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書くだけじゃダメ!? Obsidianで知的生産体制を築くための、私の試行錯誤 後編

前回の記事はこちらです。




知的生産への再挑戦!見直せない私が変わるための3つのアイデア


Obsidianを「最高のテキストエディタ」として活用する毎日。
その快適さに浸る一方で、「このままでいいのか?」という焦燥感が私の中にありました。
書いたものが、ただのデジタルな堆積物となっていくという、いつもの感覚。
「知的生産プラットフォーム化」という、私がObsidianに託した野心は、このままでは叶えられない。

そう気づいてから、私は

「なぜ、書いたものを(推敲という意味ではなく、振り返りという意味で)後で見直すことができないのか?」

という問いを自分自身に投げかけました。
それはおそらくは、ツールや機能の問題ではなく、私自身の「習慣」の問題ではないか。

そして、この悪癖を断ち切るために、私は3つの具体的なアイデアを考案しました。


1. 「書いたら終わり」の習慣を断ち切る:強制的な「見直し」タイムの導入


過去のツールで私が失敗し続けてきたのは、「見直す」という行為が常に「やろうと思えばいつでもできること」だったからです。
いつでもできることは、結局いつまでもやらない。
この負のサイクルを断ち切るには、強制的な習慣化しかありません。

そこで、デイリーノートに「週1回の見直しタイム」を組み込むのです。

例えば、毎週日曜日の午前中を「今週の振り返り」と「過去ノートの見直し」に充てる時間を、デイリーノートにチェックボックス形式で書き込むようにします。

ちなみに毎日の振り返りは、夜に翌日のデイリーノートを作成する際に自然と行なっています。
この習慣を週一で、広範囲の期間にわたって実施するというアイデアです。

  • 今週のデイリーノートをざっと見返す

  • 過去ノートをランダムに5つ見直す

  • 新しいアウトプット(note記事等)のアイデアにつながるヒントがないか探す

こうすることで、「いつかやろう」ではなく「今週の日曜日にやる」という具体的な行動目標に変わります。
見直す対象を「過去ノートをランダムに5つ」のように限定することで、膨大な情報に圧倒されることなく、気軽に取り組めるようになるはず。
この「強制的な見直しタイム」は、まさに未来の自分への約束なのです。

2. アイデア同士を意識的につなげる:ノートリンクの能動的な活用


Obsidianの最大の強みであるノートリンクを、これまで私はほとんど使っていませんでした。
その結果、せっかく書いたアイデア同士が孤立し、ただの点として存在していました。
この状況を打破するために、私はノートリンクを「受動的なつながり」から「能動的なつながり」へと進化させることにしました。

具体的には、新しいアイデアを書き留める際に、過去のノートとの関連性を意識してリンクを貼るようにしました。

  • 例1:読んだ本の感想と、仕事のアイデアをつなげる

    - あるビジネス書を読んだ感想ノートに、以前書いた「新しいマーケティング施策のアイデア」ノートへのリンクを貼る。

    - 「この本に書いてあった○○の概念、あのアイデアに応用できるんじゃないか?」という未来の自分へのヒントを残すのです。

  • 例2:プライベートなひらめきと、新しいアウトプットのアイデアをつなげる

    - 散歩中にふとひらめいた「現代社会における孤独」についての断片的なアイデアをデイリーノートに書き、同時に「ネタ帳」や「アイデアリスト」のノートへのリンクを貼る。

    - これにより、単なる思いつきが「記事のタネ」へと昇華する道筋ができます。

この習慣を続けることで、Obsidianのグラフビューは、孤立した点から、少しずつ線で結ばれたネットワークへと姿を変え始めます。
無関係だと思っていたアイデア同士が結びつき、新しい化学反応が生まれる瞬間の面白さは、まさに知的生産の醍醐味となるでしょう。
本来、Obsidianを使用する利点はここにあったはずです。

3. AIをブレストパートナーにする:知的生産の壁をAIと乗り越える


「AIと連携したい」という思いはあったものの、現状、Web検索の進化版程度にしか使えていません。
(人格を「アウラ様」に設定して遊んだりはしてますが。笑)



これは明らかにObsidianの機能というより、私自身のAI活用スキルの問題です。
この壁を乗り越えることこそが、私の知的生産を次の段階へと進める鍵だと気づきました。

そこで私は、AIを「アイデアの壁打ち相手」として活用するという、検索から一つ進んだ使い方をまずは目指すことにしました。


具体的な活用例は以下の通りです。

  1. アイデアの関連性を探してもらう

    - 溜まった複数のアイデアをAIに提示し、「これらのアイデアに共通するテーマはありますか?」「これらを結びつけて、新しいnote記事のタイトルや構成を考えてください」と問いかけます。

    - AIは膨大な知識の中から、私自身では気づけなかった意外な関連性を見つけ出してくれます。

  1. 文章の構成をサポートしてもらう

    - 「〇〇についてのnote記事を書きたい」という漠然としたアイデアをAIに伝え、「読者の心に響くような、魅力的な導入文のアイデアをいくつかください」と依頼します。

    - AIが生み出す多様な切り口の導入文を参考にすることで、書き出しのハードルがぐっと下がります。

このアプローチは、Obsidianのプラグイン「Surfing」を使い、アプリを移動することなくシームレスに行えるため、非常に効率的です。
AIは、私の代わりにではなく私とともにアイデアを探し、思考を整理してくれる強力なパートナーになりえるはず。
これにより、私一人では超えられなかった知的生産の壁を、AIと共に乗り越えることができるようになるでしょう。


実はこれらの3つのアプローチを始めてからまだ日は浅いです。
実験段階としてはまだ始まったばかりと言えます。

当然、まだ目立った成果は何もなく、手応えも曖昧としています。

ですが「書いたら終わり」だった私のObsidianは、「アイデアを育てる」ツールへと変わる予感がし始めています。

完璧な知的生産のプラットフォームへの道はまだまだ遠い、というよりはそんなものは存在しないでしょうが、一歩ずつその理想に近づいている実感があります。


終わりに:Obsidianは、「知的生産」をネタにして遊ぶ道具である!?


私のObsidianは、まだまだ「知的生産のプラットフォーム」にはなっていません。
ただの便利テキストエディタの段階です。
正直に言えば、これから先もずっとそうならない可能性も高い。
しかし、それでもいいのです。

こうなるといいな。
もっと面白い使い方はないかな。

そんな思いからいろいろと実験、試行、テストすること自体に意味があります。
Obsidianには素晴らしい柔軟性があるので、そういった試みをするだけ、考えるだけでも楽しいのです。

成果主義の方とは相容れない思想かも知れませんが、私の場合はそうなのだから仕方ない。

もしかしたらObsidianは、「知的生産」というスコア/スキルが得られる可能性の高い”おもしろ知育ゲームソフト”

なのかも知れません。


さて今回のこの試みがどうなったのか。
またご報告します。

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