丈夫です。
大事なのは、
「覚えなさい」
ではなく、
「一緒に思い出してみよう」
という形にすることです。
理科の暗記は、1回で完璧にするものではありません。
低学年のうちは、覚えきることより、何度も出会っておくことが大切です。
今すぐ全部覚えられなくても、
「なんとなく聞いたことがある」
「この植物、見たことがある」
という経験が、高学年になったときの土台になります。
■ よくあるつまずき
途中で飽きてしまいます
低学年のお子さんは、長くやるほど続きにくくなります。
おすすめは、「もう終わり?」と思うくらいで切り上げること。
5分だけでも、毎日続ける方が記憶に残りやすくなります。
なかなか覚えられません
一度で覚えられなくても大丈夫です。低学年のうちは、
「昨日言えたのに今日は忘れた」
ということもよくあります。
でも、それは自然なこと。
何度も出会ううちに、少しずつ定着していきます。
親が教えるのが苦手です
完璧に教えようとしなくて大丈夫です。
「お母さんも忘れちゃった。」
「一緒に見てみよう。」
そんな雰囲気の方が、子どもも安心して取り組めます。
身近な植物を見つけてみよう
語呂合わせで名前を覚えたら、ぜひ普段の生活でも探してみてください。
スーパーで買い物をしているとき、
散歩をしているとき。
「これ、この前出てきたね。」
「何の仲間だったかな?」
そんな一言だけでも、知識はぐっと定着しやすくなります。
図鑑のように詳しく覚えなくても大丈夫。
まずは、
"知っている植物を増やす"
くらいの気持ちで十分です。
まとめ
理科は、一度にたくさん覚えるよりも、
短い時間でも、何度も楽しく触れることが大切だと思っています。
低学年のうちは、
「勉強しよう」
ではなく、
「ちょっとクイズしてみよう!」
くらいの気軽さで十分です。
今日覚えられなくても大丈夫。
「聞いたことがある」
「見たことがある」
そんな経験を少しずつ積み重ねることが、高学年になってからの大きな土台になります。
印刷して使えるPDF付きです
今回の内容は、親子で使いやすいように印刷用PDFをご用意しています。
家で見ながら使えるイラストに加えて、持ち歩きやすいミニサイズのイラストも付いています。


机の上だけでなく、
お散歩中やお出かけ中、
待ち時間や移動中など、
「ちょっと見てみようか」
という時にも、親子で気軽に確認できます。
冷蔵庫に貼ったり、
机の前に置いたり、
お風呂後の5分クイズに使ったり。
生活の中で何度も目にすることで、無理なく知識が定着しやすくなります。
ぜひ、ご家庭に合った使い方で活用してみてください。
▶PDFはこちらからダウンロードできます
「次は何を覚えればいいの?」という方へ
今回ご紹介したのは、植物分野の最初の一歩です。
このあとも、
キク科・アブラナ科・ロゼット・帰化植物
種の運ばれ方・根・茎・葉に養分をたくわえる植物など、
中学受験でよく出る植物分野に加えて、
昆虫分野、星座分野も語呂合わせとイラストで楽しく学べるようにまとめています。
📖 灘中合格家庭の理科暗記マガジン一覧はこちら
(語呂合わせ・イラスト・PDF付)
低学年のうちから少しずつ理科に親しみたい方や、親子で楽しく続けたい方にも取り組みやすい内容です。
受験でよく出る内容や、子どもが覚えにくい・間違えやすいポイントを、
「どの順番で学ぶと定着しやすいか」
を考え、わが家で続けていた学習の流れをもとに構成しています。
お風呂後5分などの短い時間で、無理なく理科の知識を積み上げられます。
おわりに
理科は、「覚える教科」というイメージを持たれがちです。
でも本来は、
花を見て、
虫を見つけて、
空を見上げて、
「なんでだろう?」
と思うことから始まる教科です。
その小さな興味が、少しずつ知識につながり、高学年になったときの自信にもつながっていきます。
このシリーズが、お子さんにとって理科を好きになるきっかけになれば、とてもうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
