温故知新(99)アトランティス グイマーのピラミッド サーペント・マウンド アテネ マラケシュ 聖ミカエルの山 パレルモ ナスカ クサール・ヌアイラ ジェベル・イルード遺跡 ハドソン湾 サギノー湾 アルメンドレスのクロムレック 神津島 諏訪大社 クロマニョン人 縄文人
サーペント・マウンドとグイマーのピラミッド
グイマーのピラミッドは、大西洋にあるスペインのカナリア諸島テネリフェ島のグイマルに6基ある階段状の構造物です。ノルウェー人で人類学者、海洋生物学者、探検家のトール・ヘイエルダールは、カナリア諸島のピラミッドが、「古代エジプト文明と古代マヤ文明との間の時間的・地理的中継点である」と仮定しました。
グイマーのピラミッドとスカラ・ブレイを結ぶラインは、アテネと北アメリカのサーペント・マウンドを結ぶラインとほぼ直角に交差します(図1)。グイマーのピラミッドとアテネを結ぶラインの近くには、シラクサやマラケシュがあり、アテネとサーペント・マウンドを結ぶラインの近くには、聖ミカエルの山やスケリッグ・マイケルがあります(図1)。アテネは、アトランティスと関係があると推定されるマラケシュやシラクサとつながっているので、アトランティスの都市だったと推定されます。

ナスカとグイマーのピラミッド
パレルモと階段ピラミッドがあるナスカの近くにあるカワチ遺跡を結ぶラインはグイマーのピラミッドの近くを通ります(図2)。このラインは、エーゲ文明とアンデス文明とのつながりを示していると推定されます。

アトランティスとグイマーのピラミッド
グイマーのピラミッドとジブラルタルの岩(ヘラクレスの柱)を結ぶラインは、クサール・ヌアイラとハドソン湾を結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインの比較的近くにジェベル・イルード遺跡(Grotte ighoud)があります(図3)。

グイマーのピラミッドとアルメンドレスのクロムレックを結ぶラインは、クサール・ヌアイラとサギノー湾を結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインの比較的近くにジェベル・イルード遺跡があります(図4)。

アトランティスと関係があると推定されるクサール・ヌアイラは、ハドソン湾やサギノー湾とつながっていることから、12,800年前のヤンガードリアス彗星の破片の衝突と関係付けられていると推定されます。また、グイマーのピラミッドは、ヘラクレスの柱やアルメンドレスのクロムレックともつながっていることから、アトランティスと関係があると推定されます。
神津島とグイマーのピラミッド
クサール・ヌアイラと忌部氏ゆかりの神津島(東京都神津島村)を結ぶラインは、神津島と石川県輪島市の権現岩(トトロ岩)を結ぶラインとほぼ重なりますが、グイマーのピラミッドと、神津島を結ぶラインは、ストーンヘンジ、能登のゴジラ岩(石川県珠洲市)、見附島(珠洲市)、諏訪大社 上社 本宮(諏訪市)の近くを通ります(図5、6)。忌部氏が建てたとされる安房神社(千葉県館山市)は、クサール・ヌアイラや、ジェベル・イルード遺跡ともつながっているので、このラインは、アトランティスと忌部氏の関係を示していると思われます。


グイマーの階段状構造物の中には、長辺が夏至と冬至を示すものがあることが示されていますが、考古学的調査の結果、ピラミッドそのものは、19世紀以前のものではありえないことが示されています(Wikipedia:グイマーのピラミッド )。
カナリア諸島には、洞窟神殿があり、古代のカレンダーとして使われていたようです。洞窟内から発見された土器類を分析した結果、居住の開始が紀元前6世紀にまで遡ることが判っています。14世紀にカスティーリャ王国の侵攻を受けるまで、カナリア諸島の人々は比較的孤立した存在だったので、グイマーのピラミッドは、先住民族であるグアンチェ族によって、19世紀頃まで増築されていたのかもしれません。
大プリニウスとストラボンの地理誌においてカナリア諸島は至福者の島として言及があります。「至福者の島」は、2世紀のプトレマイオスの時代には世界の最西端と考えられ、仏教の浄土信仰に比されることもあるようです。マラケシュがベルベル語で「神の国」を意味することと、神津島の名前は関係があるかもしれません。
グアンチェ族と縄文人
2017年に初めて行われたゲノムワイド関連解析により、グアンチェ族は北アフリカ系の起源を持ち、父系のY染色体ハプログループはE系統が多く、アフリカ大陸北部のベルベル人に最も近似していることが判明しています。したがって、グアンチェ族の男性は、縄文人とはY染色体の系統が異なります。彼らは紀元前1000年頃以降にカナリア諸島へ移住してきたものと考えられています。
エル・イエロ島ではMoneibaという女神が尊ばれ、他の島では、太陽、月、大地、星といったものを崇拝していました。カナリア諸島で発見された代表的な偶像としては、Taraの偶像やグアティマクがありますが、縄文土器と似たような雰囲気があります。グアンチェ族には祭司ないしシャーマンにあたるものがあり、神々の声を聞くことの出来る存在として聖職者階級に位置づけられていました。
Pereira et al. 2010の研究では、母系ハプログループU6の起源について、グアンチェ族の特徴をもつとし、ハプログループU6は後期旧石器時代にクロマニョン人ないしその近縁の人類によって近東より北アフリカへ持ち込まれたと考えられ、この集団がイベロマウル文化を築いたものと推測されています(Wikipedia:グアンチェ族)。
ジェベル・イルード遺跡のホモ・サピエンスは、クロマニョン人や縄文人と関係があると推定され、クロマニョン人はアトランティスとも関係があると推定されることから、グアンチェ族の女性はアトランティス人の遺伝子を持っていると思われます。シャーマンの彼女らが、19世紀頃まで、レイラインの指標としてグイマーのピラミッドを増築させたのかもしれません。
