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違和感から考える|#02全部やらない、と決めた仕事の話

頼まれれば、できてしまう。
だから引き受けてきた。

今日は、少し具体的な仕事の話。
テーマは、いかにチームを成長させるか、ということ。

でもそれは、本当にチームのためだったのか。
少し立ち止まって、前提を切り替えた話。


1|「これ、お願いできますか?」から始まる構造

「これ、お願いできますか?」
AIや自動化の話をしていると、
最初に出てくるのは、だいたいこれだ。

「これ、お願いできますか?」

忙しいし、よくわからないし、
考える余裕がないのも、正直わかる。

だから以前は、
そのまま引き受けてしまうことも多かった。

でも、このやり方は、
一時的には回るけれど、
長くは続かない。

2|任される側が、先に詰む

全部を引き受けると、
改善は進む。

その一方で、
任される側だけが、どんどん詰んでいく。

問い合わせも、修正も、仕様変更も、
自然とその人に集まる。

その人が止まった瞬間に、
全部が止まる構造になる。

チームとして考えると、
それは、あまりにも脆い。

会社として見ても、
リスク回避できているとは言えない。
属人的すぎる構造だ。

個人的には、
経験値が増えるという意味では
ありがたい機会でもあった。

ただ、
今後の業務効率を考えると、
この形を続けるべきではないと判断した。

3|前提を切り替えた

だから最近は、
少しだけ、立ち位置を変えた。

ここからは、
どう進めるかを考える前提に切り替えた。

「全部やっておきますね」ではなく、
自分でできるように、サポートします。
そう伝えるようにした。

最初は、少し勇気がいる。
断っているように聞こえないか、と迷いもある。

でも、目的は拒否ではない。
構造を変えることだ。

4|まずは、動かすところから

とはいえ、
いきなりゼロから作るのは、
ハードルが高い人もいる。

そういう場合は、
すでにこちらで作っていたものを、
自分の環境で動かしてもらうところから始めた。

元々、横展開できるように設計していたので、
最低限の調整だけで動かせる。

フォローは、
1時間のMTGと、
何回かのチャットで済んだ。

苦手意識が強いのにも関わらず、
ちゃんと手を動かして、
自分の環境に落とし込んでくれた。

ありがたいことだと思っている。

5|一緒に決める、という進め方

やりたい内容を挙げてもらい、
内容やレベル、重要度を見ながら、
どれから対応するかを、一緒に決める。

その後も、
やり方を渡すというより、
考えるところから一緒に進める。

次からは、
自分でも進められるようにするためだ。

少し遠回りに見えても、
判断の軸を共有しておくほうが、
あとで効いてくる。

6|簡単ではないが、健全な運用のために

もちろん、簡単ではない。

興味の程度も違うし、
理解のスピードも揃っていない。
実施内容も個人差がある。

極力、汎用的になるよう
組み立ては考えているが、
一筋縄ではいかないだろう。

それでも、
AI活用や自動化の展開が
少し鈍化したとしても、

属人的すぎるリスクを抱え続けるよりは、
健全な方法だと思っている。

全部やることは、
一見、優しさに見える。

でも、
チームを育てる前提に立つなら、
やらないと決めることも、
仕事の一部なのだと思っている。


 

▼このnoteについて 
仕事や卓球、日常の違和感の中にある
「判断の瞬間」を分けて考えています。

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