前提がズレるとき|#02合わないのではなく、レイヤーを探り合っているだけかもしれない
コーチを選んでいるつもりだった。
でも、相手もまた
出力の層を設計しているのかもしれない。
構造から話すか、行動レイヤーで収めるか。
短時間の中で、静かな探り合いが起きている。
1|体制変更の話から、コーチのことを思い出した
職場の上司が
別の役割を兼務するかもしれない、
という話が出た。
体制が変わる可能性があるらしい。
その話を考えていたとき、
なぜか卓球のコーチのことを思い出した。
人気のコーチがいる。
「あなたのプロセスは?」
「そうなのね、ではそれをしてみましょう」
それだけだと聞いた。
2|プロセス型コーチへの違和感
最初は、合わないのではないかと思った。
私が求めているのは、
プロセスの前にある確認だからだ。
目的は何か。
その練習はそこに直結しているか。
優先順位として妥当か。
そこを飛ばして進むのは、
限られた時間の中では、少し怖い。
話がどこまで通じるか分からない。
前提の層に入れないまま終わるかもしれない。
3|最短で最善を求めるなら、前提から整えたい
前提を整理できるコーチはすでにいる。
私はそこで構造レベルの確認を済ませている。
だから、行動レイヤー中心のコーチに
違和感を覚えたのだと思っていた。
でも、少し視点をずらしてみた。
4|依頼の層を分けていたのは、私だけではない
私は相手に合わせて、依頼の層を分けている。
構造を扱う人。
行動を磨く人。
再現性を高める人。
けれど、コーチ側もまた
出力のレイヤーを設計しているのではないか。
構造から入るか。
行動レイヤーに留めるか。
短時間の中で、
満足度を最大化する出力を選んでいる可能性がある。
初見の客ならなおさら、
深く潜るより、分かりやすい行動レイヤーで応える。
それは合理的だ。
5|初見の客には、行動レイヤーで応える理由
所見の相手にいきなり構造の話をしても、
噛み合わないことがある。
深く掘るには、
相手がどこまで考えているかを知る必要がある。
コーチも、
「この人はどこまで話せるか」を探っているのかもしれない。
私は、合わないと判断する前に、
まだ探り合いの段階で止めている可能性がある。
6|深い話には、時間と信頼がいる
構造レベルの話は、
いきなりは始まらない。
どこまで話せるか。
どこまで共有できるか。
そこには少し時間がいる。
こちらとしても、
いきなり前提から話して対応してもらえるかは分からない。
でも、それは「無理」ではなく、
「まだ試していない」だけかもしれない。
7|試してみる、という選択肢
合うかどうかを判断する前に、
一度だけ、構造レイヤーの話を持ちかけてみる。
どう返ってくるかを見る。
行動だけを求められているなら、その通りにする。
構造に入れるなら、そこから始める。
レイヤーは固定ではなく、
その場で交渉されているのかもしれない。
体制が変わるという話を聞いて、
役割の層が揺れることを考えた。
誰が構造を握るのか。
誰が行動を回すのか。
コーチの話は、
その小さな予行演習のようにも思える。

▼このnoteについて
仕事や卓球、日常の違和感の中にある
「判断の瞬間」を分けて考えています。
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