ビジネス・エッセイ・フード・小説!創作大賞応募作品の感想を書いてみた
創作大賞の応募作品には、小説の他にもビジネス系からエッセイまでさまざま。今回は、目を通した作品の中で紹介したいものをピックアップさせていただきました。
※今日は、ライター仲間の紹介多めです。「忖度じゃないか!!」って突っ込まないでくださいね!
①祖母のご指名/ミーミーさん
今朝公開されたエッセイです。エッセイ部門応募作品となります。
目を通すなり、この作品は絶対に紹介したいと思い、早起きした5:49の今……感想を書かせていただきました。
家族の死に触れた上で、生きるとは何だろうと考えさせられるお話です。
身内の死や不幸な話を取り上げる時、私の場合はつい暗いテイストになったり、お涙頂戴みたいな書き方を狙いがちなのですが(もちろん、それが悪い訳ではないですよ!)
こちらの作品は、辛いことも悲しいことも全部乗り越えた上で、その先にある「彼女なりの素敵」について、優しくてあたたかな視点で書かれている気がしました。
辛い話のはずなのに、心がほぐれていくのも不思議で。ミーミーさん、大変だったんだろうなぁ。そう思いを馳せつつも、それだけで終わらせない凄みというか。
悲しいエピソードを読んでいたはずなのに。私も笑って、楽しく生きようって感じられたのです。そして、そのことに気づかせてくれたミーミーさんに、ありがとうと伝えたくなります。
ミーミーさんのエッセイは、不思議な読了感を覚えます。決して長い文章ではないのに、乗り越えてきた悲しみの深さが想像以上なのだろうというのはきちんと感じられるのに。
一文に込められた想いは深い……のに、読んでいて辛くならないの。
最後の一文にも魅せられたというか。「えっ、まさかここにこれが来るのか!」という気づきがありました。私の場合、冒頭か序盤に書いてしまうかもしれない。けれど、あえて最後の一文にすることで、その文章に込められた気持ちへの強さをひしひしと感じました。
で、この一文を最後にして「文章を最後まで書き上げる」って難しい技術だよなぁ……。自分も文章を色々書いているからこその気づきというか。難しい技術が、さらっと随所に散りばめられていて。でも、その難しさを難しく感じさせないところに、改めて彼女の凄みを感じました。
最後の一文が、一体どんな言葉なのか。ぜひこの目で確かめてください。
辛い内容の「はず」なシーンも、一文読むたびに、ミーミーさんに「笑っていてね」って、優しく肩をポンと叩いてもらえるような。
で、その瞬間に後ろを振り返ったら、ミーミーさんはにっこり笑っているんじゃないかなって思えるというか。
でも、その上で大切と感じたことも重みはあるのに、軽やかな文体というか。
ちょっと私も、何を言ってるのかわからなくなってきたけど。色んな感情が芽生えるんです、ミーミーさんのエッセイって。
で、その凄みをどう表現したらいいかというと……素敵なエッセイでした。ごめんなさい。ライターなのに、こんな感想しか書けなくて。では、何がどう素敵なのか。素晴らしいのか。読む人によって違う感情が芽生えると思うんだよなぁ。ぜひエッセイを読んでみて欲しいです。
②在宅ワーク初心者がハマりやすい“地雷案件”の特徴と回避法【実体験つき】/ばんびさん
ビジネス部門応募作品です。ばんびさんはライター仲間で、数年前に実はオフ会でお会いしたことがあります。
フリーランス系の記事では、キラキラした成功体験を紹介するものが多いです。そんな中、彼女はあえて「地雷案件」にフォーカス。しかも、その地雷の格が違います。
謎に厳しすぎるフィードバック
膨大なマニュアル60ページ(読めない)
有料講座へ誘われる
ZOOM面談でセクハラ
記事内では、彼女が想定する「地雷案件」の定義についても触れられています。
大量マニュアル+意味不明フィードバック
印刷したらA4サイズで60枚ありました。最初はなにもわからなかったので、漢字のひらきとか全角半角ルール、レギュレーションなど全部覚えなきゃいけないのか……と冷や汗かきました。
60枚って、もはや長編小説です。凄いドラマです。というか、ドラマ化したら絶対に観ます。
その時は、オフ会で出会う「地雷案件に捕まるフリーライターの謎の男役」で、ぜひ藤原竜也さんにお願いしたいです。
そして、地雷案件と出会う度に
「どおして、文字単価0.1円なんだよおおおお!」「どおして、マニュアル460ページもあるんだよぉぉぉ!俺はChatGPTじゃねぇんだよぉぉ!」
……って叫んで欲しい。
他にもいくつかの地雷エピソードがあり、いずれも私の想像を遥かに超えていました。私なら辞めてたかもしれません。頑張り屋で、強い方だと思いました。
それにしてもばんびさん、よく頑張りましたし、乗り越えました……。
実はこの業界、ネガティブなネタを書くのが難しい部分もしばしば。クライアントさんに、「私も何か書かれるのでは?」と思われる可能性もあるからです。けれど、同じ轍を踏まないで欲しいという思いもありつつ……。何も出来ずに、地団駄を踏んでしまったことは一度二度ではありません。
だからこそ、この告発……いや。記事を公開する度胸に心が震えました。それはきっと、彼女に勇気と、同じ失敗をして欲しくないという想いがあったからこそ。
この記事には、ばんびさんの血と涙と汗の結晶が所狭しと書かれています。この記事によって、地雷案件が減るのであれば、彼女は「令和のジャンヌダルク(フリーライター編)」になれるのかもしれません。
未経験からライターやフリーランスを目指している方、必見です。
③15年間ずっと変わらないけど、滅多に言わない君への想いを伝えます/マイトンさん
エッセイ部門応募作品です。
マイトンさんは、モノカキングタムの優勝者。メンバーシップの運営でも成功を収めています。
京大薬博士卒のマイトンが、noteを誰よりも楽しむ為に、創作と収益を本気で分析・解釈しています(現在進行形)。
記事では、その一端を分かりやすく、ちょうどいい温度感で共有します。 さらに裏側まで全部知りたがりなあなたには、オンライン面談で個別にしっかりサポートします。
さらに、記事紹介を通してあなたの活動をしっかりフォローし、noteフォロワー1500人、Xフォロワー800人のマイトンが丁寧に紹介、拡散します。
最近では、100円記事を10個購入して、攻略有料記事「【有料note徹底分析】100円記事100個買ってみた!」を100円で販売しています。
もっと高く売れそうです。100記事読み終えるって凄い労力です。100記事を100円買ってるって、10000円じゃないですか。
クレジットカードって、何回も使い続けると情報が抜き取られたと間違えられて、止められるって聞いたことがあります。大丈夫でしょうか。それともpaypayで支払ったのでしょうか。作品を書くために投資し、労力も使っていますね。noteへの情熱が半端ないです。
まだ私は購入していませんが、内容がとても濃そうです。
そんな彼が紡ぐ「奥様との結婚エピソード」は、何度見ても泣けます。本当に、攻略記事を書いている人と同一人物なのでしょうか。それにしても、構成や見せ方が上手いです。人の心を掴み、泣かせるプロです。婚活時代に会ってなくてよかったです。彼と出会っていたら、今頃貢いでました。
登場するイラストも素敵です。絵も描けるなんて。おまけに京大卒。家族大好き。ショートショートも、小説も書けてしまう。
天は彼に4物も5物も与えてしまったようです。
みなさんも、ハンカチを片手にぜひこちらのエッセイを読んでみてください。これだけ「泣いちゃうよ?」と煽っておきながら、泣けなかったらごめんなさい。
④子どもが「死」について考えたとき親はどう受け止めるべきか/おおしまはなさん
エッセイ部門応募作品です。おおしまはなさんは、私のライター仲間の1人です。時々、ちょいちょい本当にどうでもいいネタを彼女にメールしちゃうのですが、いつも温かく受け止めてくれます。
おおしまさんのエッセイは、子どものいる私からするとハッとするお話でした。
「死ぬのが怖い。お母さんも死んでほしくないよ」
言葉にしたことで不安になったのか、また涙を浮かべて落とし始めた。
そして、お子さまの言葉にはなさんが返した言葉がとてもよくて。どんな言葉をかけられたのか。ぜひ、エッセイを読んでみて欲しいです。
私ももし、子どもがいつか話せるようになり、同じようなことを言われたら、はなさんみたいな返し方が出来たらいいなと思えました。ほっこりしつつも、生と死について考えさせられるエッセイでした。
はなさんは、大晦日の紅白歌合戦のB’zに心奪われたエッセイもめちゃくちゃ良かったです。
確か、注目記事に選ばれていたはず?(違ったらごめんなさい)
私もB’zで感動していたので、こちらのエッセイを読み直しつつ、そうそうB’zは最高なのよぉーって呟いていました。
⑤薬師見習いレオナ、世界最強の恋をする/結城奏 さん
↑作者、結城さんのサイトマップになります。
ファンタジー小説部門応募作品です。お仕事への憧れ、理想。家族への愛などなど。主人公が葛藤を描くまでの描写が丁寧なので、異世界なのにリアリティがあります。
ストーリーは、旧大臣家の末娘レオナが風の国唯一の薬師見習いとして、街の治療所で働き始めるというお話です。
レオナは見た目の幼さにコンプレックスを抱えつつも、心の優しい子。コンプレックスを抱えていると、他の人の「その部分」が気になってしまうこともしばしば。幼い頃に両親を亡くしたユウの見た目が気になってしまうなど、その辺りの心理描写も丁寧に書かれています。
そんな彼女に予期せぬ出来事が訪れてしまうなど、ドキドキハラハラな展開も起きたり。そんな中でも、ずっと夫婦仲睦まじい両親のことが好きな主人公だったり……。
時には、理不尽な目に遭いそうになったり。はっと考えさせられるシーンもあります。ファンタジー要素の中に潜む、家族のさまざまな形を感じました。
戦争のエピソードや、他にも現実の世界と繋がるようなエピソードがあり、ファンタジーをファンタジーで終わらせない凄みのようなものを、ひしひしと感じました。
どんな時も、愛と優しさに溢れたレオナが愛らしくて愛らしくて。そんな彼女の幸せを、末長く見守りたくなるようなストーリーでした。
⑥紅茶を旅する105分〜3つのスコーンを添えて〜/こじらせアラサーOLリィさん
フード部門応募作品です。
こちらは、「ムレスナティー東京店」という、東京にある紅茶飲み放題のお店に行った時の体験記風エッセイです。
1時間45分の間、100種類以上用意されたフレーバーティーの中から、その時おすすめのものをスタッフの方が一杯一杯注いでくれるのだ。
おすすめの紅茶が飲めるって、素敵!
オシャレな写真がたくさん紹介されていて、見ているだけで「東京オシャレ女子」になれた気持ちになります。親切だなぁと思ったのは、「ペンでチェックを入れていく」の写真もしっかり撮っている点でしょうか。紅茶のネーミングも面白いです。
お土産に購入した茶葉(ティーバッグ)の側面に書かれた「ポエム」にもしっかりつっこんでいるあたり、芸が細かいです。このあたりのテクニックは、私も今後しれっと真似するかもしれません。
細かいところも、丁寧に紹介しているので、読んでいくうちに「紅茶飲み放題擬似体験」を楽しめます。
リィさんは、エッセイの中でお母様に紅茶のお土産を母の日のプレゼントとして購入するのですが、紅茶を「お紅茶」と表記するところに、育ちの良さといいますか……お嬢様の香りをひしひしと感じました。
【完】
