noteのつながりで救われた心 ~くんぱす先生~
noteを始めてまもなく1年半が経つ。
この心地良い場所を知って自分の心の置き所を見つけた。
その安堵とともにもうひとつありがたいことがある。
それは『専門職』の人と交流ができたこと。
学校の先生
看護師
公認心理士
ケアマネージャー
そして医師。
実生活で接することはあっても、ここnoteでオフタイムでそういった人の記事を読ませてもらったり、私がコメントを送ってそこで交流させてもらったりできることに感激している。
そのやりとりで得られた知見や気付きは私にとって得難い情報ばかり。
その関係性のひとりがくんぱす先生。
認知症の専門医である。
先生のことは、ふだんから記事を読ませてもらっているケアマネージャーのたいしさんつながりで知った。
以前くんぱす先生の無料相談に応募したことがある。
先生のこの記事を読んだからだ。
☟
ちょうど1年前、88才の母はアルツハイマー型認知症と診断をうけた。
それからは父への暴言や暴挙、
薬の服用を含めた管理不足、
薬が無いとかかりつけ医へ何度も通院や電話をかける、
デイサービスへの行き渋り、
私たち娘や孫、親戚までにかかる度重なる電話
家に居ながら「借りてる別家へ帰る」と荷物を持って出て行く、、
など坂を転がるように認知症の周辺症状による不具合が連発し始めた。
まず60年以上暮らし続けてきた父が音を上げたので、母の施設入所が具体策案として浮上した。
と言っても母は自分のことには『倹約』である。
私や姉や孫には惜しみなく使うが自分は後回し。
自分はさておきにしてここまできた。
その自分が費用がかかる施設に入るという現実を母にどう切り出して入所までこぎつければよいのか。
まっとうに言って母がそのまま承服するとは思えない。
おまけに父が
「もう母といるのがつらい」
「ちょっと注意したら暴言を吐かれる」
「ひどいことを言われて自分はなんのために生きてるのか分からなくなる」
と言ってるなんて母に言えるはずもないし、
言ったところで母はまともに聞かず受け流すに違いない。
実際にふたりがいるときに、母の面倒で極度に疲弊していた父が
「わしが施設入りたい」と口にしただけで
「何をいってるん 近所の体裁も悪いしそんな贅沢ありえへん」と
検討の余地すらもたない言葉を口にした。
どうしよう。。。。
父も限界が近かった。
閉鎖的に締め切ったリビングダイニングに二人が
顔を突き合わせて悶着している様子を想像し
私はあらぬことが起こらぬとも限らないと
ひとりで気をもんでいた。
【私も姉も母をどうスムーズに施設へ入れるか】
そのことで頭がいっぱいになった。
そんなときにくんぱす先生の無料相談を受けることになった。
☟
事情を伝えて相談したら先生は、
「母をごまかして入所させることより入れたその後のことを考えましょう」
と言った。
それまで私と姉はとにかく母がスムーズに施設に入れるきっかけに
ばかり着目していた。
父は前立腺がんを患った過去があることから「その再発で
入院の必要がでたから」と言おうか、、、?
でもそれだと父のせいで自分が施設に入ることになる。。
父が悪者になるかもしれない。
そんな話をしていたさなか
母の施設入所2週間前に父がもう無理と声を上げた。
「もうもたない」と。
急遽姉が1週間預かり
その後私が施設入るまで預かることになった。
母は『不満の塊』であった父から離れられて落ち着いたのか
その後は情緒が不安定になることなく次女と編み物をしたり塗り絵をしたり、一緒に買い物や料理をしたりして数日を穏やかに過ごした。
施設に入る前日に母に「明日は別のところへ行って泊まるからね」と言った。
穏やかな日々を過ごしたからなのか母はたいして抵抗もせず
「そうか、わかった」と言った。
ときどき思い出したかのように父のいる家に「帰らないと」とは言うが、
私が「帰りたいの」と聞くと「ほんまは帰りたくないよ」とはっきり言った。
「じゃあ別のところにしばらく泊まろうよ」と言うと
スムーズにうなずいた。
そうして翌日昼下がり、
お迎えの車にごねることなく
すんなり母は乗り込んだ。
心配していた周囲の人間も拍子抜けするほどスムーズな施設入所となった。
相談でくんぱす先生が言っていた意味がだんだんわかってきた。
施設に入ったらもう終わりなのか、、、、?
そうではない。
施設の母は実家にいないだけで施設に入ってからも
母との関係はつづくのだ。
入れるきっかけより入れた後の精神的なケアや状況を見守るほうが
大切なんだ。
スムーズに施設へ入ったからと言ってそれで終わりではない。
施設へ入って戸惑うであろう母とどう向き合っていくのか、
それが大事なのだ。
介護はいつまでか見えない。
だからこそ近視眼的な考えではなく長期的な見方が必要。
くんぱす先生はそこを教えてくれた。
姉に認知症の専門医に相談できて意見をもらったことを告げると
「専門の先生の助言をもらえるってほんとうにありがたいことだね」
と言った。
私も同じ気持ちだった。
認知症の検査をした大きな病院の医師も
母が薬をもらいに何度も電話や足を運んだかかりつけ医の医師も
私たち家族のちいさな不安を相談できる垣根の低さは感じられない。
でも家族は親に対しての不安は消えてなくなることはない。
今回幸運にも相談に乗れたことで
私たち家族と当事者である母との悩みの気持ちに寄り添ってくれて、
冷静になれる橋渡しをしてくれたくんぱす先生はとてもありがたかった。
noteでつながれたことに感謝でいっぱいです。
