MVP ARCHIVE | APOLLO SPECIAL 01 : The Space Race Begins

宇宙開発競争の始まり
宇宙時代の幕開け
第二次世界大戦後、 世界はアメリカとソ連を中心とした冷戦時代へ入った。
両国は軍事力だけでなく、 科学技術や宇宙開発でも競い合うようになる。
この競争は、 後に 「 宇宙開発競争( Space Race )」 と呼ばれた。
ロケット技術の発展
宇宙開発の始まりは、 宇宙そのものを目指したことではなかった。
長距離弾道ミサイル( ICBM )の開発によって、 大型ロケット技術が急速に発展したのである。
その技術は、 人工衛星や宇宙船を打ち上げる能力にもつながっていった。
同じロケットは、 軍事と宇宙開発という二つの目的を持つ技術でもあった。
スプートニク・ショック
1957年、 ソ連は世界初の人工衛星 スプートニク1号の打ち上げに成功した。
人類は初めて、 人工物を地球の軌道へ送り込んだ。
この成功は世界に衝撃を与え、 特にアメリカでは 「 宇宙開発で先を越された 」 という強い危機感を生んだ。
これがスプートニク・ショックである。
人類、初めて宇宙へ
1961年、 ソ連の 「 ユーリ・ガガーリン 」 は、ボストーク1号に搭乗し、 世界初の有人宇宙飛行を成功させた。
人類は初めて地球を周回し、 宇宙から地球を見た。
この成功によって、 宇宙開発競争はさらに激しさを増していく。
月を目指すという決断
同じ1961年、 アメリカ大統領 ジョン・F・ケネディは、
「 10年以内に人類を月へ送り、 安全に帰還させる 」
という国家目標を掲げた。
これは、 宇宙開発競争の方向を 「 誰が最初に宇宙へ行くか 」から、 「 誰が最初に月へ到達するか 」へ大きく変える宣言だった。
Apolloへの道
その後、 マーキュリー計画。ジェミニ計画。数多くの実験と訓練。
そして、 人類初の月面着陸を目指す アポロ計画が始動する。
アポロは突然始まった計画ではない。
宇宙開発競争の積み重ねの中から生まれた、 壮大な挑戦だった。
Legacy
宇宙開発競争は、 国家間の競争という側面を持ちながらも、 人類の科学技術を大きく前進させた。
人工衛星。有人宇宙飛行。月探査。
その一歩一歩が、 今日の宇宙開発へとつながっている。
そしてアポロ計画は、 その競争の中で生まれた、 人類史上最大級の挑戦の一つとなった。
