選挙結果振り返り(2025 4.13投票)
なんとあの “選挙出まくりマン” の姿を見るのは今回限りになってしまう、かもしれないという衝撃の知らせが届きました。 それを聞いて驚き戸惑い、ながら呑む酒は最高に美味かったです♬
そんなコトより、多くの選挙から私が勝手に10本選んでいる中で、今回は皆様の期待に沿えないセレクトになったかもしれません。 お詫び申し上げます。
選挙結果を聞いて他にもっと重要な選挙が有ったと気づいた次第です。 次からはもっと制度を高められるように、頑張ります。
では、私がセレクトした、良く言えば他では取り上げられない選挙結果を、振り返っていきましょう。
【今週の彦治】
▼兵庫県・宝塚市長選挙
現職が1期で退任し、次の座を元市議、医師、そして、みんな大好き小西彦治氏で争った選挙は、医師が初当選しました。
私の記事で大きく取り上げてきた、“選挙出まくりマン” こと、小西彦治氏。 演説の様子を他の方の取材で見ると、本人曰くこの選挙が「LAST GIG」になるかも? と言っているので、もしかしたら見納めかもしれません。
イロイロ想うコトは有りますが、それは、
コチラの記事に書いていますので、宜しければご覧ください。 ついでにイロイロと分かると思うので。
選挙自体は自民と維新が推薦する元市議と立憲、共産、社民が推す医師による争いで医師の勝利。 宝塚市が左派系が強い地盤だとか杉並区長や元明石市長が応援に入ったとか有りましたが、結局のところ、
市立病院の建て替えに使って、と工事費用の6割にあたる254億円もの寄付をした市民が医師を応援したコトが大きかったのでしょうし、最も医師の当選に貢献したのは、彦治氏が立候補したコトなのかもしれません。
斎藤元彦支持者が元市議を応援していましたがポスターや公報では元市議が知事寄りだとは見えづらく、対して彦治氏はポスターやビラに斎藤元彦支持を堂々と書いていましたし、昨年の知事選と同時に行われた県議補選に立候補していた彦治氏が今回以上に斎藤元彦支持を前面に打ち出し(すぎて選管に怒られ)たコトが、有権者には「彦治氏が元彦支持者だ」という認知に繋がったのかもしれません。
続きまして、今週取材した3件の選挙を振り返ります。
【今週の取材】
☆群馬県・太田市長選挙
6期目を目指す現職に元県議が挑む一騎打ちは、元県議が初当選を果たしました。
これまで5期務めた現職は当然ながら多選となりますが、この5期は「平成の大合併」で周辺自治体と合併し「新・太田市」となってからの5期で、現職は合併前の「旧・太田市」でも3期市長を務めているので、通算8期30年もの間、市長として君臨し続けている、御年83歳。 今回も県議市議の多数を味方に入れる強い組織の元、団体の支援を受け盤石かと思っていましたが、「多選」「高齢」批判は相当強く、且つ非自民系候補の候補予定者との一本化に成功した元県議が選挙戦が進むにつれて人気になり、浮動票を中心に多くの支持を得て当選したのでした。
面白いのは83歳の現職に40代、50代の支持が多く集まったのに対し、50歳の新人をより支持したのが70代というコト。 如何に現職が組織票を固めていたコトが分かりますが、それ故に現職陣営に「油断」が生まれたのかもしれません。 演説を現場で見ましたが、貫禄たっぷりであった一方で「危機感」は全く感じられなかったので。 コチラは後日レポートに出しますので、お待ちください。
ただひとつ言えるのは、「保守分裂した時、一太が応援した方が負ける」の法則が今回も発動したようです。
☆長野県・佐久市長選挙
5期目を目指す現職に、元福祉施設職員の新人が挑む一騎打ちは、現職が圧勝しました。
現職は「長野県で最もチカラの有る首長」だった人で、次の知事候補とも言われていましたが、昨年脳内出血で3か月入院。 脳へのダメージは無かったためリモートで公務を続けながらリハビリに励み現場復帰を果たしましたが、未だ左半身の麻痺は残っている状態です。
とはいえ、ただでさえ誰も太刀打ちできない上に本人が今の状態でも出馬するとなったら誰も対抗しようとは思えない中、空気を読まずに立候補してきたのが、3年前の知事選以来、通算6度目の出馬となる “選挙大好きおじさん” でした。
こんな構図なら現職の圧勝は言わずもがな、新人は供託金没収になるだろうと思っていましたが、あんなに強烈な「アレ」候補に15.13%もの得票が集まったというコトは、現職の体調面を不安視する人が一定数いるというコトでしょう。
詳しくはコチラのレポートにまとめているので、宜しければ御購読下さい。是非「草間コレクション2025」を見ていただきたいのです。
実は市長選と同日に市議選も行なわれているのですが、そちらは次のコーナーと被るので、そちらで紹介します。 では、現在 “無双モード” 突入中の、あの政党について。
【今週の国民民主党】
☆長野県・佐久市議会議員選挙(定数24/30人)※取材済み
前回から定数が2議席減った中、現職13人、元職1人、新人12人が立候補し、現職2人、新人4人が落選した選挙。 国民民主は党県連幹事長を務める30代女性を立ててきて、見事トップ当選しました。 実はこの方、
“あの” 石丸伸二氏が安芸高田市長時代に副市長を公募・選出し議会にかけるも否決されるというコトが有りましたが、その4,115人の中から選ばれ副市長になるハズだった(議会で否決)、あの人です。
2021年に副市長になれなかったアト、2022年に佐久市に移住したようで決して落下傘候補では有りません。 ただ未だに「地縁・血縁」で投票先を選びがちな長野県で、最近の同党候補のように上位当選できるかは不透明でしたが、“日本一グレーのパーカーが似合う男” こと玉木代表が土曜日に応援に来るという気合いの入れようを見せて当選。 一時消滅していた国民民主党長野県連の復活を高らかにアピールしたのでした。
その他、女性候補は3分の1にあたる10人立候補し、8人当選。 政党別では共産が3人、公明が2人、維新が1人出て、、、 維新が最下位で落選です。
この方、2013年に最下位当選するも2017年に落選し、他の選挙に駆り出されたのち前回返り咲くも「無投票当選」だったという、どう見ても選挙が弱そうな人なので苦戦は予想できていましたが、国民民主の出現によって明らかに割を喰ったカタチとなってしまいましたとさ。
◎大分県・豊後大野市議会議員選挙(定数16/20人)
定数が前回から2議席減る中、現職16人、新人4人が立候補し、女性候補が3人の選挙。 党派別では唯一、国民民主党が現職を立てていたのですが、なんとブービーで落選してしまいました。 国民民主の “無双モード” 、STOPです。
落選した72歳の公認候補は前回無所属で出馬し下から2番目で初当選しましたが、その前は2回連続で市議選に当選出来なかった人物。 明らかに選挙は強くない人が「国民民主党」の看板を背負うコトでどれだけブーストがかかるのか、こんなこの人でも1位とか2位とかになっちゃうのだろうか、と思っていたのですが、まさか前回より票を減らして落選するとは。
議員にとっては “鬼門” とされる2期目を目指す選挙。 国民民主の看板が霞むほどに低評価の烙印を押されてしまいました。
続いては、とんでもない争いとなっている、コチラの選挙を。
【今週の「激戦」】
◎栃木県・佐野市長選挙
2期目を目指す現職に、元県議、元市議の2人、レコード会社社長の4新人が挑む選挙は、現職が2選を果たしました。
当記事で毎度の如く申しておりますが、首長選における「2期目を目指す現職」というのは本来盤石なモノで、対抗したくても出馬を躊躇するのですが、そこに4人もの候補が出てくるというのは、それだけで現職は危ういんだなぁと感じずにはいられません。 ただ選挙運動はガッツリやっているようで弱そうには見えず、不思議に思いながら結果を見ますれば、元県議と大接戦の末に507票差で現職が逃げ切りました。
もし現職を降ろしたかったのなら候補を絞りなさい! としか言いようがない結果です。 上位4人は自民系なのだから可能だったハズなのに・・・
なお、最下位に沈んだ「レコード会社社長」ですが、昨年の都知事選に出て16位(未来党とAI党の間)、更に昨年の兵庫県知事選にも出ていた(6位)、あの人です。 既に候補が4人いる中で何で突っ込んだのか分からず、案の定、供託金没収です。 一体何がしたいのやら・・・
では次に、いよいよ党の命運を懸けた大失敗確実なあのイベント開催が今週の選挙投票日と同日の13日に迫った、あの政党の話を。
【今週の維新】
▼大阪府・島本町議会議員選挙(定数14/15人)
現職10人、新人5人が立候補し、党派別では大阪維新が4人、自民と公明が2人ずつ、立憲と共産が1人ずつ立てた、女性候補7人の選挙は、無所属の女性新人1人が落選しました。
大阪維新は改選前3議席に対し4人立候補と、いつものように議席増を狙っていますが、もはや成功失敗以前に「事故が起きるか無事に終わるか」が注目となってしまった大阪万博の開幕と同日に行われる選挙で、どういう結果が出るのか。
まぁ “定数プラス1” の選挙なので全員当選し議席増に成功したのですが、気になるのは4候補の獲得票数でした。 前回は3候補が3位、5位、6位で、合わせて3,260票(得票率21.46%)だったのに対し、今回は4候補が7位、9位、11位、12位で、合わせて3,202票(得票率23.05%)と、かなり微妙な結果に。
公認候補が前回から1人増えて、全体の候補者数が1人減って、投票率が5.7ポイント減ったとなれば票数&得票数とも増えるのが当然なのですが・・・ 私には勢いが(大阪でも)止まっているように見えますが。
それでは、当記事恒例「オレンジチェック」のコーナーへ参りましょう。
【今週の参政党】
▼福井県・若狭町議会議員選挙(定数14/15人)
現職8人、新人7人が立候補し、党派別では公明と共産と参政が1人ずつ立てた、女性候補3人の、20年ぶりとなる選挙は、無所属の男性新人1人が落選。 参政党候補は、なんとトップ当選しました。
驚きの結果ではありますが、候補者最年少の34歳女性を擁立し、人口約1万3千人の町に突然 “オレンジの集団” が現れれば、そりゃ目立ちますわな。
しかもこの町で町議選が行われるのが20年ぶりで、候補者が現職含め全員初の選挙というコトも、更に参政党陣営の動きが目についたのでしょう。
なお、北野衆院議員が水曜日の個人演説会に応援で来たようです。
▼鳥取県・大山町議会議員選挙(定数16/17人)
現職11人、元職1人、新人4人が立候補し、党派別では公明と共産と参政が1人ずつ立てた、女性候補4人の選挙は、無所属の現職男性1人が落選しました。
前回無所属で立候補しブービー当選した47歳男性が当選後に入党するという、有権者に対し無礼極まりない行動を取って今回公認で立候補し、15位で当選しました。
議員選挙の場合は首長選とは逆に「2期目を目指す現職」というのは鬼門なので、この候補が党の看板を得てどれだけ票を伸ばせるのかが注目でしたが、後追い公認の現職に対しては「公認」による追い風は吹かないという現象が、今回も起こったのでした。

(クリックやタップで拡大してご覧ください)
しかし、こうやってみると昨年の衆院選で3議席獲得したコトにより、それまで全ての地方選挙に応援で入っていた神谷独裁者代表の負担が確実に軽くなっているコトが分かります。 コレは大きいですね。
個人的に思うトコロは多々有りますが・・・
では、最後に、77もの選挙数に埋もれてしまいそうですが、そーいうワケにはいかないので拾い上げておきますね。
【今週の「アレ」】
▼鹿児島県・南大隅町長選挙
2期目を目指す現職に、町の元企画観光局長と元衆院議員秘書が挑む選挙は、現職が2選を果たしました。
沖縄1区の国場幸之助氏の元秘書で、かつて沖縄県知事選でデマをまきまくった人が前回に続いて立候補してやがります。
この選挙、前回は「放射性廃棄物の最終処分場建設問題」が持ち上がる中で行われ、元秘書は「町民1人あたり30万円配るので、受け入れよう!」と、3人の候補のうち唯一の受け入れ容認を掲げ、得票率14.69%で断トツ最下位に沈みました。
4年後の今回は「自衛隊関連施設の誘致」が争点だそうで、次から次へ大きな問題が降ってくるなと思いますが、こーいう大きな課題こそ地方の小さな自治体に押しつけてきやがるんですよね、中央政府は。 反吐が出るわ。
そんな選挙ですが、元秘書は前回の落選後も町に留まり活動を続けていたようです。 町には現職と前の町長(3期務めて前回の選挙は出馬せず退任)による争いが延々と繰り広げられているようで、そんな変わらぬ構図に辟易した町民が元秘書支持にまわっているようで、2番手に位置し現職に迫るという声も出ていると報じられていました。
が、フタを開けてみれば得票率11.09%で供託金没収を免れるのがやっとで、投票率が上がったのに前回より票が獲れず、再び沈みました。
どうか、二度と浮かび上がるコトのないやうに・・・
以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます
「選挙結果振り返り」テーマ曲
ギターパンダ / 選挙に行ったけど
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