【健康】『眠れなくなるほど面白い 炭水化物の話』山田悟🍚|読書感想文|モノカフェ編集部
基本情報

著者:山田悟(やまださとる)
タイトル:眠れなくなるほど面白い 炭水化物の話
出版社:日本文芸社
発売日:2024/2/18
ページ数:128ページ
概要・あらすじ
炭水化物をテーマに、我慢せずに食べながら痩せる方法や、生活習慣病の予防に役に立つ知識などを解説。
すべてのカギは血糖値で、誰もが他人事ではない数値。
そこで炭水化物を食べながらでも血糖値を上げない具体的な食事法も紹介し、「GI値は気にするべき?」「おすすめの炭水化物は?」などの疑問にも回答。
どう工夫して炭水化物を食べればいいのかが分かる一冊。
感想・おすすめポイント
炭水化物=糖質ではない
糖質制限を成功させるコツは「糖質含有量の少ない食品をうまく取り入れること」
糖尿病に効果があるのはカロリー制限ではなく糖質制限
本書は炭水化物をテーマに、糖尿病専門医である著者が賢い食べ方や生活習慣病などを解説した一冊。
そもそも炭水化物とは「糖質+食物繊維(=糖質に食物繊維を足したもの)」で、炭水化物=糖質ではありません。
そのためかつて注目された炭水化物抜きダイエットでは糖質に加え、食物繊維まで抜いてしまうことになります。
食物繊維は糖質を摂取した際の血糖値の上昇を穏やかにする役目を果たすため、減らすべきなのは糖質のみと述べられています。
糖質制限を成功させるコツは、糖質含有量の少ない食品を日々のメニューにうまく取り入れること。
糖質量の少ない食品の具体例(一部)は以下の通りです。
イモ類
こんにゃく
豆類
大豆
枝豆など
野菜類
オクラ
かぶ
キャベツ
きゅうり
大根
たけのこ
玉ねぎ
トマト
ニラ
ねぎ
パプリカ
ピーマン
ほうれん草
レタスなど
果実類
アボカド
ココナッツなど
きのこ類
すべてOK
たとえばご飯などの主食を半分にする分、こんにゃくや大豆を使ったおかずを多めに食べることを推奨しています。
ただしどれも糖質を多く含む果実類は要注意で、果物好きは食べる量に気をつけるべきとも指摘しています。
炭水化物と関係するのが糖尿病で、糖尿病とはインスリン※1が十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気※2です。
※1:膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きを持つ
※2 参考:糖尿病情報センター
糖尿病は3つに大別されますが、全体の9割以上が「2型糖尿病」。2型糖尿病は遺伝的体質に加え、運動不足や肥満が原因で発症するタイプです。
日本では食事療法としてカロリー制限が推奨されていますが、現在は血管管理には糖質制限が最も有効とされているそうです。
要は高血糖の改善には糖質制限が効果的だと述べられており、糖質制限は糖尿病を予防するためにも大切だといえるでしょう。
全体を通して、そもそも炭水化物とは何かから分かりやすいうえに、炭水化物を抜くのではなく糖質を制限することの大切さなどを学べます。
また糖尿病などの生活習慣病との関わりが分かり、できるだけ病気にならないための知識も得られますね。
なお、本書には糖質を摂らない(摂りすぎる)とどうなるかをはじめ、健康診断では分からない食後高血糖や、お腹いっぱい食べても痩せる食事法なども解説されています。
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