国際情勢:ウクライナは大統領選挙をやるべきだ
もしこの星に、地球に、
全人類的普遍的価値観、
共通項があるとしたら、
それは民主主義、選挙だろう。
(文字数2,529字)
どんなに独裁制の国でも、
名前だけの民主主義や、
形だけの選挙はある。
共産主義だって選挙はやる。
選挙にインチキはあっても、
選挙自体やらないはまずない。
そういう意味では、
いかなるディクタトールも、
民主主義や、選挙は、
否定できない。
勿論、民主主義や、
選挙も万能ではない。
ムッシュー・イットレルは、
民主主義的なワイマール憲法下で、
真正面から堂々と選挙に勝ち、
議会で全権委任法を通して、
100%合法でフューラーに就任した。
だがその惨禍は、歴史の通りだ。
だからと言って、
民主主義はダメだとか、
選挙はやらないとはならない。
地球人類は他の方法を知らないからだ。
圧倒的な能力を持ち、
溢れる徳力で人々を感化して、
国を導く君主は過去にいた。
徳治政と言うべきだろう。
堯(ぎょう)舜(しゅん)禹(う)
と言っても分からないかもしれないが、
ローマの五賢帝同様、優れていた。
だが徳治政は3代から5代が限度だ。
それ以上は続かない。
だから、
任期を決めて、
選挙を続けて、
悪い政治家は除ける
方法を選んだ。
その方が、
人々が判断できるし、
その責任も人々が持てる。
皆で国作りに参加できる。
ベストより、ベターを選ぶ、このやり方は、
バートランド・ラッセルに言わせれば、
民主主義の根底にenvyがあるからだと言う。
そうかもしれないが、
他に方法がないので、
このやり方で政治を運営している。
この認識は学校で、
教えるまでもないくらい
浸透していると思うが、
改めて文章に起こしてみると、
現状はかけ離れている。
長い間、選挙が、
できていない国があるのだ。
その現職大統領の任期は、
2024年5月20日に満了しているが、
戒厳令を理由に選挙を実施していない。
そして戒厳令の根拠は戦争だ。
だから戦争が終わらない限り、
その大統領は現職に留まる事ができる。
本人が辞任するか、
病気になるか、
死亡するか、
何かしら本人起因の
問題が起きない限り、
継続できる状況が続いている。
これは事実上の独裁だろう。
だが戒厳令の延長は国会の決議だ。
だから合法的と言える。
だがウクライナ戒厳令の延長回数は、
2026年7月14日の国会による可決で、
20回目となっている。
これはもう民主主義が機能していない
独裁政権の運営と区別がつかない。
そして戦争は2022年2月24日に始まり、
4年4か月29日(約1,611日間)経過した。
任期切れの2024年5月20日から計算しても、
2年2か月3日(約794日間)経過した。
これはもう、選挙をやった方がいい。
民意を問うて、国の方向性を確認すべきだ。
勿論、戦争中なので、選挙の実施は困難だ。
現状は以下の通り、国土の約20%を喪失している。

では選挙はできないのか?
そんな事はない。
ロシアもアメリカも過去に、
ウクライナに大統領選挙実施を、
呼び掛けた事がある。
・2024年5月28日
プーチン大統領がウクライナの
大統領選挙実施を求めた。
・2025年2月1日
アメリカのキース・ケロッグ特使が、
停戦後にウクライナの大統領選挙・
議会選挙を実施する必要があると述べた。
これは交渉の余地がある。
ウクライナ・EU・アメリカの三者で、
大統領選挙選挙実施に向けて話し合い、
内容を纏めてロシアと交渉すべきだろう。
ウクライナ大統領選挙を、
目的とした一時停戦は、
ロシアも条件次第で、
乗る可能性がある。
そして最近の動きを見ていると、
大統領選挙に向けて、
民意も醸成されつつあると、
思える事件も起きている。
政権に対する抗議デモだ。

特にここ数日の動きは目まぐるしい。
政権はキエフでの抗議デモを受けて、
国防相を解任し、総司令官も解任した。
だが延々と、
人を切り続ける事はできない。
最後はどうしても本人が残る。
本当にウクライナの事を考えるなら、
EUやアメリカに、大統領選挙に向けて、
相談をするべきだろう。
もしそうでないなら、
本人は任期が切れても、
残り続ける道を、
選んだと言わざるを得ない。
また独裁制の国家運営と、
区別がつかない方法で、
運営されている国に見える。
いや、選挙はやりたいんだ。
だがロシアがいるから、
やれないんだ、と言うのは、
それそれ限界だろう。
自ら意志を示す時が来ている。
ロシアのせいではない。
ウクライナだ。
ウクライナのために、
選挙を実施せよ。
別に本人が選挙に出てもいい。
だが他の候補者を妨げるな。
今、選挙ができない状態で、
2年2か月3日(約794日間)も、
留任している。
政治家として、
恥ずかしいと思わないのか?
自らの正統性はどこにあるのか?
ロシアのせいにしてはならない。
これは本人の選択である。
と同時にウクライナの選択である。
もう4年4か月29日(約1,611日間)
も経過したのだから一度民意を問うべきだ。
戦争を継続するのか停戦するのか、
一度、皆で考えて投票した方がいい。
それがこの星の流儀だろう。
以下に簡単ではあるが、
ロードマップを作ってみた。

現状は程遠いが、
何も言わないよりは、
マシだろう。
いずれにしても、
ロシア・ウクライナ戦争は、
いい加減止めないと、
大変な事になる。
今チャンスが生じているので、
これを機会にぜひ大統領選挙実施に向けて、
気運が生じる事を祈りたい。
特にヨーロッパは、
ウクライナの支援をするなら、
民主主義や選挙について、
その透明性に保つように、
発言するべきだろう。
支援するからには、
ただで渡してはならない。
時には苦言を呈する事も必要だ。

以上
議論の出発点(政治・軍事)
迫りくる危機(経済・貿易)
