西武多摩川線 ~ 聖地いちご橋
地元で人気のトレインビュースポット
僕のライフワークでもある「西武多摩川線沿線の鉄道情景撮影」ですが、今回は新小金井駅と多磨駅の間にある「いちご橋」について書いてみたいと思います。
最寄り駅は新小金井駅となり、駅から徒歩12~3分の場所となります。
真下を西武多摩川線の電車が走り抜けるシーンを見る事が出来るので、休日ともなると小さなお子様を連れたご家族や散歩をされる方が、平日の午前中には保育園の子たちがやってくる地元でも人気のトレインビュースポットとなっています。
なぜ「いちご橋」?

そもそもなぜ「いちご橋」って名称なのでしょうか?
近くにいちご菜園があるわけでもなく、小金井市の花でも果実でも無いのに?
実はこの名称、笑ってしまうほど単純だったりするんです!
この写真の白い家がある側が東町1丁目、そして手前側が東町5丁目。
つまり丁目の1と5を合わせて「いちご橋」という名称になったんです。
もともとは線路を跨ぐ目的で作られた名称も無いただの橋でしたが、改修をきっかけに命名されたようですね。

この橋、実は鉄道ファンや一部の写真愛好家の間では映え写真の聖地的スポットだったりするんです!
ただ上の写真を見る限りは、どこをどう見てもただ下に線路が通っているだけにしか見えませんよね?「これのどこが映えなの?」って思われる事でしょう。
僕も言われるまで気づかなかったくらいで、それまで多摩川線の写真を撮る時はたいてい上の写真のようなアングルで撮っていました。
でも、線路の行く先をよ~く見てみてください!
線路の上に覆いかぶさるように鉄塔が並んでいるのが見えますか?
そう、これこそが映えの正体だったりします。
この部分を望遠レンズで撮影すると、鉄塔群がギュギュ~っと圧縮されて、まるで鉄枠の中から電車がくぐり抜けて来るように見えたりするんです!
このような情景は全国的にもかなり珍しいようで、まさか身近な場所でこのような写真を撮る事ができるとは思ってもみませんでした。
これまでに何度となくここでそのような撮影を行ってきましたが、今回はさらに「鉄枠」に拘って、鉄塔の中を迫りくるシーンを撮ってみました。
昼間だと電車の存在感が薄れてしまうので、ヘッドライトの光が目立つ薄暮の時間を待って撮りました。
使うレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO。
さらに1.4倍のテレコンバーターを装着して、35mm換算560mmの超望遠で狙ってみる事にしました。
この場所は歩行者と自転車だけが通行する狭い人道橋ということもあり三脚は使用せずに手持ちで撮っています。
今回使用しているOM SYSTEM最新のレンズでもあるM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、シャッターボタンを半押し(シャッターを切らずに通電させるだけ)の状態でファインダー内の映像がピタッ!と吸い付くように止まってくれるので手持ち撮影でもブレを起こすこと無く撮影をする事ができます。
ただし、遅めのシャッタースピードだと電車自体の動きによる被写体ブレが発生してしまうので、電車を写し止められるシャッター速度で撮影をしてみました。

撮ってみたカットがこちらです。なんとも不思議な空間に見えますね。
電車のヘッドライトが目玉のように輝いて、その光の行く先の線路を照らしています。
中央に見える横長の白い屋根は隣の多磨駅ですが、望遠効果によってまるですぐ近くにあるように見えるのが面白いですね。(いちご橋から多磨駅までは直線で1.7kmあります)
とこまでも果てしなく続く鉄塔群に吸い込まれそうになりませんか?
陽が沈み街灯に光が灯る頃、だんだんと付近一帯は薄暮の青い色に染まりだしたところで、最後のシャッターを切って帰路についたのでした。
◆撮影データ
カメラ:OM SYSTEM OM-1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO + テレコンバーターMC-14
シャッター:1/320
絞り:f 9
感度:10000
