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【鎧なき旅へ】第13話:直感とシンクロニシティ。病棟で出会った、年の離れたバディ。

ぼくが入院していた内科系のフロアは、患者のほとんどが高齢者だった。 寝たきりの方や認知症を患っている方も多く、日課の散歩のために廊下に出ても、スタッフ以外の人と会話を交わす機会はほとんどなかった。

そんな静寂の空間のなかで、同じ病棟の反対側のフロアに、数少ない比較的若い男性患者の姿があった。 年齢はぼくよりかなり年下だ。 彼が廊下を歩く姿や、談話室でMacBookを開いて作業に没頭する姿が、なぜかずっと気になっていた。

同じエンジニアやクリエイターの匂いを感じたのかもしれない。 「声をかけてみようか」と何度も思ったが、躊躇してしまい、なかなかアクションを起こせずにいた。

その彼が今、ぼくの研究室の副所長です。

これは、その出会いの話。 そして、141日のはじまりの話。


1.インスピレーションの即・実行と、驚きのシンクロニシティ

退院が近づいてきたある日のこと。 彼が談話室で、80代近い人生の大先輩である他の患者さんと談笑しているのを見かけた。

「このまま声をかけずに退院したら、絶対に後悔する」

ぼくのなかの直感(インスピレーション)がそう告げた。 ぼくは思い切って声をかけ、その会話の輪に入れてもらった。 大先輩が先に病室へ戻られた後、ぼくたちは改めて二人で自己紹介をした。

そこで、驚くべき事実(シンクロニシティ)が判明した。 なんと、ぼくたちの「入院日」は、全く同じ日だったのだ。

彼は『感染性心内膜炎と大動脈弁破壊』という、死の淵をさまようほどの状態から緊急オペを経て生還していた。 (過酷な闘病の詳細は、彼のnote記事に綴られている)

ぼくたちは談話室で時間を忘れて語り合った。 お互いに長期間、人と会話する機会が限られていた反動もあり、入院のストレスから解放されるように盛り上がった。 通りかかった看護師さんから「楽しそうですね!」と声をかけられるほどだった。


2.病室から現実世界へ:共有する「ワクワク」のプロトコル

声をかけた翌々日、彼が一足早く退院していった。

しかし彼は、ぼくのこのnote『鎧を脱ぐ日々』を読んで温かい感想をくれ、さらには外来診察のついでに、まだ入院中だったぼくの病室まで遊びに来てくれたのだ。

ぼくたちは、退院後の生活、取り組んでいる趣味、そして今後のビジネスについて大いに語り合った。 「折りたたみ自転車での輪行」という共通の趣味があることもわかり、退院後に必ず再会することを約束した。

そして退院後、ぼくたちはその約束を果たした。 地元の折りたたみ自転車専門店(ぼくが愛車『DAHON K-Forth』を購入した店)へ一緒に行き、彼が気になっていた小径車を試乗した。 ぼくも気になっていたバイクを一緒に試乗し、お店の周りを走った。

「いつか、車や電車に自転車を積んで、一緒に遠くへ出かけられる日が来るといいな」

そんな未来のイメージが、鮮明に浮かび上がった。


3.年の離れたバディとの共同開発

試乗後、ぼくたちは近くの居酒屋へ移動した。

退院後の体調、生活、家族のこと、仕事、そして将来の夢。 語り合うなかで、一緒にできそうな「新しいビジネスのアイデア」が次々と生まれてきた。 お互いの持ち味を活かし、持ち帰ってアイデアを昇華させ、近々また再会することを約束した。

5月末か6月頭には、ぼくのキャンピングカー「ぬくもり号」が納車される予定だ。 その時は、一緒にデイキャンプへ行く計画も立てている。

今後のnoteの有料メンバーシップ「鎧を脱ぐベストセラー研究室」のサポートや、新たなビジネス展開。 彼との間には、単なる友人関係を超えた、ワクワクとドキドキを共有する「共同開発者」のような絆が生まれつつある。

そして、5月9日からは、ぼくの研究室の副所長として、141日間の旅を共に歩んでくれる。


4.サンクチュアリで生まれた、ギフト

病室という閉鎖されたサンクチュアリで出会った、年の離れた人生のバディ

あの時、直感に従って声をかけて本当に良かった。 この奇跡的な出会いというギフトに、今はただ心から感謝している。

そして、こうして出会った人生のバディと一緒に、これから一冊の本を作ろうとしている。 それ自体が、もうすでに、奇跡の続きなのかもしれない。


5月9日、研究室を開きます。 あなたの参加を、心から待っています。

ぼくと、人生のバディと、二人の特別顧問と、ぬくもり号と。

鎧を脱ぐベストセラー研究室、まもなく開室。


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