【健康】『眠れなくなるほど面白い 脂質の話』守口徹🧈|読書感想文|モノカフェ編集部
基本情報

著者:守口徹(もりぐちとおる)
タイトル:眠れなくなるほど面白い 脂質の話
出版社:日本文芸社
発売日:2020/8/19
ページ数:131ページ
概要・あらすじ
健康でもダイエットでも気になる人が多い「脂質」。
ダイエットでも正しく取り入れることで、健康に痩せるための強い味方になってくれる栄養素。
そんな脂質の働きから、ダイエットへの活用法まで幅広く紹介した一冊。
感想・おすすめポイント
脂質には「油」と「脂」の2種類がある
脂肪酸は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に大別される
「オメガ3系脂肪酸」を摂ることが大切
本書は脂質の種類・働きや脂質に関する食事術、健康・ダイエットへの活用法などを解説した一冊。
そもそも脂質とは糖質やたんぱく質と並ぶ三大栄養素の一つで、生きるうえで摂らなければならない。
身体を動かすエネルギーになるほか、体内に約37兆個もある細胞の膜を作っている。
脂質には油と脂の2種類があり、どちらも「あぶら」だが、特徴や原料は異なると指摘しています。
本書によると、それぞれの特徴は以下の通りです。
油
特徴:常温で液体(主に植物性油脂)
具体例:サラダ油/ごま油/オリーブオイル/えごま油など
脂
特徴:常温で固体(主に動物性油脂)
具体例:牛脂(ヘット)/豚脂(ラード)/バターなど
こうした違いを生み出しているのが脂質の成分である脂肪酸で、脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別されるとも述べられています。
それぞれの特徴は以下の通りです。
飽和脂肪酸
特徴:常温で固体
分子構造:炭素間の二重結合がない
不飽和脂肪酸
特徴:常温で液体
分子構造:炭素間の二重結合がある
また不飽和脂肪酸は一価飽和脂肪酸と多価飽和脂肪酸に分けられ、それぞれの特徴は以下の通りです。
一価飽和脂肪酸
特徴① 炭素間の二重結合が1か所のみ
特徴② 体内で作れる
代表例:パルミトレイン酸/オレイン酸など
多価飽和脂肪酸
特徴①炭素間の二重結合が2か所以上
特徴②体内では作られない(必須脂肪酸)
代表例:リノール酸/α-リノレン酸/EPA(エイコサペンタエン酸)/DHA(ドコサヘキサエン酸)など
ちなみに本書にはそれぞれの脂肪酸について説明されており、日本人に不足しがちな脂肪酸も紹介されています。
身体作りの第一歩として推奨しているのが「オメガ3系脂肪酸」。
オメガ3系脂肪酸は多価飽和脂肪酸の一種で、人間の体内では作られない。
また生活習慣病やがん、うつ、認知症の予防・改善、アレルギー症状やドライアイの改善などに効果を期待できる。
ただ、現代の食事において摂取しにくいため、普段の食事から見直すことが大切だと述べられています。
全体を通して、脂質の種類や働きから丁寧に説明してくれるため、そもそも脂質とは何かから学べます。
脂質と聞くとダイエットなどに悪いイメージがありますが、脂質にはさまざまな種類があり、バランスよく摂取することが大切であることが分かります。
なお、本書には体脂肪がつくメカニズムやコレステロール、トランス脂肪酸、エクストラバージン、アレルギーにいい・悪い油、脂肪便などについても解説されています。
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