我が子はねこである|育児日記 生後9か月
6月の初旬、我が子はねこになった。
蒸し蒸しした1日だったから、赤ちゃんは肌着一枚で、ぷくぷくの腕も、むちむちの太ももも、惜しげもなく披露している。最近はお手のものであるうつ伏せで、顔をグッと上げて目の前のティッシュを凝視する。
そして、足でタシッタシッと柔らかいマットをたたく。
ねこか。
ねこがしっぽをタシタシするのと同じだ。
我が子がねこになった。
そう思って見てみると、ねこになる瞬間をたくさん目撃した。
獲物を狙う、ハンター
二、三歩離れたところで遊ぶ2歳のトミカを狙う、赤ちゃん。うつ伏せの姿勢から、お尻をもぞもぞと持ち上げて、獲物にロックオン。ねことは程遠いスピードだが、本人としてはトップスピードで獲物に飛び掛かる。
もちろん2歳に阻止されて、トミカは手に入らない。
ニャー
言葉にならない、声で鳴く
テーブルの上に並ぶ昼食。今日はお弁当の日。かつ丼と焼き鳥丼とパッタイ。その中に赤ちゃんのご飯はない。覚束ない動きでつかまり立ちをして、テーブルに手を伸ばす。食べたいの?
「んあー、んあー」
「ぐぅー、ぐぎゃー」
ねこの鳴き声とはちょっと違うか。
まるくなって、眠る
母の膝で丸くなって眠る、赤ちゃん。
自主的に膝に上ってきて眠るネコとは、ちょっと違う。背中スイッチを発動させたくないから、母にまあるくまあるく丸められている。そうして、丸くした結果、母の膝から下ろせなくなってしまった赤ちゃん。
かわいいけど、ねこより重い。
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我輩ではなく、我が子がねこであるそうだ。
こういうのはなんていうんだろう。エッセイになるのかな。表現がやわらかくてすごいふわふわしている。赤ちゃん(ねこ)の体温が伝わるみたいな文章だ。こういうのができるのすごく技巧派だなって感じて、自分が苦手な領域だなって感じる。絵本ぽさというかなんというか。
文章って人間性が出るよなあってのを実感しました。超よき。
何の役にも立たない観察日記をこんな風に表現してくれて、大感激。
他の方の記事もおもしろい記事や、風変わりな記事がたくさんあるのでぜひどうぞ。
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