見出し画像

プロレス観戦記 GCWジャパンツアー③(7.30 後楽園ホール)

こんばんは。ヴァン・ダム推進委員会のキュアナイルです。
本日もGCWジャパンツアーについてです。
今回はジャパンツアー3日目(最終日)の後楽園ホール大会です。
※流血試合も取り扱うので、苦手な方はご注意ください。



3日目
後楽園ホール

会場はお馴染み後楽園ホール。
北側は幕で潰していました。

小菅一範

リングアナは前日に引き続き小菅一範。

YDNP vs.MAO 山下りな

YDNP
山下りな
MAO

タッグ王座戦。
元々はマーシャ・スラモビッチが山下の相方を務める予定でしたが、代役でまたもやMAOが登場。
結局3日間とも登場です。

景気づけの第一試合という感じで特に多くは語りません。
何故かこの試合だけ証明が暗かったのが気になりました。

アティカス・クーガーvs.山下実優

アティカス・クーガー
山下実優

我らが山下実優が前日極悪ファイトをみせたアティカス・クーガーと対戦。
前日に引き続き反則お構いなしの攻撃と続けるアティカスですが、山下は椅子ごと蹴り返していて非情に頼もしいものがありました。


山下も結構えげつないことをやる。

お得意の竹串攻撃を試みるアティカスですが、逆に山下に奪われて頭に刺されることに……。

最後はブレイン・ヘモリッジでアティカスが勝利。
またまた竹串をトイレ後に犬のように後ろ足で浴びせて退場していきます。

ダーク・シーク ジェフリー・ジョン ヨシヒコvs.菊タロー 翔太 インビジブル・スタン

ジェフリー・ジョン
ダーク・シーク
ヨシヒコ
菊タロー
翔太
独りでに開くカーテン

初日から引っ張ったジェフリー・ジョンと菊タローのプチ抗争の決着戦。
インビジブル・スタンの登場時は入場ゲートのカーテンだけが開き、本当に透明人間がいるぞと我々に示してきます。

「ヨシヒコとインビジブル・スタンのマッチアップの時ってどうするんだ?」と全世界が注目するなか、遂にその時が。

夢の対峙。
困惑の吉野恵悟レフェリー

しかし、すぐに翔太が介入してしまったのでちょっと微妙な感じに。
色々難しかったんですかね……。

アウトレイジ
バズーカを持ち込むシーク

途中、翔太と菊タローを拳銃で脅すというシーンがあるのですが、これは逆に本物の銃所持が認められているアメリカでは成立しないやりとりだなと……。

この試合のハイライトのインビジブル・スタンのバルコニーダイブ。
不思議なことに会場にいた全員がバルコニーダイブをする姿が見えたんですよね。
これを成立させるためには他のレスラーとレフェリーだけじゃなくて、観客も「観る」必要があるので、会場全体で作り上げた光景だと思います。
無観客では成立しない、現場のプロレスを観た気がします。


1コールド・マンダースvs.秋山準

1コールド・マンダース
秋山準


マンダースがレジェンド枠になりつつある秋山に挑戦。
マンダースのリスペクトを感じる試合でした。
エクスプロイダーで秋山が勝利。


伊藤麻希vs.ショッツィー

ショッツィー
後から知ったんですけど、左手がギブス巻いてるみたいなことになっているのは、抗争中の"元"インディーゴッドのマット・カルドナに戦車で轢かれたからなんですね。
伊藤ちゃん。
スカーフはニック・ゲイジから譲り受けたもの。

伊藤ちゃんはGCWということもあり、普段の東京女子での入場と違いメタリカのFor Whom The Bell Tollsで入場。
そう、つまりMDK(Maki Death Kill)仕様です。

観客に突っかかる伊藤ちゃん
なんか、みたことある人達

入場途中に伊藤ちゃんが観客に突っかかりますが、よく見たらなんか観たことある2人組でした。(Triller+の映像でも抜かれています。)
中島翔子はこの様子をインスタのストーリーにあげてましたね。
あと、渡辺未詩はユニキャスでも言及していました。


血よりも竹串がダメで、山下の試合にドン引きしていたムキムキピンク

股間めがけてのこけしちゃん
元WWEのスーパースターだろうが額を斬る伊藤ちゃん

東京女子のファンもGCWのファンも混在する会場だったと思いますが、伊藤ちゃんは観客を手玉にとって世界一かわいいナックル(日本語版)のレスポンスをちゃんと貰うなど、普段と変わらぬパフォーマンス+ピザカッターをしていました。

最後はボストンクラブ(手の形が伊藤スペシャルではない)でタップアウト。
試合後はショッツィーの方が歓声がとんでた感じがしました。

(試合後の伊藤ちゃんのtweetに今回は不在だったアリー・キャッチにあまりにも直接的な表現を用いたリプを貰って困惑していたのもここに書き記しておきます。)

因みにPUSSYの一点攻撃をしていたのはどっちかというと伊藤ちゃんのほうです。


クリス・ブルックスvs.ドリュー・パーカー

クリス・ブルックス
ドリュー・パーカー

久しぶりに日本に帰ってきたドリューと親友のクリスの一戦。
私はこれが一番みたくてこの会場に来ました。

試合に介入する正田壮史とブンブン

クリスは正田壮史+ブンブンのセコンドを悪用し、ゴムパッチンを試みますが、ドリューがゴムを奪い取って逆に客席の正田にゴムが飛んでいきます。

既にこの時点でドリューは流血

クリスが南客席にドリューを引きづりだし、南通路でテーブルを設置。

しかし、ドリューが逆にクリスとブンブンをテーブルに固定し、3番出口上からダイブ&テーブルクラッシュ!
ブンブンもダウン。

ノックアウトされたブンブン

リングに戻るとクリスが「正田!早く持ってきて!!」と舞台袖からクリアケースを持ってこさせます。

しかし、隙をついて逆にドリューがクリアケースを使用。
ついでに正田も排除します。

プレイングマンティスボムを抜け出し両膝をブチ当てる。

チョップ合戦や得意技を巡る攻防、体格差のある両者ですが一進一退の展開が続きます。

最後、ドリューが恐らく雪崩式のフランケンシュタイナーを狙いますが、クリスがそれを阻止。
プレイングマンティスボムの姿勢に入ります。
勿論、この技の悲劇は会場にいた多くのファンが知っています。
普通フィニッシュムーブになった時は大声援になりますが、この日はファンの脳裏に高梨将弘のことがよぎり、数瞬の間静寂が広がりました。
クリスの表情はプレイングマンティス以外しない覚悟の顔で、それを悟った観客からは祈り(PRAY)のような視線が両者に向けられていました。

そして、クリスは祈られる中プレイングマンティスを敢行。
フォールをするもドリューはカウント2でキックアウト。
この技の選択に賛否はあるとは思うのですが、信頼する友人だからこの技を再びすることが出来たのでしょう。
他の選手にはやらなかったと思います。

大ダメージを負ったドリューは力無きエルボーを放ち、クリスに一蹴されてしまいますが、再び起き上がりミドルフィンガーを立てます。
そしてクリスがドリューを引きづり立たせて口づけからのプレイングマンティスボム2連発。
カウント3つでクリス・ブルックスが勝利を収めました。

「今日この後、泣いちゃうかもしれないけど」

お互いが抱きしめた後、クリスがマイクを持つと日本語で話しますが、死闘直後で頭が回り切れていないのか少しおかしな文法に。
要約すると
「お前は『ドリュー・パーカー』だよ。大日本のチャンピオン。ダムズのチャンピオン。トーナメントの優勝もいっぱい。いつもこの会場(後楽園ホール)のメインイベント。だから今日はおかえりなさい。
いつかわからないけど、デスマッチのチャンピオンにまた返り咲いたら、今日みたいに一緒にやろう。」
とドリューを鼓舞します。

「日本語忘れてなかったよ」

その後ドリューは退場しようとしますが、クリスにリングに連れ戻され、マイクで喋るように促されます。
そしてドリューも日本語で
「日本語わすれてなかったよ。クリスの言った通り、もっと強いドリュー・パーカー、チャンピオンのドリュー・パーカー。
今の俺の人生にはそれがみえないけど、今日。今日その感じが戻りました。それはGCWの選手。DDTさんの選手後楽園ホールのお客さんのおかげです。本当にありがとうございました!」

といった趣旨をコメント。(少し文章を整えていますが、ドリューの言いたい趣旨は間違えていないと思います。)

もう、これがメインイベントでよいのではないかと思うくらいエモーショナルな一戦。
たぶん、自分が両者にもっと思い入れがあったら泣きながら観ていたと思います。
それくらい心に響くものがありました。

エフィーvs.マット・トレモント

マット・トレモント
エフィー
デスマッチ形式なのに何故か素手で裁くスカーレットレフェリー

と、感情が揺さぶられまくったセミからのメインイベント。
エフィーの持つGCW世界王座戦とアナウンスされます。

始めのうちはエフィーがお尻を出したりと、コミカルなムーブから入りますが、場外に出たとたんに隠し持っていたフォークをつきさしてトレモントの額のコブから出血。
さらにエフィーがパンツから1000円札を取り出すとタッカーで1000円札ごとステーブルを打ち込み始め、トレモントの頭には1000円札が。
「コイツを殺すにはもっと金が必要だ!!」と言い始め、観客から1000円札をせびると次々と1000円札が頭に打ち込まれます。

次々と1000円が打ち込まれるトレモント。

トレモントもエフィーの頭に1000円札を打ち込み始め、場外は混沌な状態に。

その後はエフィーがエプロンから椅子に座るトレモントに飛び込みますが、避けられて椅子に自爆。
タッカーとか蛍光灯の痛みは異次元すぎて想像が出来ないけど、こういうイスに自爆するのは想像できるので、それはそれで身の毛がよだちます。


おろしがね~

有刺鉄線バッド、画鋲、おろし金、フライパン、有刺鉄線ボード……。
調理器具まで飛び出し、二人は血まみれ。
観ているだけでこっちまで痛くなってくる試合はまだまだ続きます。

空き缶が張り付けられたボードなどわけのわからないアイテムも登場しますが、トレモントのアッパーそのものが凶器だと言わんばかりの凄い音がしたりしました。
最後はサックライダーを椅子の上に決めてエフィーが防衛。

試合が終わった後、暫くGoodbye Yellow Brick Roadが流れなくて「さっさとおれの曲を掛けろ!」とブちぎれるエフィー

エフィーはマイクを握り「トウキョーは地球で最もグレートな「プロレス」の聖地だ。」と語り始め、マット・トレモントも称えます。
また「エフィーは心配だ。日本はGCWが好きなのか!!?」と煽り観客はGCW!コールを始めます。
そしてまた後楽園ホールに戻ってくると宣言し3日に渡るGCWの興行は終了。
歓声に包まれながら両者去っていきました。

ゲイムーブでなく、デスマッチファイターとして観客をわかせまくった今年のエフィー。
本当にいいモノみれました。
3日間とも激しい試合をこなしたマット・トレモント。
観戦したことを自慢できます。


サイン会

後楽園ホールの展示場でサイン会。
試合前にやってる選手もいたけど、試合後に行きたい人の方が多く、激混み。
東京女子の特典会のようにスタッフが誘導することもないので、無秩序に選手の前に列が形成されていきます。
自分はいつも通り伊藤麻希と、珍しく山下実優のところへ。
(試合が終了したのが21時半頃だったのだけれども、22時に強制終了するとのことで他の選手のところ行けなかった。ドリュー・パーカーの列はとても長いし。)

伊藤ちゃんはこの日だけの参加でしたが前日のインイタの様子は知っていたらしいです。
あと、初日のFACEは試合は無かったものの会場にいたらしい。

拳にピントが合ってしまった……。

山下実優のサイン会は実は2度目。
過去に品川でやったファンイベントでの写真を引用されたことがあるという話をしたら「ああ、あの写真撮った人ね!」と覚えられていました。

本人からの引用はメッチャビビるよ!


確か誕生日イベント用のやつ
恐らく海外会場向けのモノ

因みにポートレートは東京女子の会場で売っているものと違うものが複数種類ありました。
たぶんアメリカで売ってるやつです。レア。(山下のはA4サイズですらない。)


以上で、GCWジャパンツアーが終了です。
なんだかんだで3日間とも通ってしまいましたが、どの興行も現地のノリを理解した普段からGCWを観ているようなファンが多く、会場の雰囲気も現地のそれに近いモノを感じました。
また、今回のツアーを通じてデスマッチに初めて現地で触れたのですが、狂気と熱気に包まれる会場と、選手達の覚悟を感じ、軽いカルチャーショックを受けた気分です。
特に2日目のインイタはリングとの距離の近さもあって、蛍光灯の割れたホコリっぽい匂いも感じられたので衝撃でした。
対戦カードの直前の変更だったり、入場曲が掛かるのが遅くてエフィーがキレることもありましたが、多少のいい加減さが許せてしまうような無茶苦茶さがGCWにはありました。
観客動員はちょっと少なく感じたものの、そもそも平日ど真ん中ですし、GCWを観る手段がTriller+という海外の配信サイトと契約が必要という時点でハードルが高いですし、ABEMAで無料で配信しているWWEとは世間への全然露出の頻度が違うので仕方がない部分もあるのかなぁと(週プロにも今回の興行の記事が一切ないし。)。
ただ、インディー故のアングラ感は有名になり過ぎると得られませんし、実際に会場を訪れると物凄く面白かったですし、あまり詳しくないレスラーの試合にも興奮しました。
(私は昨年、初めてGCWをFACEで観たときは殆どの選手を知りませんでしたが、異様に興奮したのをおぼえています。)

今度はいつ日本に来るのかはわかりませんが、もしまた日本に来た時は是非会場に足を運んでほしい団体です。
本当、最高の3日間でした!!
(キュアナイル)

ヘッダーの写真の絵を描いてくれた海外の素敵なアーティストさんがいました。(以前もイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. vs.清宮海斗の絵を描いてくれた方。
毎日のように印象的なプロレスシーンを描かれているのでフォローをお勧めします。

あと、翔太選手のnoteに今回のGCW JAPANツアーの舞台裏について詳しく書かれています。


いいなと思ったら応援しよう!