桐生真弥が東京プリンセスカップ本戦出場を懸けて初戦に宮本もかと闘う。(キュアナイル)
よく来たな。おれはキュアナイルだ。
おれは毎日ものすごい量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。
しかし、おれが肩入れして応援している女子プロレスラーの桐生真弥が重大な一戦を控えており、居ても立っても居られなくなったのでこの記事を書いたという寸法だ……。
東京プリンセスカップ12
前回少し触れたが、おれが贔屓にしている東京女子プロレス(TJPW)が毎年恒例のシングルトーナメントである東京プリンセスカップ(TPC)12を開催することになった。
そして、今年の大会は16選手出場のトーナメントであることが発表された。
そして瑞希、山下実優、中島翔子、辰巳リカ、ハイパーミサヲ、愛野ユキ、上福ゆき、渡辺美詩、らく、鈴芽、遠藤有栖、荒井優希、の出場が決まった。
「え?16人参加のトーナメントなのに12人しか名前がないんだけど……?」とキチンと数を数えられるお前は思ったかもしれない。
そう、今回は16人によるトーナメントで先ほどあげた12名はSTRAIGHTにトーナメントに参加で、残りの4枠は予選と称して、残ったメンバーで更に勝ち抜き戦を開催し出場枠を争うというのだ・・・・・・。
ここ数年のトーナメントはその年にデビューした組が不参加だったり、全員参加だったりしたが、デビューして日が浅い選手が勝利するのは並大抵のことではなく、ほとんどが番狂わせを起こすことなく1回戦で姿を消していた。
また、中途半端な人数なので変なシード枠だとかが設けられていて、くじ引きとはいえ試合数に差があったりしてかなり不平等でいびつなトーナメントを開催していた。
しかし、今回は過去の実績から12名をピックアップし、残りのメンバーにも出場枠を与えるべくもう一つの予選会を開くことで平等なトーナメントを開こうとしていた。
また、TPC本選は7.21に開催される夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS」の後に開催するが、予選会を5月から開催することでTPC自体を盛り上げ、また公式戦を各大会に開催することで選手にも観客にも緊張感を持たせようとしているのだというメッセージをおれは感じた。
そして予選会に参加する選手は
原宿ぽむ、桐生真弥、猫はるな、宮本もか、鳥喰かや、上原わかな、HIMAWARI、風城ハル、凍雅、鈴木志乃、芦田美歩、キラ・サマー、七瀬千花、高見汐珠、アイビー・スティール、コナツ(仮)
の16名だと発表された(伊藤麻希は海外遠征があるので昨年に引き続き今年も不参加)。
そしてこの16人で勝ち抜き戦を2回行い、残った4名を本戦に出場させるという寸法だった。
おまえも気が付いたとおもうが、このメンバーの中におれが肩入れして応援する桐生真弥が入っていたのだ。
しかし、おれは納得していた。
本戦出場組は海外の他団体もカウントするが、全員なんらかの王座戴冠経験があり、納得の人選だ。
予選会に回されたメンバーで王座戴冠歴があるのはSETUP認定オールアジア女子選手権を所持した原宿ぽむとインターナショナル・リボンタッグを所持した芦田美歩だけであり、あとは全員ベルトを巻いたことがない。桐生真弥も王座に挑戦した経験はあれど、戴冠には至っていない。予選にまわるのはしょうがないことだった。
しかし、このメンバーの中では経験年数が長い選手であり、原宿ぽむ、猫はるなとはほぼ同期だし、1番早くデビューしているものの継続的に試合していたわけではなさそうなアイビー・スティールとは経験の差があり、かなり優位なポジションについていた。
なので、比較的安心してトーナメントに進めるものだと思っていたが、またNAMBAアナの魔技による抽選会の結果とんでもないカードがそろってしまった。

なんとベイブは宮本もかと対戦することになったのだ。
しかも直近の5.31 練馬Coconeriホールで桐生真弥vs.宮本もかの試合が行われるというのだ。
おれは頭を抱えた。
「なんだこのちょっと前のチャンピオズリーグの予選プレーオフのでローマとポルトがぶつかるようなカードは……。」
欧州の中堅クラブを10年以上応援するやつならわかると思うが、限られた戦力でリーグ戦で勝ち星を重ね、CLのプレーオフ進出権を手に入れ「これでCLに行ける!あとプレーオフでブルガリアとかデンマークあたりのよくわかんないチームを倒せば本戦に進めてUEFAから賞金もたくさんもらえるし、新戦力もそろえられる!スタジアムも改修して増席しちゃうぞ!!」と皮算用をしていたが、いざ抽選会に参加したら北欧や中欧の名前だけしか聞いたことないチームではなくて、ファビーニョとかベルナルド・シウバがいたころのモナコとか、イグアインやハムシクがいたころのナポリとかナインゴランやサラーがいた頃のローマを引いてしまったときのあの感じだ。

予選3回戦まで勝ち残った組とプレーオフから参加組でグループを分けていたので、本戦前に悪夢のようなカードが発生しやすかった。現在はフォーマットが変わり、ランキング上位国はストレートに本戦に進むようになったのでプレーオフでこのような組み合わせは発生しない。
宮本もかは桐生真弥の後輩であるが、屈指の実力者であり、インプリ王座戦では荒井優希を追い詰めたこともあり、それこそフォルランやアグエロがいた頃のアトレティコくらい当たりたくない相手だった……。
そう、08-09シーズンの予選3回戦でアトレティコと対戦したときの、クラニーやラフィーニャやラキティッチがいた頃のシャルケ04みたいな気持ちになっていたのだ……。
宮本もかとは……?

宮本もかに打ち勝つためには宮本もかを知らなければならない。
サッカーでもデータアナリストを雇うのが当たり前となった昨今であり、「相手の出方なんて気にしないね!自分のSTYLEを貫いて勝つまでだよ・・・・・・!」とかいっているやつは時代遅れであることが完全に証明されていて、メキシコの荒野をGUNも持たずに丸腰で歩くようなものだ。
宮本もかは1999年生まれで神奈川県出身だ。
身長は160cmあり特別大きくも小さくもない。
2020年にデビューしており、2019年にデビューした桐生真弥の約1年の後輩にあたる。
レスリングSTYLE




空手をバックボーンにしており、流派は松濤館流だ。
空手の突きや試合中も瓦割の構えで相手に手刀を振りかざし危険だし、「羅生門」と呼ばれる卍固めの派生形の技を主なフィニッシャーとしている。
松濤館流といえばあのベルギーの開脚番長であるジャン=クロード・ヴァン・ダムと同じ流派であることが証明されていて、それだけで非常に強力だということがおまえにもわかったと思う。


また、試合の流れを変える技であるゼロ戦キックは非常に強力であり、非常に美しいフォームで蹴りを浴びせてくる。
ここまで美しくゼロ戦キックを使いこなせるレスラーはおれは他に知らない。
投げ技も有しておりどこから技が飛んでくるのかわからない。


更にこの防御技もあり、相手の打撃を「受け」ることが出来る。
あの、山下実優の蹴りもこれで止めたし、荒井優希のFinallyもこれで無効化した。
おまえが全日本プロレスを観ていればわかると思うが、これはザイオンが使う「ハカ」のポーズで受けるやつと共通したものがあり、いうなれば「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」の「硬直!」と同じ原理なので王九のように強い。
プライベート
食

また、プライベートはかなり未知だ。
バイクで颯爽と現れたり、銃を撃ったり、毎日アイスを食べている。
高見汐珠の出現でアイス=高見汐珠というイメージになりつつあるが、実は宮本もかも毎日何かしらのアイスを食べているらしい。
また、炊飯器を使った料理が得意らしく、未知なる炊飯器料理を作っている。

しかし、坂崎ユカとの料理対決でお好み焼きを作った時、ハズレ食材を引いた坂崎ユカに敗れたという過去がある。
正攻法なプロレスをする宮本もかにとって、奇天烈な戦法で向かい撃たれるとピンチを迎えるという示唆かもしれない。
神経の太さ

また、2024.8.18の新潟で行われたファンミーティングでのカラオケ対決で「津軽海峡・冬景色」を披露し、聴いていた誰もが「この曲が十八番なんだな……。」と思っていたが、実は普段から歌っている曲ではないというコメントを残していて、得意なレパートリーではないもので勝負をする神経の太さも持ち合わせている。

しかし、これは桐生真弥も負けておらず、武蔵小山の麻雀BARでイベントをやった時に、「きのこのおにぎり」と「キャベツのカレー和え」を作って客に提供したが、べつにこれも得意料理というわけではなく「ただ、食べたかったから」という理由で提供してきたし、レシピに関しても「これで当たっているのか?」と探り探りつくっていて、なんならキャベツのやつにかんしては「初めて作った」と言っており、そんなものを他人に食べさせる神経の太さを感じた。
ラグビー

また、父親の影響でラグビーが好きで、「東京サントリーサンゴリアス」のファンであることが本人より語られており、弟もラグビーをやっている。
チリ遠征に行ったときもスポーツ用品店でずっとラグビーボールをみていたことが山下実優により明かされており、ドバイに行ったときにハイパーマーケット(こっちでいうスーパー)でWWEのフィギュアを物色していたおれとオーバーラップさせられる。
絵



極めつけには独創的な絵を描くことでも知られ、新コスチュームを作る際にデザイナーに提出する絵が独特だし、このタッチで角田奈穂の似顔絵を描いた時もあった。
桐生真弥は勝ち進むことが出来るのか?
ここまで読んだおまえは宮本もかは相当未知なやつだということが分かっただろう。
おれは、宮本もかのサイン会に行った事がないので、情報収集には限度があり、調べれば調べるほどDEEPなこの大和撫子ファイターの深淵具合に恐れおののいている。
しかし、深淵具合ではベイブも負けておらず、ある種の学問と化している。
それにベイブも先日アジャ・コングとの一戦を交えメンタル的な強さや新技も備えており今までよりもパワーが上がっている。
それに、これはあくまで予選であり、しかもこの試合の後にも1回戦を勝ち上がったやつを倒さないと本戦には進めない。
MEXICOの荒野で喉が渇いた状態で彷徨いながらやっとの思いで見つけたサルーン・・・・・・そこに行きつきぬるいビールでも飲もうと思ったら地元のギャングが占領していて銃撃戦が始まったようなそんな感じだ。


おれはリングで受け身をとったことのない素人なので戦術的なアドバイスは出来ない。
宮本もかの「受け」のあとは必ず直突きがくるとか、声を出しながら技を繰り出す傾向にあるとかそういう分析はできるが、机の前で博士になったところでリングでは意味をなさない。
実際に技を受けたり繰り出したりする本人同士の問題なのでおれは応援するほかない。
大脅威もかと戦うことになったぞ!
— 桐生 真弥 Mahiro Kiryu (@mahiro_tjpw) May 26, 2025
私はシンプルにもかをリスペクトしてる。
ストイックで芯がぶれない強さを持っていることを十分理解しているから!!!
山をひとつひとつ超えていくしかない!!!! https://t.co/X1cAXs5u3g
「山をひとつひとつ超えていくしかない!!!!」というのは、キン肉マンが強敵である悪魔将軍と対戦した時に、「いきなりダウンを奪うのではなく、まずは片膝をつかせるところから始めよう」といきなり大きいことを為すのではなく、順番に困難に立ち向かおうという姿勢と同じだし、「MEG2」でもステイサムは「問題は一つ一つ解決しよう。」というにはひとつひとつの問題がデカすぎる事案に巻き込まれたが、最終的には巨大サメをエクステイサムカリバーで引き裂いた。
トーナメントの優勝をはじめから掲げるのではなく、目の前の試合に集中している桐生真弥は非常に冷静だし、強い。
この冷静さと熱い心を兼ね備えられれば桐生真弥はビッグメナスである宮本もかに勝つことが出来るだろう……。
この試合は5.31練馬Coconeriホールで開催されるというので、おまえも現地で観戦するべきだ。
チケットを発券しろ。今すぐにだ。
(キュアナイル)
