なぜ人は迷って止まるのか―断絶点③:不確実性断絶―
今、私は
三層思考モデルの先に
否応なく存在する現象
その停止地点
〝断絶点〟を観察している。
それでは本題へー
意味はある。
負荷にも耐えている。
それでも、人は迷って止まる。
例えば、こんな場面である。
・この仕事をこのまま続けていいのか
・この副業をこのまま続けるべきなのか
・この方向でこのまま努力し続けて大丈夫なのか
頑張っている。
努力もしている。
それでも、ある瞬間から
前に進めなくなる。
このときに起きているのが
《不確実性断絶》である。
人は「分からない」と止まる
不確実性断絶とは、
未来が読めなくなったときに起きる断絶である。
人はよく
意志が弱い
覚悟が足りない
と言われる。
しかし実際には、違う。
多くの場合、人は
未来が分からないから止まる。
例えば
・この努力は将来につながるのか
・この方向に時間を使い続けて大丈夫なのか
・この選択は将来に向かって正しいのか
これが見えなくなると、
思考の接続が途切れる。
すると行動も止まる。
これが
不確実性断絶である。
行動が止まる三つの断絶点
ここまでの記事では、
人の行動が止まる場所を
〝断絶点〟として整理してきた。
断絶点は大きく三つある。
① 意味断絶 ▼
行動の意味が見えなくなったとき、
人は止まる。
② 負荷断絶 ▼
意味があっても、
行動の負荷が重すぎると人は止まる。
③ 不確実性断絶
意味もある。
負荷にも耐えている。
それでも、
未来が分からないと人は止まる。
この三つは順番に現れる
多くの場合、この断絶は
次の順序で現れる。
意味あるのか?
↓
疲れる・面倒
↓
本当にこの方向で合っているのか?
仕事でも、副業でも、勉強でも、
ほぼこの流れになる。
最初は
意味の問題で止まる。
次に
負荷の問題で止まる。
それを越えると、最後に現れるのが
不確実性である。
つまり人が迷う場所は、
実はかなり構造的に決まっている。
人生の方向で起きる不確実性
不確実性断絶は、特に
人生の方向性で強く現れる。
例えば
・受験
・仕事
・副業
・恋愛
・結婚
・新しい挑戦
最初は希望がある。
意味もある。
努力もできる。
しかし続けていくうちに、
ある問いが現れる。
この方向で本当にいいのか。
成功する保証はない。
正解も見えない。
この状態が続くと、
人は立ち止まる。
これが
不確実性断絶である。
思考は接続によって続いている
三層思考モデルでは、
思考は接続によって続いている。
意味があり、
負荷にも耐え、
未来への接続もある。
この三つが揃っているとき、
人の行動は続く。
しかしどこかで接続が切れる。
意味が切れる。
負荷に押し戻される。
未来が見えなくなる。
その場所に現れるのが
断絶点である。
人が止まる理由
人が止まるとき、
人は理由を探す。
意志が弱いのかもしれない。
努力が足りないのかもしれない。
しかし実際には、
そこにあるのは
断絶点なのかもしれない。
意味が途切れる場所。
負荷に押し戻される場所。
未来が見えなくなる場所。
人はそこで迷い、
ーそして立ち止まる。
【まとめ】思考が止まる構造《断絶点》を整理した記事はこちら ▼
三層思考モデルは、完成した理論ではない。
思考を観察するための進行中のモデルである。
▼三層思考モデルの全体構造《完全目次》
思考が動き出し(あるいは思考を鍛え)
現実に結び付ける構造を説明している。
だが、
そこに接続した行動が続くとは限らない。
思考は動く。
しかし人は途中で止まる。
そして思考は、
また別の接続を探し始める。
その過程を、
共に見届けてほしい。
