【コラボ小説】「夏休みだもん、これでいいっしょ。みんなで遊べば最高だべさ🎉!」(第1話)
『柴犬あんさんとの半年ぶりのコラボ作品!』
【パラレルワールド札幌で繰り広げられる真夏のファンタジー】
「クリエイター&作品ご紹介」
『ワクワクの始まりってのは、胸の鼓動と一緒だべさ♥️😊』
季節は夏──
暑さも真っ盛りの7月下旬。
ここ札幌市でも子供たちは夏休みを迎え、
外の気温にも負けないくらい、
ワクワクのボルテージを上げながら、毎日を過ごしています。
そしてここ「メゾン・ミラージュ」のそれぞれの部屋の中からも、はち切れそうなくらい、元気な声が聞こえてきます。
これは──
そんなちびっ子たちが繰り広げる、
ワクワク夏休みの ”ある1日" の物語です。
『世界観🌏と登場する主要キャラクター🐶🐱のご紹介』
ここで今回の物語の舞台と、
登場するキャラクターの一部をご紹介します。

【主な登場キャラ達】
ののちゃん
ジャガーの子供の女の子。
元気いっぱいで、ちょっとおてんば。
好奇心が強く、いつか冒険の旅に出るのが夢。
笑顔と勢いで、みんなをぐいぐい引っ張っていくタイプ。
白滝童子
ペンギンの子供で、陰陽師見習い。
少し天然だけど、ちびっ子グループのまとめ役。
落ち着いて見えるけれど、実は誰より優しくて面倒見がいい。
困っている子を見ると放っておけない性格。
あんじぇ=
未来からやって来た人工生命体の幼獣。
男の子か女の子かは不明だけど、一人称は「ぼく」。
感受性が強く、どこか不思議な雰囲気をまとっている。
静かに見えて、実は仲間思いで情が深い。
ウェンディ
未来から次元転移してきた、Windows98搭載の
ポンコツ系サイボーグ。
メゾン・ミラージュの初期住人で、
ののちゃんと同居している。
明るく優しいがドジっ子で、
ののちゃんに助けられたり弄られたり
している。
【本作のスペシャルゲスト様】
赤柴犬・アンちゃん
神戸の街で、ヨシタカパパ・リョウコママ・モモちゃん、
そして母犬ユズキと共に暮らす勇敢な赤柴犬。
子供や動物の危機を救うため、仲間たちと共に
「シバゼロ号」に乗り込み、
世界中を駆け巡って大活躍する物語の主人公です。
『感動の再会は、輝く太陽と笑顔で始まる』
【あ!来たよ!──シバゼロ号が到着したよ!ようこそ夢札幌へ】
7月下旬……北の街、札幌の学校も夏休みに入る季節。
毎朝それぞれの家庭から、
子供たちの、明るく元気な笑い声が聞こえてきます。
とある住宅街の一角に建つ「メゾン・ミラージュ」
古風な外観の建物ですが、
明るい雰囲気と活気に満ちたこのアパートには、
ちょっとだけ風変わりな住人が集まっているのでした。
そしてこのアパートに住んでいる ”小さなお友達達” が、
間もなくやって来る「約束の日」を心待ちにしていたのです──
🌸✨♥️🐧🐆🐶🦭😊♥️✨🌸
毎晩、小さな仲間たちは期待に胸を膨らませ、
日にちを数えて過ごしました。
あと3日。
あと2日。
そしていよいよ、その日がやってきたのです
その日は朝から子供たちはとても早起きでした。
もう、待ちきれない──
そんな様子で子供たちが、
アパートの玄関から次々と飛び出してきました。
中には、ちょっと眠たげな子もいますけどね。
「気持ちのいい朝にゃん!」
最初に、元気いっぱいに声をあげたのは──
ジャガーの子供、ののちゃんでした。
ののちゃんは、大きな丸い瞳をきらきらさせています。
「もうすぐ来る?ボク、初めてあの子に会うんだけど……
とっても楽しみだよ。仲良くなれるといいなぁ」
横からののちゃんの顔を見つめ、
胸に小さな手を当て言葉を弾ませたのは──
幻獣の子供、あんじぇでした。
「うむ。お主なら大丈夫でござるぺん。
案ずるなでござる……だが拙者、ちょっと眠いでござる」
あんじぇに優しく声をかけながら、
ちょっと眠そうな様子なのは──
浴衣姿のペンギンの子供、白滝童子です。
優しい朝日に照らされた子供たちは、
朝の清々しい空気を思い切り吸い込みながら、
じっと空の向こうに目を向けるのでした。
しばらくそうして空の彼方を見つめていると──
遠くから、
”ひゅーん、ごごご……”
そんな空気を震わせるような音が聞こえてきます。
「お!ついに来たでござるな……」
白滝童子が目を細めながら呟きました。
「この音って、アンちゃんの乗る、“シバゼロ号”の音だね」
あんじぇも、瞳を輝かせています。
「……来た!もうすぐ……もうすぐあえるんだにゃん!」
ののちゃんは待ちきれなくなってしまったのか、
これ以上ないくらいの笑顔で、
アパートの玄関前から表通りへと飛び出していきました。
空の上の方では、ぐにゃっと空間が歪んだかと思うと──
なんと!
その蜃気楼のような空間から
”柴犬の顔が着いた新幹線列車”が、
姿を現したのです。
シバゼロ号が、
はるばる神戸から次元トンネルを経由して、
ここ、札幌市へとやって来たのです。
シバゼロ号の出現とともに、向かいの空き地には
”駅のホーム”も現れました。
ゴオォォーっ!
ガクン!
シュルルルル……
『終着駅、夢札幌~夢札幌~。シバゼロ号到着しました』
到着アナウンスががホームに響き渡ると同時に、
車両のドアが開きます。
ビューーン!
ドアが解放されると、
そこからもの凄い勢いで、
”誰か” が飛び出してきました。
🐶🐶🐶🐶🐶
一方、メゾン・ミラージュの玄関先では
3匹の子供たちが瞳をきらめかせながら、
庭先でその ”誰か” の到着を待っています。
「あ!ののちゃん見てごらんよ、
空き地に駅のホームが出てきた!
シバゼロ号、到着したみたいだよ!」
あんじぇの言葉に、ののちゃんが視線を向けると
今まさに到着した「シバゼロ号」から
一陣の風となった”誰か”が、猛烈な勢いで
駆けてくるところでした。
「ののちゃぁ~ん!」
「きた!アンちゃんだ!」
駅のホームから、
真っすぐこちらに向かってくる ”柴犬アンちゃん” は、
走るたびに光の粒を飛び散らせ、軽やかなステップで
”臨時駅前通り”を駆け抜けるのでした。
そして──
最後の、道路沿いの小川を華麗なジャンプで飛び越えると、
しゅたっ!
と着地。
そこから一気に、
メゾン・ミラージュの敷地へ駈け込んできました。

「アンちゃん!」
ののちゃんの笑顔が輝きます。
「ののちゃ~ん!うちなぁ、逢いたかったでぇ」
のちゃんとアンちゃんは互いにハグしあい、再会を喜ぶのでした。
「ののはねー、今日が来るのが待ち遠しくて、
カレンダーをたくさん破ってたんだよ」
「あはは。うちもなぁ、はよ今日にならんかって思うて、
お日さまを蹴飛ばしたろか思うたんやで」
抱き合って再会を喜ぶ二匹の側には、
白滝童子とあんじぇがにこにこ嬉しそうに見守っていました。
抱き合う二匹の間には、
温かくて優しい友達の心が通い合っていました。
その時でした。
「おお?お待ちかねのゲストさんが到着したみたいだべさ」
アパートの玄関先にジャージ姿のふぃり夫さんが立っていて、
笑顔でののちゃん達の様子を見ているのでした。
「さてと、みんな揃ったみたいだし、
そろそろ出かけるべさ……?」
再会の余韻が落ち着いた頃──
ふぃり夫さんがふと首をかしげます。
「ん?……べさ?」
首を傾げ、口パクをするふぃり夫さん。
その様子を見て、白滝童子も目をぱちぱち。
「ふぃり夫殿、しゃべり方変でないかい?
いや、なまらへんだべさ──
およ~、ぼっこにつまづいたべさ」
玄関に向かう途中の童子は、
足元にあったちいさな木の棒につまづいて、
よろけそうになりました。
二人のやり取りを見ていたあんじぇも、
恐る恐る口を開きましたが──
「あんたたち、ここで立って話してたら、あずましくないっしょ?
一回うちの中に入るべさ」
そして、
ののちゃんは目を丸くして、ぽつりと呟きました。
「あはは……これはもう、わやだわ!」
これにはアンちゃんも目を白黒させて──
おかしそうに言うのでした。
「まるで……新喜劇みたいやなぁ」
不思議な事に、アパートの住人たちの言葉がすべて
「北海道弁」になっていたのでした。
ふぃり夫さんやあんじぇの口から、
次々と北海道弁が飛び出してきます。
もう、根っからの道産子そのものでした。
ひと騒ぎした後、みんなで一度アパートに入ろうとしたその時、
ウェンディが息を切らして飛び出してきました。
「大変だべさ!黎稀くんが遺跡で “異次元の扉” 開かっちゃたんだと!
そのせいで札幌一帯の言語フィルターが変になってるって!」
ふぃり夫さんが苦笑しながら、
「なるほど、これはわやだべさ」
あはは
きゃっきゃ
げらげら
わはは
みん愉快な気持ちで、アパートの玄関をくぐったのでした。
アパートの中、ウェンディの部屋でののちゃんとアンちゃんは
改めて再会を喜び合うのでした。
♥️✨🐧🐆🐶✨♥️
アパートの中、ウェンディの部屋でののちゃんとアンちゃんは
改めて再会を喜び合うのでした。
「あんちゃん、札幌によく来たねぇ。元気で何より。
まぁ、あずましくしてや」
ののちゃん、もはや道産子ジャガー丸出しです。
「北海道は涼しいって聞いてたけど、ホンマ涼しいなぁ。
この涼しさ、神戸に持って帰りたいもんやな」
二匹は嬉しさいっぱいでその後もワイワイ大さわぎ。
そのとき、
お出かけスタイルのウェンディが二匹に声をかけました。
「再会の儀式はすんだみたい?じゃあ、そろそろ出掛けるよ。
ののちゃんもアンちゃんも、車に乗るのは初めて……じゃないよね😅」
ウェンディはレジャーバッグを抱えて、二匹と共に外へと向かうのでした。

「はいはい。みんな車に乗って下さいね~。
現地までは1時間くらいかかるから
車内でのんびりすればいいっしょ」
今日は自家用車ではなく、
ちょっと大き目のレンタカーを借りてきたふぃり夫さん。
ドアをバタンバタンと開け閉めして、
車内にこもった熱を入れ返しています。
「は~い、皆さん乗りましたね?
それじゃあ、出発するからね~。ああ、あんまり騒ぐんでないよ」
「はぁ~い!」
ふぃり夫さんに優しく注意されて、ちびっ子たちは大人しくなりました。
……が、それも市街地を抜けるまで。
やがて、同乗しているウェンディをも巻き込んで車内は賑やかMAXで一路、目的地に向かって進みます。
そして、おやつのマグロン棒をしゃぶりながらのの田ちゃんが尋ねます。
「うにゃあ?そう言えば今日はどこに行くんだべか?」
ののちゃんの問いに、うふふ~と笑い奈からふぃり夫さんが応えます。
「これから向かう先は、“SAPPOROステラ☆パレス” っていうさいきんできたばっかりの複合リゾートせすよぉ!ここの売りは何と言っても「人間、人外、動物、ヒューマノイド全部OK」ってとこだべな。最近は利用客の多様化に対応する施設も多いけど、ここまで幅広いのはここだけだべさ」
ふぃり夫さんは、嬉しそうに説明してくれました。
「へぇ!北海道はでっかいどうって聞きますけど、
ホンマやることスケールが違いますなぁ」
アンちゃんは目を丸く見開き、
車の外の景色に感動している様子でした。
「うにゃあ!あたしらも遠慮せずにあそべるんだね~。
やったぁ!今日は思い切り水遊びするべさ」
ののちゃんはもう、リゾートに着くのが待ちきれない様子でした。
その隣で、白滝童子はちょっと複雑そうな様子で呟きます。
「せ、拙者、実は金づちなのでござる……」
それを聞いたあんじぇは思わず童子の顔を覗き込み、
目をぱちくりさせて言いました。
「ふ~ん、白滝ちゃんの意外な弱点!
じゃあ、今日はそれを克服するべさ!」
そばで聞いていたアンちゃんも、
童子に向かって優しく言いました。
「童子はん心配せんとき。
ここにいるみんなが手鶏足取り、親切に教えたるからなぁ」
「夏休みの宿題ってやつにゃん?」
ののちゃんもくすくす笑いながら、
童子の頭をそっと撫でまわします。
童子はちょっとだけむずがゆそうにしながらも、
どこか嬉しそうでした。
「ま、まぁ……
拙者も、皆と一緒なら……頑張れるでござるべさ……」
その言葉に、あんじぇがぱっと笑顔を咲かせます。
「よしっ、決まり!
ステラ☆パレスに着いたら、まずは浅いプールで練習するべ。
白滝ちゃんの “夏の挑戦” うぇ~い!」
「挑戦って言われると、なんか燃えるべさ~!」
白滝童子は照れくさそうにふふん、と笑いながら──
誰にも見つからないように、小さくガッツポーズをするのでした。
ののちゃんはもう、
車の窓から外を覗き込みながらそわそわしています。
遠くに見える青い海と、白い建物の影が、
少しずつ大きくなってきました。
ふぃり夫さんが運転席から声をかけます。
「おーい、みんな。そろそろ見えてきたぞ。
あれが──ステラ☆パレスだ」
車がゆっくりと坂を上ると、
視界いっぱいに広がる巨大リゾートが姿を現しました。
白い外壁に星のモチーフが散りばめられ、
中央には大きな噴水。
その向こうには、青く輝くプールエリアが広がっています。
「うにゃあああああ!着いたぁぁぁぁぁ!」
ののちゃんはシートベルトを外しそうな勢いで身を乗り出し、
あんじぇは麦わら帽子を押さえながら目を輝かせ、
白滝童子は浮き輪をぎゅっと抱きしめて小さく息をのみました。
「す、すごいでござるべさ……まるで夢の国でござるべさ……」
ふぃり夫さんが車をエントランス前に停めると、
スタッフが笑顔で迎えてくれます。
「ようこそ、ステラ☆パレスへ!」
その声に、4人は思わず顔を見合わせました。
今日の冒険が、ここから始まる──
そんな予感が胸の奥でふわっと広がったのでした。
(第2話に続く)

今回も最後までお読み頂き感謝です♥️
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