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インディフィニト・ノート 48話

<前話までのあらすじ>

 安藤は真弓と別れてから入口付近で知らない男と肩がぶつかった。大きなトラブルにはならなかったので城田の所へ戻った。まるで起きる様子がない所へ女性の従業員が落とし物の確認の申し出があった。偶然にも落とし主であるミサが現れ、本人の物だと証明されて車で送る事に決まった。

 
1話は<1~5P>こちらから
47話は<231~235P>こちらから

         48話<236~240P>

 一次会が終わり、二次会のカラオケへの参加が主役二人を除いて全員参加となった事に不満を漏らしていた真弓だったが音信不通でなかった事に対しては気兼ねなく楽しめるというリアクションが返ってきて電話は終わった。携帯電話の通話を切ると代行運転手に発車を促して繁華街を進んで行く。

 繁華街から外れて人通りの少ない場所でコンビニが見えてくると別の代行運転の人とWブッキングしてるので、そのコンビニで仕事は終了と告げた。
 突然の事なので口論になりそうだったが運転手の左ポケットに札束が放り込まれており、ポケットがパンパンに膨らんでいるのが後部座席のミサからでも確認できた。

 もちろん日本で一番高い御札の色でなければ説明が付かない程、機嫌が良くなって「今回だけですよっ」と言ってコンビニへ停車して素直に降りた。コンビニの外にある喫煙所へと移動して一服し始める。顧客関係ではなくなったのでミサも目で追うのは止めにした。

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 運転も上手だったし不必要に話しかけてこない所も好感が持てたのでプライベートで終電を逃した時に度々電話で愚痴を聞かせて来る友人に教えておこうと思った。まぁ彼女の場合は逆にマシンガントークが止まらないだろうが聞き役としても有能だとは思った。

 10分以上待ったが新しい代行運転の人が現れる気配がない。電話も掛かってこない。不安になったミサは喫煙所を見るが、該当する男性の姿は無かった。コンビニの店内で買い物してるかもしれないと思った矢先に助手席に乗っていた安藤が運転席へ移動しシートベルトを閉めてエンジンを掛けた。

「代行運転の人はトラブルですか?」
「あぁ、来れなくなったとメールが届いた」
「課長は飲酒運転じゃないんですか?」
 最もな意見を聞くミサ。

「大丈夫、店員に言ってアルコールは抜きにしてもらってるんだ。見た目は御酒でねっ」
「そ、それって、どういう意味ですか?」

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「まっ良いから良いから。出発するからシートベルトを絞めてね」
 先程までの紳士な対応と違い、はぐらかしたりして強引な態度に嫌な予感がしたミサは後部座席のドアを開けようとするがロックが掛かっており、外に出る事は出来なかった。

 つまり動く密室の出来上がりだ。なので、仕方なくシートベルトを絞めて脱出するタイミングが来るのを待つことにした。急発進してタイヤがキュルキュルと音を立てて一般道へ出て高速道路へ入ると更に加速していく。安全運転とは真逆のモータースポーツ競技に参加しているような錯覚に捉われる
くらいに遅い車を右に左に追い抜いていった。

 追い越し車線でパッシングを繰り返す行動をしてたので前の車も関わりたくないのか減速して道を譲っていく。その様子を恍惚とした表情で眺めていた安藤。素人ながらにヤバイ空気を感じ取っていたミサだったが走行中に、邪魔をする気にはなれなかった。

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 ミサは、運転免許こそ無かったが父親の英才教育の影響で車漫画は一通り読んでいた。中でも頭〇字Dは毎年読み返す程読んでいた。走り屋の世界を描いているにも関わらず、豆腐屋の配達車(通称ハチロク)に乗った主人公が驚異のドライビングテクニックを披露して有名になっていく話だ。

 普段は冴えない主人公だが車を運転している時だけは別人になって凄まじい集中力を爆発させる。その人気は凄まじく、たまに街で見掛けた時はテン
ションが上がってしまう位にカッコイイ車なのだ。ちなみにミサは白黒のカラーリングから『パンダトレノ』と呼んでいる。

 見た目は、旧車だが中身はチューンアップされているのも魅力な作品である。ちなみにミサの父親のお気に入りは主人公の父親だ。地元の秋〇山の下りならシューマッハ(ドイツの元F1ドライバー)より速いと豪語している所を酔うと力説してくる。親子対決はあるのか未読の方は、是非読んでみて欲しい。

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 トランクで待機している神永は高速道路に乗るとは思っていなかったので眠くならないように左手で右手の小指をニギニギして処置しようとするも今まで嗅いだことのない匂いが突然充満してきて意識を保つ事が難しくなって眠りに落ちていた。

「今、何か音がした?」
「うん。何も聞こえなかったよ」
 私にだけ聞こえたとでも言うような安藤の返事に不満を抱いたミサ。
「そう。ところで安藤課長。私をどうするつもりですか?」

「とっておきの場所についてから、その話をしよう。良いね!」
「分かりました」
 反論を与えない安藤の話方に内心ムカついていたミサだったが高速道路を走行中の運転のミスは命取りになるのが目に目えていただけに、興奮させる行動だけは絶対に避けなければと言い聞かせていた。

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         48話<236~240P>  

49話は<241~245P>こちらから
1話は<1~5P>こちらから

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昌人っち(五十嵐 昌人) 父親(ドラクエマニア)から譲り受けた変速自転車(損傷)の部品交換代&おやつ代に当てたいと思います✨ あなたの応援が力になります! 

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