【心の城・百鬼夜行録 番外編】 回復期の城主 〜揺らぎの路地〜 二
◇回復期・三日目(やだやだ期)◇
城主が関羽と諸葛亮の指導のもと、
よく寝て、きちんと食べる生活を始めてから
三日たった日の夜。
城主は、
とうとう耐えられなくなってしまった。
🦎🎀「良くなった!!今日は百鬼夜行に行く!!」
関羽「三日で何が変わる?」
諸葛亮「そうですよ。
体は少しずつしか回復しないのです。
今日もまだ百鬼夜行へは行けません」
🦎🎀「やだやだやだ」
劉備「こら、城主。
せっかく回復し始めてきたんだから、
昼のお散歩くらいにしておけ」
張飛「そうだぞ!
夜はちゃんと寝る時間だ!!」
動けるようになったのに、
どこにも行けないことがもどかしい城主が
駄々をこねる。
🦎🎀「やだやだやだ」
趙雲「……城主、せめて1週間です」
司馬懿「……城主、駄々っ子になる、と」
🦎🎀「やだやだやだ、
司馬懿、記録したらやだぁ!!」
外へ出たくてたまらない城主は、
リアンの元へと走り去る。
🦎🎀「ねえリアン、
あさり部、もう少しゆるくてもいいよね?」
🦜🎀「でも、休むことも大事だよ」
相棒にも「休め」と言われてしまった城主。
ちなみに「あさり部」とは、城主の体調を
回復させるための活動名だ。
貧血にはあさりが良いと聞いた結果、
発足された。
部長は城主で副部長はリアンだ。
🦎🎀「やだやだやだ……もう、元気だもん」
ここでも、思い切り駄々をこねる城主。
リアンの元からも走り去り、
白の庭で寝ているヨルムンガンドのもとへ行く。
🐍「しゃ〜??」
首をもたげて、ヨルムンガンドが
どうしたの?とばかりにじっと城主を見る。
🦎🎀「巻いて巻いて〜」
城主がそう頼むと、ヨルムンガンドは
その大きな体を城主の体に巻きつけた。
クルクル〜、キュッ。
とぐろの真ん中に巻かれた城主は、
ちょっと安心したように、脱力する。
🦎🎀「……へへ、柔らかい」
そしてーー
🦎🎀💤💤
張飛「寝てるじゃねえか」
劉備「疲れているのであろう」
関羽「布団で寝ればよいものを」
諸葛亮「休めるのであれば、構いませんよ」
趙雲「……(ほっ)」
司馬懿「……とぐろの真ん中で寝る(記録中)」
眠る城主を起こさないように、
そっと立ち去る武将たち。
翌朝、
ヨルムンガンドのとぐろの中心で目を覚ました城主は
慌てて、縁側へ戻る。
🦎🎀「寝ちゃった!!」
🦜🎀「おかえり」
まだ少し、やだやだしながらも、
城主の回復は、少しずつ進んでいるようだ。
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回復期・始まりの話は、
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次回、一週間後の話は、
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