感想短歌「よむよむ」〜創作大賞編〜その12
ごきげんよう。
創作大賞の作品を読んで、感想を短歌で詠む試み、「よむよむ」をしております。
上記の記事にコメントいただいた方、本当にありがとうございます。お預けいただいた作品を並行して読んでいます。読了後、短歌を準備できた方から3人〜4人ずつ掲載します。(コメント順ではなくて申し訳ありません)
それでは皆様の作品と短歌を合わせて紹介いたします。
読者の方は、短歌を読んで「どんな話だろう?」と気になってもらったらこんな嬉しいことはありません。ぜひリンク先の素晴らしい作品をお楽しみください。
極夜さん
この先は、無しだ。
呼ぶほどに香る名前をたきしめた袋小路を抱いてまどろむ

誰にでもやさしい講師の彼と、自分だけの時間をともに過ごす。けれども、この先には進めない袋小路。けれども不思議と心地よくて、いない時も名前を呼んでしまう。もしかして彼の「袋」小路は行き止まりであるばかりでなく、彼女自身を包み込むような存在なのかもしれない、そうイメージしてこの短歌を詠ませていただきました。一人の夜に、ひそやかに浸れる作品でした。
波香月さん・きょうたのさん
ろうそく守りのトム
手のひらを小凪のように胸に置く 今宵は彼が眠れるように

読んでから、個人的にも何度も思い出している作品。心の中の小さな灯火を思えば、「揺らいだ」ときも、ろうそく守りが見守ってくれているような気持ちになって、今の敏感な時期は特に涙ぐんでしまいます。いつも見守ってくれてありがとう。でも、私が揺らいでばかりいたら彼も眠れなくなっちゃうんじゃないか、と思って今夜は手のひらで小凪を作っていようと思いました。
ゆづさん
僕の中心は乾き、凪いでいる
水底は君の声さえ溶けるから ただ一粒のうたかたを摘む

結愛さん、という魅惑的な女性に主人公がだんだん惹かれていく様子に、私はギリシャ神話のセイレーンの姿を思い浮かべました。彼女が忘れられなくて、沈んでいく中で主人公が見つけた一粒。それは水面に消える泡沫(うたかた)の形をしているけれども摘めるほどに存在していて、このおかげで彼は戻ってくることができたのかな、と想像しました。
今回は以上です。
「よむよむ」もその12(36首)です。前回から時間が空いてしまいましたが、自作が完成したので再開いたします。
皆様からのコメントや短歌の感想記事がとても励みになっておりまして、大変ありがとうございます。お返事が滞っててしまい申し訳ないのですが、ゆっくりお返事しています。
画像はcanvaで作っています。写真素材、フォント、配置などを考えるのをとても楽しませていただいています。画像をダウンロードして保存・SNSシェアするの全然OKなのでぜひ持って帰ってくださいね!
「よむよむ」は、新規受付を5月15日(金)23:59に締め切りました。まずはお約束をした作品をしっかり読ませていただきます。ただ、短歌を詠みたい作品に出会った場合、私からお声がけして、許諾のもとで公開させていただくこともございます。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします。
<感想短歌「よむよむ」マガジンはこちら↓>
(参考)私の創作大賞応募作品
私自身は、お仕事小説1本と、エッセイを6本出しています。
エッセイはあくまでも前座(それにしては多いな……)、お仕事小説の独演会です。
いいなと思ったら応援しよう!
チップのご検討、ありがとうございます。
3歳児を育てつつ、スキマ時間に創作を続けています。
いただいたチップは、家事の時短や創作時間の確保に使わせていただき、より楽しい文章をお届けする力に変えていきます。応援が本当に励みになります。