【助産実習】実習担当助産師が「この子は伸びる」と感じる学生の特徴
実習担当をしていると、「この子は伸びるだろうな」
と感じる学生さんがいます🔍
でも、その学生さんたちは 必ずしも「知識が豊富な学生さん」や、「技術が上手な学生さん」ではありません。
むしろ、最初は要領が悪かったり、不器用だったり、緊張で思うように動けなかったりする学生さんの中にも、実習の後半でぐんぐん成長する人がいます💡
私自身、新人時代はかなり要領が悪いタイプで…インシデントを1日に3件起こしたこともありますし、多重課題も苦手でした🌀
だからこそ実習では、「今できるかどうか」よりも、「これから成長できるかどうか」の視点で見るようにしています。
今日は、実習担当として感じる「伸びる学生さんの特徴」についてお話ししたいと思います🫶
① 教わったことに反応がある
ある学生さんと、分娩が遷延している事例について一緒に振り返りをしたことがありました。
振り返りの中で関連する書籍の話になり、私が参考にしている書籍を紹介しました。
すると数日後、その学生さんが「紹介していただいた本を読みました」
と声をかけてくれたんです。
そして、
「この部分が学びにつながりました」
「実習で担当した事例とつながりました」
と、自分なりの感想まで話してくれました。
正直、とても嬉しかったです。
本を読んだから偉いという話ではありません。
教わったことに対して反応を返してくれる。
そこに「学びたい」という気持ちが見えるんです。
実習では「教わり上手な学生さん」は伸びると思っています。
そして、この力は新人助産師になってからもとても大切です。
先輩からのアドバイスに反応がある人は、自然と周囲との関係も良くなります。
可愛がられるという言葉が適切かは分かりませんが、「この子の力になりたい」と思ってもらえる機会は確実に増えると思います。
② 完璧な質問より、考えていることを伝えられる
学生さんからよく聞く悩みのひとつが、
「何を質問したらいいか分かりません」というものです。
私は、それで良いと思っています!!
なぜなら実習では、
「分からないことが分からない🌀」
状態になるのが当たり前だからです。私自身も学生時代はそうでした。
ただ、指導する側からすると困ることがあります。
それは、何も発信がない状態です。
学生さんは一生懸命考えている。
でも何を考えているのか分からない。
困っているのか、理解できているのかも分からない。
そんな状況になることがあります。
だから私は、完璧な質問をする必要はないと思っています。
それよりも、
「ここまでは考えました」
「この部分が整理できません」
と、考えている途中経過を共有してもらえる方が嬉しいです。
実習は答え合わせの場ではありません。
考える力を育てる場です💪
だからこそ、正解を言うことよりも、自分の考えを言葉にしてみることを大切にしてほしいと思っています🫶
③ 相手の状況を見て行動できる
医療現場では、緊急対応が日常的に起こります。
分娩進行中の急な変化。
患者さんからのナースコール。
予想外の対応。
そんな中で働いています😱
そのため、伸びる学生さんは「質問が上手」な人というよりも、「相手の状況を見ることができる人」だと感じます💡
例えば、
「今、お時間よろしいですか?」と一言確認してくれる。
忙しそうな時は少し待てる。
患者さん対応が優先されることを理解している。
そんな学生さんです。
私はこれを「空気を読む力」というより、「相手を見る力」だと思っています。
助産師は対人援助職です。
患者さんの状態を観察したり、状況を見る力はもちろんですが、一緒に働くスタッフの状況を見る力も大切です。
こうした視点は、実習だけでなく就職後のチーム医療にもつながっていくと思います💡
④ 学ぶ立場としての謙虚さがある
助産実習は、妊産婦さんやそのご家族の人生の大きな節目である出産の場で、「学ばせていただく」貴重な機会です。
だからこそ、実習では学ぶ立場としての謙虚な姿勢を大切にしてほしいと思います。
助産師は対人援助職です。知識や技術だけでなく、相手を尊重し、その人の思いに寄り添う姿勢が求められます。その姿勢の土台となるのが、「学ばせていただいている」という感謝と謙虚さではないでしょうか。相手との関わり方は意外とよく見られています。
例えば、
指導者にはとても丁寧なのに、患者さんへの言葉遣いが雑になっている。
患者さんと年齢が近いからといって、友達のような距離感になってしまう。
実習先に仲の良い先輩がいるからといって、学生とスタッフという立場を忘れてしまう。
こうした姿は、思っている以上に周囲から見えています。
逆に、
患者さんにも、ご家族にも、スタッフにも、変わらず敬意を持って接することができる学生さんは信頼できます🫶
知識や技術は後から学ぶことができます。
でも、人を大切にする姿勢は助産師としての土台になると思っています💡
私が一番応援したくなる学生さん
最後に、私がどんな学生さんを応援したくなるのかお話ししたいと思います。
それは、技術が上手な学生さんではありません。
要領が良い学生さんでもありません。
一生懸命な学生さんです。
要領が悪くてもいい。
空回りしてもいい。
技術がまだ未熟でもいい。
でも、患者さんのことを真剣に考えている。
どうしたら安心してもらえるだろう。
どうしたらその人らしいお産や育児を支えられるだろう。
そんな思いやりを持っている学生さんを見ると、「きっと素敵な助産師になるだろうな」と思います👩
そんな学生さんをこれからも応援していきたいと思っています!
実は、今回お話しした特徴は、実習だけでなく就活でも共通しています🔍
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