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【学校では教わらないシリーズ#05】ゆらぎと生きる。

こんにちは。ピアノ講師・メンタルコーチの One Heart です。


「思うように進めない日」
あなたは、どんなふうに受けとめていますか?

ゆらぎとともに生きる視点が、きっと自分をやさしくしてくれます。


今日は“生きスキマガジン”、「学校では教わらない、生きるスキル」のnoteより、お届けします。


✧✧✧


朝起きたけれど、身体が重たい・・・。
やらなきゃいけないことはあるのに、気力が追いつかない。
昨日までは元気だったのに、今日はどうしてこんなにしんどいんだろう。


「サボってるのかな?」
「ちゃんとしなきゃいけないのに・・・」
そんなふうに、自分を責める気持ちが出てくること、ありますよね。


でもそれ、もしかしたら「怠けている」のではなく、
身体がちゃんと“今の声”を教えてくれているのかもしれません。


わたしたちの身体は、いつも同じではいられません。
季節や気圧の変化、ホルモンの波、ちょっとした睡眠不足や心のざわざわ・・・。
いろいろな影響を受けながら、日々ゆらいでいるのが自然な姿です。


そんな「ゆらぎ」とどう付き合っていくかは、
この時代を生きるわたしたちにとって、大切にしたいテーマです。



❀わたしたちの身体は、いつも“ゆらいで”いる

わたしたちの身体は、本来とても繊細で、複雑で、そして、日々ゆらいでいます


たとえば女性の身体には、月経周期によるホルモンバランスの変化があります。


年齢によっては、更年期の揺れや体調の変化もありますよね。
気圧や気温、湿度といった外的環境も、身体にはしっかりと影響を与えています。


今年の夏は、全国的に記録的な暑さが続いていますよね。
いつもと同じように過ごしているつもりでも、
高温の中ではそれだけで、身体はエネルギーを消耗しているのです。


なんだか眠い、やる気が出ない、頭がぼんやりする・・・。
それは「気のせい」でも「怠け」でもなく、身体ががんばった結果の“反応”です。


さらに、自律神経も影響を受けやすく、
寝不足や未消化のストレスなど、目に見えない要因も積み重なって
“なんとなく不調”を引き起こすことがあります。


でもわたしたちは、つい忘れてしまいがち。
「昨日は元気だったから、今日も動けるはず」
「ちゃんと休んだのに、なんでこんなにダルいの?」
・・・そんなふうに、“いつも通り”を基準にしてしまうんです。


でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。


植物だって、猛暑の日には葉をしおらせて水分を守ろうとします。
海や空も、毎日表情が変わります。
わたしたちの身体もまた、自然の一部として“波”があって当然なのです。


波があることは、ダメなことではなく、むしろ「ちゃんと生きている証」


「今日は思ったように動けない」日があることを、
失敗や弱さだと捉える必要はありません。
それはむしろ、身体が“今の声”を伝えてくれている証拠なのです。



❀「休んではいけない」と思ってしまうのは、なぜ?

「今日はちょっとしんどいかも」
そう感じているのに、どこかで自分にこう言い聞かせていませんか?


「でも、やらなきゃ」
「がんばれば、できるはず」
「こんなことで休んでいたら、ダメな人間に思われるかも」


そんなふうに、身体の声よりも“やるべきこと”を優先してしまうクセ。
実はこれって、あなたの性格や意志の弱さのせいではありません。


わたしたちの脳には、「ホメオスタシス(恒常性維持)」というしくみがあります。
これは、「今の状態をできるだけ保とうとする本能的な働き」のこと。


気温が高くなれば汗をかき、寒くなれば震えるように、
身体は無意識に“一定を保つ”ようにできています。


このしくみは、心や行動についても働いていて、変化や停滞を“危険”と判断してしまうのです。


だから、立ち止まろうとすると、
「それって大丈夫?」「元に戻ったほうがいいよ」と、
無意識にブレーキをかけてくるのは、むしろ自然なことなんです。


さらに、真面目な人ほど、責任感が強い人ほど、
「ちゃんとやらなきゃ」「休んではいけない」といった思い込みを抱えやすくなります。


そこには、親や学校、職場、そして社会全体からの、
「努力は美徳」「がんばることが正しい」といった無言のメッセージ
わたしたちの中に深く刷り込まれている背景があります。


・・・だからこそ、
休むことに罪悪感を感じてしまうのは、あなたのせいじゃない


そして、ここで大切なのは、
「やらなきゃ」という声を無理に消そうとしないことです。


その声は、これまでずっとあなたを守ってきた“がんばりの記憶”
だからこそ、こう言ってあげてください。


「うん、わかってる。でも今日はちょっとだけ、休むね」
「今は“止まる”ことが、進むために必要なんだよ」


“やらなきゃ”の声を否定せず、でも巻き込まれず、そっと脇に置く
その選択こそが、ほんとうの意味での“自分を大切にする”ということかもしれません。



❀ゆらぎと生きるための、3つのご自愛選択肢

「今日はちょっと無理かも・・・」
そんなふうに感じる日は、どうしたらいいのでしょうか。


がんばれない日、自分を責めそうになる日。
そんなときこそ、“気分”を変えようとするのではなく、“回復”に目を向けることが大切。


ここでは、“ゆらぎ”とともに生きるための3つの選択肢をご紹介しますね。


① スケジュールの再調整。「今日は5割でOK」とゆるす力

いつも通りのペースで動けない日は、無理に帳尻を合わせなくていい。
その日の自分に合ったリズムに“予定を合わせる”という柔軟さが、自分を守ってくれます。


「今日は5割でいい」「最低限だけでOK」と、あらかじめ“手を抜くこと”を自分にゆるしてあげる
そうすることで、少しずつ回復するスペースが生まれていきます。


② ジャーナリングで、気分を“見える化”する

なんとなくモヤモヤしているとき、
感情や思考をそのままにしておくと、余計に混乱したり、不安になったりします。


そんなときは、ノートに今の気分を書き出してみるのがおすすめ。
「疲れてる」「焦ってる」「人と比べて落ち込んでるかも」など、
ふわっとした感覚を“言葉にして目に見える形にする”ことで、
自分の状態がクリアになり、心が落ち着いてくることがあります。


「今わたし、どんな感じ?」と、やさしく問いかけてみてくださいね。



③ 小さな“ご自愛習慣”を取り入れる

本調子じゃない日ほど、大きなことはできなくても、
自分のために、ちょっとやさしい時間を取り入れてみることがとても大切です。


たとえば・・・

  • 好きなお茶をゆっくり淹れて、香りを感じながら飲んでみる

  • カーテンを開けて、陽の光を顔に当ててみる

  • 背中を丸めていたことに気づいたら、ゆっくり深呼吸してみる

ほんの数分でもいいんです。
“自分の心地よさ”にそっと寄り添うような、小さなアクションが、回復へのきっかけになります。


わたし自身も、体調がゆらいでいるなと感じる日は、
いつもよりストレッチを多めにしたり、
あえて少し遠くまでドライブがてらお買い物に行くことがあります。


身体が重いときほど、やさしく動かしてあげることで、内側が少しずつ整っていくような感覚があります。


「何か特別なことをしなきゃ」じゃなくていいんです。
“今の自分にとって、ほんの少し心地いいこと”を選んでみる
それだけでも、気づかないうちに回復のスイッチが入っていくのです。


わたしたちは、つい「今の気分をなんとかしよう」としてしまいがち。
でも、気分はコントロールしようとするほど、こじれてしまうもの


だからこそ、「整える」のではなく「ゆだねる」。
「変えよう」とするのではなく、「回復させよう」とする。


そんなふうに、自分のゆらぎを受けとめながら暮らすことが、
結果的にいちばん自然で、力の抜けた“生きる力”になるのかもしれません。


“止まる”ことも、人生の一部

動けない日、何もしたくない日。
それはたしかに、前に進んでいないように見えるかもしれません。


でも、ほんとうにそうなのかな?


川の流れが、ときに渦を巻いたり、流れがゆるやかになったりするように。
海の波が、寄せては返すように。
人生もまた、止まりながら、揺れながら、ゆっくりと進んでいくものなのだと思います。


休んだからこそ、ふと気づける景色があります。
立ち止まったからこそ、見えた自分の感情や、本当の声があります。


がんばれない日。
ベッドからなかなか起き上がれなかった日。
なんとなく気持ちが乗らなかった日。


そんな日々にも、ちゃんと意味があります。


わたしたちは、波のように揺らぎながら生きています。
ずっと同じペースで走り続けるなんて、そもそも不自然なこと。


波があるから、前に進める。
流れが止まるから、また動き出せる。


そう考えると、「止まっている」ように見える瞬間も、実は人生の一部であり、前進の一形態なのかもしれません。


「動けない自分」も、「何もできなかった日」も、
あなたという存在をつくる、大切なピースのひとつ。


ゆらぎを否定せず、抱きしめながら生きることこそ、
これからの時代をしなやかに生きる、ひとつの“スキル”なのだと思います。



❀おわりに。“止まるわたし”も、生きている

最近は、すこし動けない日があっても、
「今日は闘わなくていい日だよね」って、自分に声をかけられるようになってきました。


昔は、罪悪感でいっぱいになって、
「こんなんじゃダメだ」って、自分にダメ出しすることも多かったような気がします。


でも今は、「波があるのが自然なんだ」と、
“止まっているように見える時間”も大切にしたいと思えるようになりました。


この記事が、
「今日は動けない・・・」と感じた誰かの心に、
ほんの少しでもやさしい風を届けられていたらうれしいです。


わたしたちは、揺らぎながらも、ちゃんと前に進んでいる
そのことを、これからも一緒に確かめていけたらと思います。


今日も愛あふれる一日をお過ごしくださいませ。


✧✧✧


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