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2026年2月20日(金)「醗酵飲料(日本酒)・志太泉(志太泉酒造場)」

今日の東京は晴れ時々曇り。
朝方の最低気温は0℃弱、日中の最高気温は10℃弱。さて、

昨日は「二十四節気・『雨水』の時季の具体的なメニュー」についてお届けしましたが、今日は「醗酵飲料(日本酒)・志太泉志太泉酒造場)」について書いて行きたいと思います。

志太泉。
静岡は藤枝にある志太泉酒造場が造るブランドです。
名前の由来としては、蔵のある場所が古くからある「志太(しだ)」で、ソコにある「泉」のような酒。
ソレだけではなく、「志」し「太」く「泉」のように湧き立つを造りたいと言う願いも込められてるのだとか。

志太泉を造る志太泉酒造場の創業は1882年(明治15年)なので、140年超の歴史のある日本酒蔵です。東海道五十三次宿場町である「藤枝宿」の地で、蔵の隣には穏やかな流れの瀬戸川があり、春になればその土手沿いの桜並木が一斉に咲き乱れる、中々に風光明媚な場所にあります(実際に蔵を訪問してみたら、想像してたよりも随分と田舎にありました)。
元々が藤枝の地主であった「杉村家」の分家である「望月家」が余剰米の有効活用を目的として始めた酒造りなワケですが、初代望月久作が瀬戸川の円やかな味の伏流水(軟水)が酒造りに適してたから、この地を選んだのだと言われてます。

ココの酒造りでは静岡の風土と食に合うように酒質設計していて、静岡らしい爽やかな吟醸香と、飲み易さに中に深い旨みや微かな苦みや渋味が融合した酒質を志向、余韻よりもキレを重視しているとの由。
その仕込水は蔵の近くを流れる瀬戸川水系の伏流水で、軟水であるが故に静岡の酒らしい柔らかな口当たりを生み出しているとのこと。
酒米は静岡産の山田錦・美山錦・五百万石等を中心に、酒質に合わせて使い分けており、特に山田錦を使った純米吟醸や香りと旨味のバランスが良く、志太泉の魅力を最も感じ易い一本に仕上がってます。
酵母には静岡を吟醸王国たらしめた河村伝兵衛サンが開発した静岡酵母を積極的に使用、華やかな香りと透明感のある味わいの静岡らしい酒質を追求。
また、麹は手間を惜しまず麹室で丁寧な温度管理や手入れを細かく行い、香りと旨味のバランスの取れた麹を仕上げ、軽やかさの中にも芯のある味わいを引き出す。

現当主は四代目の望月雄二郎サンで、杜氏は能登杜氏の西原光志サン。望月さんの酒造りは上述の河村伝兵衛氏に師事して学ばれたらしいので、ある意味静岡の地酒の保守本流ですね。
杜氏については、西原さん以前は南部杜氏の方々がやっておられたようですが、今は能登杜氏の比較的若いチームで以って、静岡酵母の特性を最大限に引き出す酒造りを行っており、伝統と革新のバランスが今の志太泉の酒造りを支えているのだそうです。

昨年の秋頃にこの蔵を訪問。規模的には然程大きくはないものの、歴史ある佇まいで、瀬戸川の畔にある落ち着いたカンジの蔵でした。
直売所もありますが、ココは取扱店との取引重視をされているとのコトでした。

直売所の入り口。歴史ある佇まい。
お店の中(その1)。
お店の中(その2)。生系も。
前掛けも売ってました(笑)。

志太泉の酒の特徴を一言で言えば、軽やかで香り高く食事に寄り添う酒。矢張り静岡酵母由来の華やかな香りがあるものの、後味はスッと消えるように軽く、日常の食事にも合わせ易いのが魅力。
今回、蔵を訪問して買って来たのは「辛口 純米吟醸」(雷神ラベル)。
糖度も酸度も抑え気味、日本酒度は+11と高く、軽やかな吟醸香があり、キレのある辛口の純米。辛いと言うより、スッキリ。ソレでいて米の旨味も感じられ、食中酒として旨いです。
夏なんかに良い酒かも。

志太泉 辛口 純米吟醸(雷神ラベル)。スッキリ、辛口。旨味も。

と言うコトで今週はコレにて。
週末は両日共に15℃超のポカポカ陽気の予報になってます。
一足先に、春を満喫しましょう。
来週初には「未利用魚・ハリサザエ」について書いて行きたいと思います。
では、良い週末をお迎え下さりませ~!

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