書くだけじゃダメ!? Obsidianで知的生産体制を築くための、私の試行錯誤 前編
はじめに:私の野心はどこいった?
Obsidianを使い始めて、およそ2ヶ月が経ちました。
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Obsidianに対する率直な感想
それはずばり、
Obsidianは、私にとって最高のテキストエディタ
です。
動作はかなり軽いし、画面を自由に分割して複数のノートを同時に開ける機能は、一度使うともう手放せません。
画面内でWebサイトやAIを参照できるプラグイン「Surfing」も導入して、もうObsidian画面内でほぼ全ての作業が完結できる……とまではまだいきませんが、近づきつつあります。
(現時点ではまだまだSurfingの機能がブラウザには及ばないからです)
しかし、ふと頭をよぎることがあります。
「あれ、私がObsidianを導入した目的って、これだっけ?」
違います。
そう、私がObsidianを導入した本当の理由は、ただ便利なエディタが欲しかったからではありませんでした。
私には、明確な野心があったのです。
それは、日々生まれては消えていくアイデアを、Obsidianというプラットフォームに集約し、それらを結びつけることで新しい発想を生み出し、最終的には対価を生むコンテンツを生み出す、という知的生産のサイクルを確立することでした。
すなわち、「Obsidianの知的生産プラットフォーム化」です。
ですが、現状はどうかというと、書いたアイデアは確かにObsidianの中に保存されています。
ただ、それだけです。
ノート同士のリンク機能はほとんど使われていないし、グラフビューを覗いても、私のアイデアはそれぞれが孤立した星のように、何のつながりもなく漂っているだけでした。
これまでも、私はGoogleドキュメントやGoogle Keep、そして過去にはDynalistといった様々なツールを試してきました。
どのツールでも、記録することや執筆することは得意でした。
でも、なぜか過去の生産物を見直す気にはなれない。
書いたものがどんどん奥底に埋もれていくばかりでした。
そして、Obsidianを使い始めて2ヶ月が経った今、私はまた同じ壁にぶつかっていることに気づいたのです。
「書くのは得意。でも、見直すのが苦手」
さて一体私はどうしたらいいのでしょうか?
そんな面倒なことを考えないで、このままObsidianを便利エディタとして使い続けるという手もあります。
むしろ効率を考えればそのほうがいいかも知れません。
でもなんかそれ悔しい……
そろそろ一皮むけてもいい頃合いでは……
ということで、楽しい試行錯誤のお時間です(^^)
試すことに失敗はないので、がんがんいろいろテストしていきましょう。
このnote記事は、そんな私と同じように、Obsidianを導入したものの「なんか上手く使いこなせてないな」と感じている私自身と、ついでに(失礼)同じような思いを持つ方に向けて書きます。
私の「とりあえず便利」なObsidian活用術
理想の知的生産プラットフォームにはまだ到達できていない。
そうはいっても、Obsidianが私にとって手放せない存在になっていることは間違いありません。
なぜなら、そのままでも最高の「便利なテキストエディタ」として十二分に機能しているからです。
この章では、私がObsidianをどのように使って、日々の作業効率を上げているのか、具体的な活用術を3つのポイントに絞ってご紹介します。
1. 脳内をそのまま再現する「4分割画面」の威力
Obsidianの最大の魅力は、なんといってもその柔軟なレイアウトにあります。
複数のノートや機能を、一つのウィンドウ内に自由に配置できるのです。
私はこれを最大限に活用し、「4分割画面」という執筆スタイルにたどり着きました。
このレイアウトは、私の思考の流れをそのまま画面に再現するような感覚で、本当に驚くほど作業が捗ります。
具体的には、画面を左から順に以下のように配置しています。
左端:ファイルエクスプローラ
- ノートを探すというよりは、新しいノートを作成したり、フォルダをざっと確認したりする役割です。基本的に最小限のスペースしか使っていません。
左から2番目:デイリーノート
- その日の目標や予定、タスク、アイデアの断片などを書き留めています。
- 前日の夜、寝る前に明日の分を作成します。(そうするとよく眠れるという副次効果付き)
- それを朝一番に開きます。
- その日の行動を整理する「基地」のような存在です。
- 日中に何かひらめいたら、ここにサッと書き込むようにしています。
- テンプレート化して簡単に新規デイリーノートが作れるようにしています。
左から3番目:メイン執筆ウィンドウ
- この記事を書いているのもこのウィンドウです。
- ここが最も多くのスペースを占めています。
- 思考を整理し、文章を構築するためのメインステージです。
一番右:参考ウィンドウ(Surfingプラグイン)
- ここが私の作業効率を劇的に上げたキモです。
- コミュニティプラグイン**「Surfing」**を利用して、Obsidian内にAIチャットやWebサイトを表示させています。
- 例えば、メイン執筆ウィンドウで文章を書きながら、AIにアイデアの壁打ちをしたり、調べ物をしたり。これまではブラウザとObsidianを行ったり来たりしていましたが、このレイアウトにしてから、一つの画面で完結できるようになったのです。(ただし前述した通り、Webブラウザとしての機能はまだまだなので、Chormeなどのブラウザはまだまだ必須です)
この4分割画面のおかげで、思考の迷子になることが少なくなりました。
「調べる」「書く」「整理する」といった作業がシームレスにつながり、(私にしては)集中力を途切れさせることなく、スムーズに作業を進められています。
2. シンプル is ベスト! 基本的なマークダウンだけで十分
Obsidianには、非常に多くのプラグインや複雑な機能がありますが、私はほとんど使っていません。
というよりも、最も基本的なマークダウン機能だけで、十分にノートを整理できると感じています。
(というのは建前で、いろいろ覚えることを増やすのはメンドクサイからでもあります。汗)
私が使っているのは、主に以下の3つだけです。
見出し(#):ノートの階層構造を整理するのに使います。文章の骨子を作るアウトライナーとしても非常に便利です。
太字(**):重要なキーワードを強調するのに使います。
チェックボックス(- [ ]):タスク管理や、記事の構成案などをチェックリスト形式で整理するのに重宝しています。
これだけでもそこそこノートは読みやすくでき、後から推敲するときにも内容を素早く把握できます。
また、そのままnoteの投稿画面にコピペすれば、見出しや太字はそのまま反映されます。
(でもたまになぜか反映しないときもある……。謎です)
とにかく、複雑な装飾に時間をかけるよりも、まずは書くことに集中できる、Obsidianのシンプルな設計思想が私の性に合っているのかもしれません。
3. 動作の軽さと手軽な同期機能
これもObsidianを手放せない理由の一つです。
私のインテル入ってる系の古いiMacでも、どんなにノートの数が増えても動作が重くなることは今のところありません。
アプリケーションの起動も速く、ストレスなくすぐに書き始められます。
そして、私が使っているのは手動でのスマホ同期です。
ObsidianのモバイルアプリとPC版を併用し、同じフォルダを同期させています。
(やり方は今回は省略します)
移動中にスマホでひらめいたアイデアをサッと書き留め、帰宅後にPCでじっくりと清書する、といった使い方がシームレスにできるのは大きな魅力です。
このように、Obsidianはまだ私にとっての「知的生産プラットフォーム」にはなりきれていませんが、それでも最高の「便利なテキストエディタ」として、日々の作業を強力にサポートしてくれています。
しかし、この便利さに甘んじていてはいけない、という焦燥感もまた、私の中に確かにありました。
次の章では、この「便利さ」の先に待っている、真の知的生産の習慣を築くための挑戦について考えていきます。
ということで以下次号!
