【短編小説】003 noteニャンズ学園物語🐾入学編
noteニャンズ学園物語🐾入学編
第3話

食堂棟の扉を開けると、もう全ニャンズたちが集まっていた。
賑やかなテーブルには、ご馳走が並んでいる。
雰囲気に圧倒されていると、ポテコちゃんがアタチの手を引っ張って急ぎ足で一番奥のお誕生日席へ向かった。
「アッ! ニャンゴ先輩、発見にゃ〜♡ ゴロにゃ~ん♡♡♡」
ポテコちゃんは一目散でニャンゴスター先輩の隣の席に座った。
どうやら三匹のいつもの席らしい。

「ニャンゴ先輩!入学式の間、どこにいってたにゃ〜?ポテコ、探したにゃ〜」
「んぁ? 得意の昼寝ニャロが! ニャンで飯も出ないのに、あんなかったるい儀式に俺が出なきゃならんニャッ!」
「もうッ! 入学式にゃんだから、ご飯が出るわけないにゃよ!」
二匹のニャンズめおと漫才が始まってしまった。

取り残されたアタチは食堂を見回して空いている席を探した。でも、どこもかしこもグループニャンズで埋まっている。
すると、アタチの様子に気が付いたモフ公先輩が藤色の羽ペンを振った。

藤色の羽ペンから紫色の煙が渦を巻くようにアタチの目の前を遮る。次の瞬間、一脚の小ぶりな椅子が現れた。
モフ公先輩のニャンズ魔法でポテコちゃんの椅子の隣にアタチの席が追加されたのだ。
モフ公先輩のお見事なニャンズ魔法にアタチは感激の息を呑んだ。

「ナンにゃ、そのちっこい椅子はッ!?子猫用ニャロか!」
ニャンゴスター先輩が小さな椅子に気づいて笑った。でもアタチのお尻にピッタリの可愛い椅子。
「やぁ、ハルちゃん。ニャンズ学園食堂の名物。新入生歓迎ディナーへ、ようこそ。」
モフ公先輩がエスコートして椅子をひいてくれた。
「あにゃ〜!モフ公、カッコつけすぎニャロ!」
「レディニャンズが困っているんだ。こんな魔法、どってことないよ。」
「おい、モフ公!俺の椅子も王様椅子に変えるニャロ!」
「そういうクソアマタレな要望には答えられないな」
「なにぃ〜!!!なんにゃって!?俺はクソアマタレじゃニャイにゃろ!」
「…ふふッ」
アタチは思わず笑ってしまった。
自然な笑みが溢れる。
不安が笑顔に変わる。
涙はもう乾いていた。
肩の力が抜けて、朝からガチガチに緊張していた気持ちが解けていく。

今日は月に一度の
ニャンズ学園食堂棟名物「特製ニャンズバーガー」が食べ放題の日だ。
ドライフードを粉末にして特殊な製法でふっくらパンズに焼き上げ、パティはお魚とササミが選べる。
トッピングにはニャンズペパロニと猫草がはさんである。
ニャンと!チュールソースがかけ放題なのだ。
特製ニャンズバーガーコーナーは大混雑。

あっさりしたお魚パティにニャンズペパロニがいい仕事をしてくれる。
ソースはめったに食べられない高級な蟹チュールにした。
アタチは初めてのニャンズバーガーにかぶりつく。
焼きたてのカリカリパンズがふっくら軽くて、いくらでも食べれそう。
ポテコちゃんはササミパティに黒毛和牛チュールをかけていた。
夢のお肉コラボバーガーを作ったポテコちゃんがアタチに
「ポテコの好きなチュールは贅沢本マグロと黒毛和牛にゃ。ハルちゃんもポテコの特製バーガーを一口食べてみるニャ!」
アタチとポテコちゃんは互いのニャンズバーガーをはんぶんこした。
味変ごっこをして優しい笑顔がこぼれて、緩んだほっぺが落ちる。
ニャンゴスター先輩はものすごいスピードで、すでにニャンズバーガー10個以上は平らげていた。
「次はお魚パティにホタテチュールたっぷりニャロ!贅沢海鮮バーガーニャ!俺はニャンズバーガー100個食べるニャロ!ガブガブッ!うまいニャロ〜」

アタチとポテコちゃんがニャンゴスター先輩の食べっぷりに圧倒されているとモフ公先輩が
「そんなに食べて、後で吐いても知らないよ?」
「猫草倍盛りだから大丈夫ニャ! 明日から森へ強制合宿ニャロ! 腹ごしらえにゃ!」
そうだった。
明日から森へ魔法オリエンテーションを学ぶ一泊二日の合宿が始まる。
アタチはまだ魔法がなにも使えない。
不安と期待が入り混じった感情がよぎったが、ニャンズバーガーのニャンとも言えない美味しさが複雑な気持ちを上書きしてくれた。
ニャンズバスに乗り込み、山奥でのニャンズキャンプが始まる。
アタチの初めての野宿だ。
入学編🐾おしまい
原作:飯泉ひろみ
画像:ちぃ♾️ノア
第4話 合宿編へとつづく🐾
noteニャンズ学園物語は、実在するニャンズたちが主人公です。
ニャンズのご紹介をしていきます。
ハル🐾

新一年生 アイドル科
ご主人様:ちぃ

モフ公🐾

エリート科 ニャンズ学園野球部
部長 兼 生徒会長
ご主人様:ルーシャーナ

ポテコちゃん🐾

アイドル科
現役アイドルニャンズ
ご主人様:断罪と慈愛の歌詠み師 UTAKO

次回予告🐾!!!
noteニャンズ学園のニャンズバスに乗って
ニャンズ達は魔法キャンプ合宿へ旅立ちます。

ー余談🐾-
ニャンズ魔法🐾の魔法ステッキについて🪄

モフ公の藤色の羽ペン🪶は、ご主人様の羽根ペンとお揃いです。
それには理由があります。
ルーシャーナさんは感覚の翻訳家です。
モフ公は困っている対象を見つけると魔法が使えます。
魔法エネルギー:困りごと
モフ公が使える魔法は、困りごとを翻訳する魔法。という設定です(ΦωΦ)フフフ…
この魔法は、ご主人様のルーシャーナさんがnoteで活動されていることとニャンズ魔法を🔗リンクさせています。

🐢の響きの処方

ポテコちゃんは魔法に🎤マイクを使います。
それはご主人様のUTAKOさんが歌っておられたからです。
しかしながら、UTAKOさんはかつて夢半ばに声帯を壊してしまいました。
だからこそ、ポテコちゃんがマイクを使って歌うのです。
UTAKOさんにとって、声を上げ続け、他者の魂を救うことは、自身の「声を取り戻すこと=カルマ解消」そのものなのだそうです。
↓↓↓ UTAKOさんが自身の過去を唄った曲です。
UTAKOさんがルーちゃんに作ったYouTubeショートが凄すぎた件(ΦωΦ)キラーン✨

