『シンプリスト』とは?| 『ほんとう』を見極めながらすっきり生きる
こんにちは、マチノです☀️
この空間に立ち寄ってくださりありがとうございます。
今回は、『シンプリスト』についてのお話を書いていこうと思います。
「『シンプリスト』って何なのか?」「どんなことを大切にして、どうなることを目指しているのか?」ということについて、シンプリストであるわたしの視点から捉えていることをまとめてみることにしました。
『シンプルに生きる』という言葉に心惹かれる方や、軽やかでいたいと考えている方にとって、日々をより心地良く過ごしていくためのちょっとしたアイデアや気づきを得る機会となれば嬉しいです。
Ⅰ. 『シンプリスト』とは
『シンプリスト』は、simple(シンプル・単純)+ ist(〜する人)という組み合わせから生まれた言葉です。
「〇〇をするのがシンプリストだ」という明確な定義は存在していないようで、ライフスタイルを発信するwebサイトやnoteなどを見ていくと『シンプリスト』というものをどのように捉えているのかがそれぞれ微妙に違っていることがわかります。
インテリアや身に纏うものに統一感があること
使い勝手の良いアイテムや仕組みをつくり日常に組み込むこと
厳選したお気に入りのものだけに囲まれた生活をすること
『シンプリスト』という1つの言葉に対して、様々な捉え方が存在するのはなぜなのか。
それは『シンプル』という言葉が、複数の意味を持ちあわせていて、その言葉をどう捉えるかは人によって違うからだと感じています。
(こちらについては「Ⅱ.シンプリストの特徴」の1つ目で詳しくまとめています)
身のまわりのものが統一されていることも『シンプル』だし、(視界に入る情報が単純になっている状態=『シンプル』という捉え方)
使いやすい・わかりやすいことも『シンプル』だし、(使う上での手数や障壁が少ない状態=『シンプル』という捉え方)
本当に好きなものにフォーカスすることも『シンプル』。(自分に不要なものを取り去りありのままでいられる状態=『シンプル』という捉え方)
ものの感じ方が人によって違うように、どんな状態を『シンプル』と捉えるか、そしてどんなアプローチをするのかが人によって少しずつ違うのは自然なことではないでしょうか。

それを前提とした上で、
「『シンプリスト』って何?」という問いにシンプリストであるわたしなりの視点で答えを出すとしたら、
自分自身や目の前のものごとの『ほんとう』を見極めて、自分にとってちょうどいいバランスを保っていられるように
自分や身のまわりをすっきりと整えていく在り方
自分自身や身のまわりにあるモノやコトの本質や自分にとって大切なことをシンプルな視点で見極め、過不足のない自分にとってちょうどいいバランスの取れた状態でいられるように、自分自身の考え方・身のまわりのモノ・環境などをすっきりと整えていく
そんな『在り方』をする人のことを指す言葉だと考えています。

Ⅱ. 『シンプリスト』の特徴
では、『シンプリスト』とはどんな特徴があるのでしょうか。
ここでは、わたしが多くのシンプリストの方に共通していると感じることを3つ挙げてみることにします。
①『シンプル』の軸はシンプリスト自身が決める
② ものごとをよく見極めることを重視する
③ 過不足なく調和した状態を目指す
①『シンプル』の基準はシンプリスト自身が決める
シンプリスト自身が自分にとっての『シンプル』の基準を決めることは、シンプリストに欠かせない要素だと感じています。
なぜ、シンプリスト自身で基準を決めていくのか?
それは「自分にとってどんな状態が『シンプル』なのか?」の答えは人によって違い、誰かの『シンプル』の基準が自分にあわないケースもあるからです。
そもそもわたしたちは『シンプル』という言葉を使うとき、わかりやすい・少ない・ありのままなどの意味をその場面ごとに使い分けています。

このように『シンプル』にはいくつかの意味があることで、人によってその言葉をどう捉えるかに違いが生まれ、そこに向かうための行動の仕方も少しずつ違ってきます。
その結果、『シンプリスト』についての捉え方や『シンプルの基準』が1人1人微妙に違うのです。

誰かにとっての「こんな状態が『シンプル』だ」という基準、「こうすればシンプルになる」というアプローチが、自分以外の人にもあてはまる場合もあるし、当てはまらない場合もある。
だからこそ、『シンプル』の基準は1人1人のシンプリスト自身が決める、そして決めた基準をもとに自分自身や身のまわりを整えていくことが大切になるのです。
揺るぎない基準を決める必要はなく、「今の自分にとってちょうどいい基準」で大丈夫。
わたし個人の『シンプル』の基準はというと、
- わかりやすいか
- 全体を把握できるか
- 本質に沿っているか
であり、
- 余白・余裕をつくる
- パッとできるような仕組みをつくる
- パターンやデフォルトを明確にする
というアプローチで『シンプル』な状態にしていきたいと思っています。
シンプリストは、自分にとっての『シンプルさ』をとても大切にする人たちです。
「自分にとっての『シンプル』って何?」と自分自身に問いかけ探していくことを経て見つけた自分の『シンプル』の基準を大切にしながら、日々を整え、より自分にぴったりなもの・洗練したものになるように丁寧に磨いていく。
そんなふうに自分にとっての『シンプルさ』と付き合っている人が多いと感じています。
②ものごとをよく見極めることを重視する
『今の自分にとってのシンプルの基準』が決まったら、その基準に従って目の前にあるものごとや自分自身をしっかりと見極める。
シンプリストにとって、この『見極める』という行為がとても重要なキーワードであると感じています。
衣類やインテリアなどをひとつひとつ手に取ってよく見極めることもそうですが、「自分は持っている服をどんな状態にしたら『シンプルだ』と感じるのか?」「自分が服を選ぶ基準は何なのか?」と、まずは目の前のものごとや自分自身の本当に大切なことを見極めてみる。
「自分は、持っている服が〇〇な状態になっていると『シンプル』だと思える」
「こういう価値観・世界観を大切にしたいから、自分はこんな基準で服を選ぶ」
そんな今の自分なりの答えが明確になったうえで、何かを決めたり、選び取ったりする。
そうやってしっかり見極めてから身のまわりのモノを取捨選択することで、その後の生活でそれを使っていく時に悩んだり迷ったりすることなく、シンプルにそれらと付き合えるようになるのです。
減らす・取り入れる・整理するという行為以上に、自分が今向き合っているモノやコトをよくよく見極めるという行為を大切にする。
その『見極める』という行為をすることで、自分自身や目の前のモノをもっと深く理解できたり、もっと好きになっていく。
そのプロセスに心地良さを感じる人が多いのかなと思います。
③過不足なく調和のとれた状態を目指す
『バランスをとる』『調和』というワードも多くのシンプリストが共通して大切にしている要素です。
「好き」と「すっきり」のバランス
「小さく暮らすこと」と「心の豊かさ」のバランス
「ちょっとした冒険」と「安心できるルーティン」のバランス
このように相反するように見える要素に向き合うとき、そのどちらか一方に偏るのではなく、自分にとってちょうどいいバランスを見つけたり調和の取れた状態をつくり、そしてそのバランスや調和を保ち続けられるように、少しずつ調整を加えていく。
そのバランスの取り方や調和の取れた状態だと感じるところも、人それぞれ違う。
だからこそ、「自分にとってちょうどいいバランスはどこなのか?」「どんな状態が調和していて心地良いと感じるのか?」を試行錯誤しながら探っていくことも、シンプリストという在り方のおもしろさのひとつなのです。

Ⅲ. 『シンプリスト』と『ミニマリスト』
ここまで「『シンプリスト』とは何なのか?」「どんな特徴があって、どんなことを大切にしているのか?」をざっくりとご紹介しました。
『シンプリスト』と同じようにすっきりとした状態で暮らす・生きる在り方をするのが『ミニマリスト』です。
『ミニマリスト』とは、暮らしに必要な最小限の物しか持たず、簡素な生活を送ることを信条とする人(引用|新明解国語辞典【第八版】)のこと。
シンプルさを追求する『シンプリスト』
ミニマルさを追求する『ミニマリスト』
いちシンプリストの視点からこの2つの在り方を見たとき、『シンプリスト』と『ミニマリスト』はお互いに共通する部分があると同時に、相容れない異なる部分もあると感じています。
ここからは、この2つの在り方の共通する部分と異なる部分をご紹介します。
【共通する部分】
・自分にとって不要なものは手放してすっきりさせていく
・自分が本当に大切にしていることに時間やエネルギーを使いたい
・身のまわりをすっきりと整えることで心地良い日々を過ごしたい
このように『シンプリスト』と『ミニマリスト』は、「自分にとって不要なものを減らし、すっきりさせることで心地良くありたい」「自分が本当に大切にしていることに時間やエネルギーを使えるようにしたい」という思いを共通して持っていると感じます。
この側面だけを見ると、『シンプリスト』と『ミニマリスト』はそこまで変わりがないように感じるかもしれません。
では、『シンプリスト』と『ミニマリスト』の異なる部分はどこなのでしょうか。
【異なる部分】
『シンプリスト』と『ミニマリスト』は、基準にするもの・アプローチ・目指す姿の3つが異なっていると捉えています。
①基準にするもの|「モノの量」と「その人にとってのシンプルさ」
②重視しているアプローチ|「減らす」と「見極める」
③目指す姿|「最小限を目指す」と「過不足のない状態を目指す」

①基準にするもの|モノの量か? その人にとってのシンプルさか?
暮らしに必要な最小限の物だけを持つミニマリストは、「自分にとって最小限かどうか?」とモノの量を基準に身のまわりを整えていきます。
対してシンプリストは、「自分にとってシンプルかどうか?」というその人自身のシンプルさを基準に身のまわりを整えていきます。
わかりやすさ・少なさ・使いやすさect..
何を、または何を組み合わせたものを『シンプル』の基準にするのかはその人次第。
『シンプル』の基準はシンプリスト自身が決めます。
例えば、自分の持っている衣類をすっきりさせようとする時、ミニマリストは「自分にとって必要なのは何着か?」と衣服の量に目を向けて、“全部で◯着”と自分の必要最小限の数を検討していきます。
一方でシンプリストは「持っている服をどんな状態にしたら『シンプルだ』と感じるのか?」と自分にとってのシンプルさに目を向けて、「どんな時に何を着るかがわかることが『シンプル』だと感じる」というその人なりの基準が明確になったとしたら、それに従ってシチュエーション別に組み合わせのパターンを検討していきます。
その際、シンプリストはモノの量をそこまで重視していません。
もちろんなるべく少なくしたいとは考えますが、パターンがしっかりと決まっていて自分が何を持っているのかということが把握できていればいいと考えます。
モノの量という基準のものさしを持って身のまわりをすっきりさせていく『ミニマリスト』と、
自分にとってのシンプルさという基準のものさしを持って身のまわりをすっきりさせていく『シンプリスト』。
それぞれが、自分に合ったものさしを手にして、自分や身のまわりをより心地良い状態にしていこうとしているのではないでしょうか。
②アプローチ|減らすか?見極めるか?
『減らす』と『見極める』
この2つの行為は、『シンプリスト』と『ミニマリスト』のどちらにとっても欠かせないものです。
ですが、どちらの要素を重視しているかを比べたとき、ミニマリストは『減らす』という行為に重きを置き、シンプリストは『見極める』という行為に重きを置いているように思います。
ミニマリストは『減らす』という行為を重視して、考えたり行動をしていきます。
「どうしたらより少なくできるか?」と考える
⬇︎
「自分にとって本当に必要なモノなのか」と全体のモノをより減らしていくための手段としてひとつひとつのものを見極める
⬇︎
不要だと判断したモノを減らすことで身のまわりを最小限にしていく
一方でシンプリストは『見極める』という行為を重視して、考えたり行動をしていきます。
「どうしたらよりシンプルになるか?」と考える
⬇︎
「自分にとってシンプルな状態にするにはどうしたらいいか」と自分にフィットした状態をより見極めていくための手段としてモノを減らす
⬇︎
自分にとってのちょうどいいバランスを見極めることで身のまわりをシンプルにしていく
ミニマリストは、『減らす』というアプローチを使い、宝石を掘り出すように周りの不要なものを削ることで、自分にとって大切なものを見つけ出す。
シンプリストは、『見極める』というアプローチを使い、カメラのピントを合わせるように焦点を絞っていくことで、自分にとって大切なものを見出す。
そんな微妙にニュアンスの違うアプローチから、自分の本当に大切なことを見つけ出そうとしているのだと感じています。
③目指す姿|最低限を目指すか?過不足のない状態を目指すか?
自分にとって最低限のモノだけを所有した状態を目指して自分や身の回りを整えていくミニマリストに対し、シンプリストは自分にとって過不足なくバランスの取れた状態を目指して自分や身の回りを整えます。
例えば、ミニマリストは「テレビ・目覚まし時計を手放して、スマートフォン1台にしよう!」と身のまわりをミニマルにするために3つのモノを1つに集約させることで、自分にとって必要最小限な状態に近づけていきます。
対してシンプリストは「スマートフォンは人と連絡を取るときに使うもの」「テレビは息抜きに映像を見るためのもの」とそれらのモノとシンプルに付き合えるようにするために、あえて2つのモノを持ち、自分にとって過不足のないちょうどいいバランスが取れた状態に近づけていきます。
自分にとって最低限のものだけがそこにあるクリアな状態を「心地良い」と感じるミニマリストと、
多すぎず少なすぎず自分にとってバランスが取れているニュートラルな状態を「心地良い」と感じるシンプリスト。
それぞれが自分自身の「心地良い」と思える状態を目指して『シンプルさ』『ミニマルさ』を追求しているのではないでしょうか。
このように『シンプリスト』と『ミニマリスト』は、その基準やアプローチ、目指す姿が少し異なってはいますが、お互いに身の回りをすっきりさせることで『心地良くありたい』という思いを実現するために日々を整えているのだと感じています。
ここまでわたしの視点から捉えた『シンプリスト』と『ミニマリスト』との共通する点・異なる点についてご紹介をしてきましたが、これらの“言葉”をどう使うかはそれぞれの人の自由です。
「何が『シンプリスト』で、何が『ミニマリスト』なのか?」ということに囚われることなく、それぞれの人が自分の心惹かれる在り方をして、自分にとってしっくりくる言葉を選んでいけば良いんじゃないかなと考えています。
|まとめ|
最後に、ここまでのお話をざっくりとまとめてみました。
📌『シンプリスト』とは
-simple(シンプル・単純)+ ist(〜する人)
-決まった定義はない
→【なぜか?】
❶『シンプル』という言葉が複数の意味合いを持っているから
❷その『シンプル』という言葉をどう捉え、どのようなアプローチをするのかが人によって違うから

-わたしの『シンプリスト』という言葉の捉え方
自分自身や目の前のものごとの『ほんとう』を見極めて、自分にとってちょうどいいバランスを保っていられるように
自分や身のまわりをすっきりと整えていく在り方
📌『シンプリスト』の特徴
①『シンプル』の基準はシンプリスト自身が決める
②ものごとをよく見極めることを重視する
③過不足なく調和した状態を目指す

📌『シンプリスト』と『ミニマリスト』
➡︎共通する部分もあれば、異なる部分もある
【共通する部分】
・自分にとって不要なものは手放してすっきりさせていく
・自分が本当に大切にしていることに時間やエネルギーを使いたい
・身のまわりをすっきりと整えることで心地良い日々を過ごしたい
【異なる部分】
①基準にするもの|「モノの量」と「その人にとってのシンプルさ」
②重視しているアプローチ|「減らす」と「見極める」
③目指す姿|「最小限を目指す」と「過不足のない状態を目指す」

今回は、シンプリストであるわたしの視点から『シンプリスト』という在り方について捉えていることを整理してまとめてみました。
たくさんの文字数を使ってここまでご紹介をしてきましたが、ご自身が心惹かれる『シンプリスト』の要素を少し取り入れてみるだけで、心や頭が軽やかに感じられるのではないかなと思います。
目の前のものごとの『ほんとう』を見極めて、
自分にとってちょうど良いバランスを保っていられるように、
自分や身の回りを日々すっきりと整えていく
そんな『シンプリスト』という在り方をするようになってから、「あれもやらないと」「心配だからそれも考えなきゃ」という不安や焦りでがんじがらめになっていた自分の心や頭がすっきりとして、心地良いなと感じる時間が増えました。
そして自分自身や、目の前のものごとの中にある『ほんとう』を見つけられたとき、いま自分が触れているものや、過ぎていく一瞬一瞬が、もっと愛おしくなる。
そんな感覚を味わえるところが、『シンプリスト』の素敵なところだなと感じています。
この記事が『シンプリスト』という在り方を必要としている方にとって、ご自身の生活をもっと軽やかに心地良く過ごしていくための一助となれば嬉しいです。
今日も、あなたにとって心地良くあたたかな1日となりますように🫧
