見出し画像

【日報】真の男は東京女子プロレス WU会員限定興行に行く(キュアナイル)

よく来たな。おれはキュアナイルだ。
おれは毎日物凄い量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。
しかし、おれが肩入れしている女子プロレス団体である東京女子プロレス(TJPW)がレッスルユニバース会員限定興行「プレ東京女子プロレス。10」を開き、しかもライブ配信はなくVOD配信で会場に行けなかったおまえは大きな情報アドバンテージを失い、やるせない気分になるかもしれないので、そういうおまえの為にもこの現地レポート記事を書いたという寸法だ。
この記事を書くにあたっておれは金銭やドリトスなどは一切受け取っておらず、真の男の情念のみで書き上げている。
おれの話は信用できる。

この記事は社会派コラムニスト逆噴射総一郎先生の文体を模しています。
気になった方はマガジンを購入してみましょう。


レッスルユニバース会員限定興行とは……?

そもそもレッスルユニバース会員限定興行とはなんなのか?
これは不定期に開催される興行でレッスルユニバース会員しか会場で観ることが出来ない人気興行だ。
レッスルユニバース会員のみなので、客席は訓練されたファンしかおらず、誰一人としてらくの子守歌に一切の疑問を持たないし、辰巳リカの入場のときは一緒に歌うような連中しかいない。
詳しくは昨年の会員限定興行の記事を読め。

そんな興行が今年も開催され、今回は4.29(水:祝)の板橋区立グリーンホールで開催されるというのだ。

板橋区立グリーンホール

板橋区立グリーンホール

この日は14:30会場、15:00試合開始というスケジュールで、おれは14:10くらいに板橋区立グリーンホールに到着したが、物凄い長い列が形成されており、建物の周りを1周囲ってしまうのではないかと思うくらいだった。
まるで買収に応じなかった警察署を包囲し火を放とうとするメキシコのマフィアだ。
そもそもこの興行はその特殊性でTJPWの中でも屈指の人気興行であるのと、板橋グリーンホールはそこまで大きな会場ではないのでかなり早い段階でチケットが売り切れており当日券の販売が無いような状態だった。
そして時間になったら会場するも、そもそも広い会場ではないのでポートレート物販列には物凄い長い列が形成されているし、客を裁くまで入場制限がかけられるくらいだった。

この日の席は入場時に配られる座席表で割り振られる。つまり完全なランダムだ(複数人で一緒になりたい場合は申し出れば連番にはしてもらえる)。
板橋グリーンホールは過去に何度か来たことがあるが、平地の会場でひな壇的なのは北側の最後尾列しか存在しない。
後方列に割り振られるとかなり見づらい会場だ。
しかし、おれは東側の1列目を引き当てることに成功し、しかも南寄りであるのでカメラ正面へのアピールもカバーできる席だ。
普段おれが学生プロレスを観るような席を引き当てて、この段階でかなり興奮していたことは改めて書くまでもないだろう。

前説→うたのコーナー

文りん

この日の前説は白井李世アナではなく文りんレフェリーが担当し、関西弁で話すというものだった。
噺家としての顔も持つ文りんは話始めると止まらず、トークの調子も関西のノリだった。

文りんは甲田哲也代表を「コーディ」と呼んでいるらしい
白井李世

そして、いつもならアプガ(プ)が登場するところであるが、この日はメンバーが他の選手のコスチュームを着用するサプライズ的な意味合いもある試合が組まれているので登場しない。
そして、替りに歌のコーナーを担当する人物を文りんは師 桂文枝の「いらっしゃ~い!」を引用して紹介した。
なんと白井李世がマイクを握り『特捜戦隊デカレンジャー』を歌うというのだ。
白井李世はバインダーを持たずにリングに上がる事がほぼないのでそわそわしていたが歌いきり、文りんと二人でいつものコールをして大会がスタートしたのだ……。

文りんを覗いているとき、文りんもまたこちらを覗いているのだ。

第1試合 15分1本勝負 シングルマッチ ハットリ桜vs.神嵜志音

神嵜志音
ハットリ桜

実は殆どポーズが同じだ。

レフェリーはナルシー秋宗

特殊興行の中のオーソドックスな試合だ。
神嵜志音はコーナーに登ると「おはようございまーす!!」と朝礼を始め、「私に続いて声だせ!!」と観客を煽り「シオンちゃん頑張れー!!」と応援を強要した。
伊藤麻希が抜けた事でコーナーで客煽りをする枠が空いたので、そこに神嵜志音が入り込んだ形だ。
こういう観客にレスポンスを求める行動はいきなりやるとスベる可能性もあり難しいことがあるが、この日は訓練されたファンしか入っていないので、観客は容易にアジャストする。
次回は後楽園ホールという大きい会場の試合が控えているが、ここで訓練されたファンは後楽園ホールでも声を出すだろうし、今後も出し続けるだろう。
初披露の場としてかなり考えられており、神嵜志音の計算高さが証明されている。

ハットリ桜は技をくらっているときも含めて、
メヂカラでの表現力が以前よりも増していてとても好きだ。

神嵜志音が新しいステップに進もうと変化をみせるが、最後はハットリ桜が立った状態からグラウンドへ前締裏を決めてギブアップを奪った。

第2試合 20分1本勝負 凍雅きゅん争奪3WAYマッチ 凍雅vs.辰巳リカvs.小夏れん

「凍雅きゅん争奪3WAYマッチ」と不思議なタイトルがついているが、ルールは通常の3WAYマッチだ。

小夏れん
凍雅のタオルにレースを付ける魔改造がしてある。

小夏れんは凍雅に対してメロついており、定期的にアプローチを図っている。両国国技館でのタッグマッチでやたら凍雅になついていたのを思い出せばわかるだろう。

辰巳リカ
凍雅(照)

そして、辰巳リカは凍雅を「凍雅きゅん」と呼び始めた調本人だと自称しており、凍雅から貰ったボディオイルを塗ってきたとかそういう自慢をし始めた。
小夏れんも凍雅の為にパンを作ってきており(小夏れんは日常的にパンを焼いている)、パンと一緒に水まで持ってきている所に本気具合を感じる。

試合そっちのけで小夏のパンを食べる凍雅きゅん
セコンドの風城ハルにパンを分け与える凍雅きゅん

前述の通り、これはあくまでも3WAYマッチなので誰かから3カウントを奪った時点で勝敗が決まるので、凍雅は辰巳リカのフォールをカットに入る。

しかし、この行動によって、「凍雅のカット イクォール凍雅に助けられる」という歪な図式が成り立ってしまい、辰巳リカには凍雅に助けられたいという心が芽生え、自ら床に倒れ小夏れんを自分に覆いかぶせるという戦略的に自分に不利な状況を作り出すトンチじみたことをやり始めた。

小夏れんも脚四の字を極められる凍雅をひっくり返し辰巳リカとの立場を逆転させるアシストをすると、ロープを引っ張りロープエスケープを許さない。
2週間前に駿河メイと一戦を交えたことで、駿河メイのあの悪徳エッセンスが取り入れられたように感じた。

メロつく文りん

エルボーの打ち合いが起こるが、凍雅が仲裁に入る。
しかし、ここはメキシコなのでそういう話し合いとか生ぬるいものは存在せず、凍雅はコーナーに突き飛ばされてしまった。
コーナーの文りんにぶつかりそうになるが、凍雅の包容力で文りんが何故か赤面し始め、リング上の相関図はスパゲティのように複雑な線を結び始めた。

取り残された文りん

場外での闘いの末、凍雅は風城ハルを盾にバックヤードに逃亡。
それを2人も追い、文りんだけがリングに残されてしまう。
場外カウントが数えられるが、バックヤードから叫び声だけが聴こえる。

その後会場に戻ってくるが、辰巳リカと小夏れんが文字通りの脚の引っ張り合いをし、その隙に凍雅だけがリングに戻り20カウント。
この奇妙な3WAYをものにしたのだ。

凍雅は一人でゼンニチのエルピーダをやってる感がある。

第3試合 時間無制限勝負 5選手参加スーパースター時間差ランブル
まひロック様、ジョン志乃、ジ・アシダーテイカー、シンスケ・ワカナカムラ、キラ・リプリー

問題の試合だ。
なんと世界に名をとどろかせるスーパースターが板橋の地に集結するというのだ。これは凄いことだ。

キラ・リプリー

まず、リア・リプリーの入場曲が流れ始めマミーが現れた。
キラ・リプリーは体中に刺青が入っているし、髪も黒くなっていてオーストラリア人という共通点も作用してかなり本物に近づいていた。
おれは昨年両国国技館でリア・リプリーを観たが、この日のマミーはインスタでおもしろ動画上げてるときのオフの日のメイクで試合をしていたので、わりとガッカリした。
しかしキラ・リプリーはしっかり作りこんでいたので偉かった。

2025.10.17 オフの日みたいなメイクで試合をしたリア・リプリー
ジョン志乃

そして、My Time Is Nowが流れるとジョン志乃が走って登場した。
おれは鈴木志乃がファンからのプレゼントで黄緑色のジョン・シナのTシャツを入手しているという情報を掴んでいたが、ここで本物のグッズをつかったら権利関係で怒られるからなのか、無地のTシャツにマジックペンでシナのロゴを書いていた。

たぶんWWE Japanが存在していた時に毎年正月に販売していた福袋に入っていたものだろう。
(おれも持っている)

ジョン志乃は顔もジョン・シナみたいになっていて、堀が深く目尻にはシワが寄っている。ワル学博士ではなく、晩年のシナだ。

パワー負けするジョン志乃
見えっこねぇ

「Let's GO SHINO!」というコールが響く中、だれも「SHINO SUKS!」と言わない辺りがTJPWのファンの慈しみを感じる。
志乃はファイアーマンズキャリーの姿勢になるが、持ち上げきれない。

キラ・リプリーは長身を生かして締め上げてみたり、本家みたいにプレス機みたいに恐ろしい角度でフォールしたりとやたら再現度が高かった。
1回だけのネタにするには惜しい気がした。

そして「If Smell What Rock is Cooking!!」という掛け声と共にレッスルマニア27より前のバージョンのロックの入場曲が流れた。

まひロック様

まひロック様としてベイブが練り歩いて入場し、トライバル柄のタトゥーも入っていない、まだハリウッド進出していない頃のロックが帰ってきた。

Once in a Lifetime
WrestleMania XXVIII

まひロック様はジョン志乃とフェイストゥフェイスの状態になり、辺りを見回し始めた。
急に時代がレッスルマニア28(2012年)になったりして時空が歪んでいた。

まひロック様はロックボトムを狙うが失敗に終わる。
すると鐘の音と共に会場が暗転し始めた。
墓堀人が板橋を自分の庭にしにきたのだ。

ジ・アシダーテイカー
ポール・ベアりん

暗い会場でアシダーテイカーをカメラに抑えようとしていたら、急にポール・ベアラーのようなヒゲを生やした文りんがフレームインしてきて完全に不意を突かれ、おれは笑うしかなかった。
ポール・ベアりんは骨壺みたいなやつも持っていたし、たぶん焼き肉屋で壺カルビを頼んだ時に壺を掲げてたくちだと思う。

焼き肉屋でしばし見られる光景
よく観ると白目になっている。
レッスルマニア27以前の髪型だ
チョークスラム
オールドスクール
R.I.P

アシダーテイカーはロープの上を歩きオールドスクールを決め、更にはキラの腕を折りたたみ埋葬しようとしていた。

シンスケ・ワカナカムラ
マウスピースではなく赤いテープを貼っただけらしい。
よく観ると黒のストライプもガムテープだ

そしてバイオリンの音色と共にシンスケ・ワカナカムラが入ってきた。
入場時には観客も合唱し始めるし、ワカナカムラは常時クネクネしている。
昨年の山下実優の恰好をして登場したときもそうだが、上原わかなは真似をするときに本気で役に入り切るので口の形からしてかなりストロングSTYLEだった。

キンサシャ
ピープルズ・エルボーをするにあたってもSHINSUKE NAKAMURAテイストが入っている。

まひロック様がピープルズ・エルボーをしようとするが、邪魔が入り、そして何故か他のスーパースターがピープルズ・エルボーをやろうという謎のくだりがあった。

終盤、まひロック様は雑に強くなりはじめ、右眉は常につり上がっている。
そして次々とトップロープ越しにスーパースターを転落させ残りはまひロック様とジョン志乃の2人になる。

業界一シビれる技

まひロック様は遂に業界一シビれる技を決めるがフォールは返されしてしまう。再びロックボトムに入ろうとするが、今度は志乃がアティチュードアジャストメントの体制に。
しかし体制が崩れてしまう。

LAST TIME IS NOW

最後はグンタ―に締められ、全てから解放されたような笑みを浮かべた引退試合のシナのようにはにかみながら志乃はタップした。


第4試合 文武両道マッチ
渡辺未詩&七瀬千花 vs 遠藤有栖&風城ハル

1カウント・フォールを取ったチームに問題が出され、正解すれば1ポイント奪取。2ポイント先取したチームが勝利。

問題の試合だ。
昨年の文武両道マッチでも登場した渡辺未詩と遠藤有栖だが、そこに新メンバーとして七瀬千花と風城ハルが加わった。

風城ハル

おれは風城ハルのサイン会に行った事はないが、普段の言動からなんとなくヤバそうな感じがするし、たぶん危険人物であることはおれの野生の狼-WOLF-の勘でわかっていた。
現に、昨年のファンミーティングのクイズ開催時に、後方の座席で全く分かっていなさそうな顔をしていたことをおれは見逃さなかった。

遠藤有栖らが珍回答をするなか、たぶんわかっていない猫とハル

風城ハルはつい先日まで高校生だったので、こういう勝負は有利に思えるかもしれないが、おれは決してそうはならないという確信があった。

「バーカ!バーカ!」
渡辺未詩

1カウントで回答権を手に入れられるとはいえ、渡辺未詩はこの間までPRINCESSオブPRINCESS王者であり、簡単に倒せる相手ではない。
いとも簡単にフォールを奪い回答権を得る。

「サンケン……?」
なにか言いたそうな文りん

Q.三権分立の3つの権力をすべて答えなさい
A.未詩「サンケン?3つね……3つ言葉を言えばいいのね……『みさざる、いわさざる、きかさざる』」
(答え:立法・行政・司法)

たぶんわかっていない。
なにか言いたそうな文りん

両チームメンバーを入れ替え試合が再開すると遠藤有栖に回答権が与えられた。

遠藤有栖

Q.縄文時代の人が使っていた土器をなんていう
A.有栖「これわかるよ……『斧』」
(答え:縄文土器)

遠藤有栖のアホな回答に驚きを隠せない風城ハル
七瀬千花

Q.鎌倉幕府を開いた人物は?
A.千花「アシカガヒサミツ」
(答え:源頼朝)

Q.1/2+1/4=?
A.ハル「1/6」
(答え:3/4)
コーナーの遠藤有栖が「え?違うの!!?」と言っていてもうダメだと思った。

Q.日本で一番長い川は?
A.有栖「これ去年もやったよね?信濃町川!」
(答え:信濃川)
たしかにこの問題は去年もやったが、余計に町といったことで不正解となった。

自信があったのに間違えて頭を抱える遠藤有栖と、去年この問題で「ナイル川」と答えたピンク

Q.日本で一番面積の大きい都道府県は?
A.未詩「北海道」
正解〇
遂に正解が導き出された。

Q.江戸時代を開いた人は?
A.ハル「織田信長です!」
(答え:徳川家康)
「開く」というのであれば江戸時代ではなく江戸幕府と言うべきな気がしたがおれにはよくわからない。
しかし、無関係の織田信長が正解になるわけがなかった。
仮面ライダーオーズや鎧武が歴史の勉強にはならないことがハッキリと証明された。

風城ハルがアホだと確信した渡辺未詩
なにか言いたそうな文りん

Q.工業製品を多く海外に売ることを何と言うか
A.未詩「転売」
(答え:加工貿易(?))

これはおれも答えに自信がないので、だれかこっそり教えて欲しい。

Q.血液の中で体中に酸素を運ぶ働きをするものは?
A.ハル「赤血球だ!」
正解〇
ついにイーブンになった。

Q.100円の20%はいくら?
A.未詩「20%引きってことでしょ……?80円!」
(答え20円)
ケアレスミスだ。こういうミスがメキシコでは死を招く。

Q.地球で一番大きな海は?
A.有栖「これはわかりそうだ……。日本海」
(答え:太平洋)

「大事な大事な……?」

有栖と千花が間髪入れずにフォールを奪い合ったので遠藤有栖が先に2問、その後に七瀬千花が答えることになった。

Q.『大切』と同じような意味の言葉を一つ答えてください
A.有栖「大事な大事な・・・・・・・?『愛』」
(答え:重要、肝心、大事など)
「大事」と口にしながら問題の意味を理解していなかった。

Q.1メートルは何cm?
A.有栖「60cm!!!」
(答え:100cm)

昨年の山下実優と同じく遠藤有栖も60cmと答えて会場は笑い以上に「え・・・?」という驚きのような声が漏れ、空気が凍り付いた。

何か言いたそうな文りん
1mの問題で敗北が過るも遠藤有栖が斜め上の回答をしたので命拾いした七瀬千花
不正解を受け入れられない遠藤有栖

Q.植物が光を使って養分を作る働きをなんていう?
A千花「光合成」
正解〇

最後は七瀬千花が光合成と答えて、この終わりの見えない闘いに終止符を打った。

風城ハルはアホな回答をする遠藤有栖にキレはじめ、蹴りを入れた後に追いかけまわすが、風城ハルも他人を責めれるほど正解していない。

セミファイナル インディアンポーカーマッチ
山下実優vs.中島翔子vs.ハイパーミサヲvs.愛野ユキ

※通常ルールに加え、インディアンポーカー形式で禁止行為を加えたルールで、最後の1人が残るまでおこなわれる特別ルール。

問題の試合だ。
この試合のルールはかなり複雑で、予め技名などが記載されたカードを選手が引き、自分が何を引いたのかわからない状態で試合をする。
例えば「スープレックス」と書かれたカードを引いた選手がスープレックスをした瞬間にその選手の敗北だ。
つまり、自分の得意技を書かれたカードを引くとかなり不利だという寸法だ。
試合開始前に駆け引きタイムなる時間が設けられ、1回だけカードの交換が許される。
ルールが複雑なうえに、4人とも前日にイタリアから帰ってきたばかりで時差ボケを解消できておらず、極限の状態での試合となる。

それぞれNG行動が書かれたカードを掲げ、30秒間の駆け引きタイムが行われた。
すると山下実優がルールを確認し始め「頭の上のことやっちゃいけないんでしょ!?て、ことは中島は……ね?」と余計な事を話し始め、中島翔子は自分にとって不利な札を引いたと確信しカードの交換を要求。
619は中島翔子がほぼすべての試合でやる技であり、このまま試合をすれば中島翔子の敗北は確実だった。
あまりにも軽率な発言をした山下に対し、愛野ユキとハイパミは怒っていた。

そして中島翔子は「ドラゴンリングイン」を引き、もう既にリングインしている中島翔子はかなり安全な状態になったと言っても過言ではない。

いつもなら背中に強烈なキックを打ち込む山下だが、それがNG行動の可能性もあり躊躇いをみせる。
「ヒップアタックしましょうよ。」
「やっぱり怪しい」
「ヒップアタックするぞ!!!!」

なにをやったらNG行動なのかわからない4人は、自分の得意のムーブをやろうとするも寸でのところでとどまってなかなか試合が進まない。
すると愛野ユキがハイパミのNG行動であるヒップアタックを誘発するべく、ミサヲと共にヒップアタックをするように誘い込む。
しかし、その誘い方があまりにも直接的でまるでロナウドのFKのようだ。
山下は半分ヤケになったのか「ヒップアタックするぞ!!!!」と叫び始め、ハイパミは完全に自分のNG行動を理解した。

中島翔子は絶好の619チャンスを迎え、そのまま619。山下が余計なことをいわなければこの時点で勝負は決していた。
メキシコの荒野では情報を守ることはは身を護ることでもあるのだ。
必要以上に情報を開示するとダニー・トレホにナイフで刺されれ死ぬ……。
END OF MEXICO・・・・・。

中島翔子はエプロンでの攻防からコーナーに登り、そのままライダーキックをしようとするが、気転を利かせた愛野ユキがコーナーに駆け寄り距離を詰め、中島がキックをキャンセルし着地をした。
すると、この動きがドラゴンリングインにカウントされNG行動になり失格になった。

難しいこと考えるのがキツそうなリーダー
各選手のNG行動を覚えるのが大変なナルシー秋宗レフェリー

2ターン目になり、今度は各選手が2枚ずつカードを引きNG行動が2倍に増えた。
山下は途中からこの複雑なルールについて考えるのが嫌になってるような表情を見せていた。
愛野ユキはカードチェンジを要求するがブーツから得意技のタックルになってしまい、かなり不利になっていた。

ヘッドロック一つとっても黒ひげ危機一髪状態なので、技数が制限されたかなりスローな展開だ。

山下は2ターン目となり、相手選手のカードは自分のNG行動の可能性が低い(同種のカードはたぶんない。)という結論にいたり、ハイパーミサヲと愛野ユキのカードを思い出しつつ自分がとっていい行動をかなりデカイ声で独り言で確認していた。
そのときAA(アティチュードアジャストメント)ではなく「FU」と言っていたのが印象的だった。

愛野ユキにスクールボーイやらせるべくスクールボーイの応酬となるが、ハイパミが怪しすぎたので乗ってこない。

失格

その後も山下のソバットを誘発するべくわざと愛野ユキがスクールボーイで丸め込まれる体制になったり、愛野ユキが自分のNG行動を予感しリバーススプラッシュを踏みとどまったりするが、最後にタックルをしてしまい失格。
(山下は愛野ユキのNG行動を忘れており「タックルだったんだ!?」と発言しており、駆け引きとかそういう次元の闘いをしていなかった。)

3ターン目はお互いが3枚のカードを引きNGを引く可能性がかなり高くなった。
おれはハイパミのジャンピングニーで救われているところがあるので、NG行動に選ばれて心底悲しんだが、カードチェンジを行いミドルキックになった。
しかし、山下はミドルキックがハイパミのNGならば、自分が使っても大丈夫なはずだという考えにいたり、急にピッチを上げてウォームアップをし始め殺人マシーンのようだった。

スプレー攻撃を踏みとどまるハイパミ

ミドルキックを使えると確信した山下は恐ろしい蹴りを連発していた。
山下程の鍛錬を積んだ真のレスラーはミドルキックだけでタルサドゥームをころせるくらいなので、こういった制限された闘いでも試合を決められるくらいになっている。
ハイパミもジャンピングニーを出したらNGではなかったので連発し始める。

ハイパミは勝利の為に山下の最も危険な技であるスカルキックを誘うが、山下はハイキックもしてくるしとにかく危険だった。
最終的にスカルキックを放った山下が失格となるが、ハイパミはフラフラの状態だった。

メインイベント 20分1本勝負 コスチュームチェンジマッチ
荒井優希&瑞希&上福ゆき&らくvs.鈴芽&原宿ぽむ&HIMAWARI&高見汐珠

問題の試合だ。
コスチュームチェンジマッチは毎回会員限定興行でやっているが、誰がどの恰好をしてくるのかは全く予想が出来ない。
試合前に公開した高見汐珠の動画が異様に面白かったので紹介しておく。

そして、各選手の入場曲が流れ始め選手が入場し始めた。

ポッピングアイスラビット
大暴走フラワーガール
本物のように反れない芦田のミッフィー
原宿スノークリスタル
パッションブルーマスタード
スヤスヤヴィーナス
髪を引っ張っているのはベイブの恰好をした鈴芽だ。
アップアップガールズ(長身)
ビビットシュガーカスタード
じーにあすちーきーちゃんぷ
長さが足りていない

全員元の選手の世界観を破綻させずに着こなしていて凄いと思った。
3歳児の凍雅は入場時の絶妙な笑みがやたら似てると思った。
高見汐珠に関してはタッグパートナーの瑞希の恰好をしていたが、ほぼ本物とそん色がない。

しかし、各選手が動き出すと違和感で溢れかえる。
HIMAWARIの恰好をした荒井優希は髪が短く鞭のように振れない。
先週の新宿FACEでHIMAWARIの髪がおれの顔をかすめて恐怖したが、やはりあの技は今まで闘うために一度も髪を切ってこなかったものにしか出来ない技であり、簡単にまねできるものではない。

偽芦田のミッフィーは本物のように軟体生物ではないので脚が上がり切らない。
そして、偽のHIMAWARIが本物のHIMAWARIにゴロゴロして走らせるやつをやるという奇妙な光景が広がっていた。

おやすみエクスプレス
おやすみなさいフォール

アプガ(長身)はおやすみエクスプレスをするが、何故か凍雅の恰好をした3歳児も紛れ込もうとしてややこしい状況になった。
3歳児はだいたいらくとこの技をやっているため、身体に染みついた動作が現れてしまった。
隠してきたらくぽむの暴力性やメキシコから目が背けられないのだ。

デカイらくは途中かららくである事を忘れかけ、思い出したかのようにぽっぽーチョップをしていた。

柔軟性に難のあるミッフィーは介護がないとあのチアの動きが出来ない。
本人が不在の状態で芦田のミッフィーのオリジナル性が証明されたことになる。

やたら発音の良いSMILE TRAINをするも、そもそも足がマットについている。
コーナーにいた本物の鈴芽「本物の鈴芽は離しますよ」

偽の瑞希と偽鈴芽は瑞希がよくやる脚を掴み合った状態から話し合いでお互い脚を話し停戦する件をやろうとするが、鈴芽の恰好をしたからといって、瑞希の狡猾さが消えるわけではない。両者は相手をだまくらかすことしか考えていない。正々堂々こそが卑怯とでもいうべき思想。瑞希のイデオロギーが滲み出ていた。


桐生真弥のコスチュームがデカかったのか、レッグウォーマーが度々ずれ落ちる鈴芽
高見汐珠は瑞希の狡猾さを完全に自分のモノにしておりかなり危険だ。
「間違って鈴芽になってしまい 大変申し訳ございませんでした」

鈴芽は桐生真弥であることを忘れ、鈴芽として振る舞いそうになるが、それを反省して謝り始めた。
過去には意地でも謝りたくないと謝罪を拒絶していたが、立場と状況と時間が人間に変化をもたらす。

桐生真弥との謝罪を拒絶する鈴芽
ローリングサンダーをしようとするも、宙返りが出来なくて前転を2回する三歳児
角度によってはほぼ本物だ。
らくである事を忘れているアプガ(長身)

全員急に自分の本来の姿を思い出したり、ロッキーのスタローンのように設定をど忘れしたりしたが、最後は偽物のHIMAWARIがサソリ固めで偽物の瑞希に勝利した。

エンディング

場外ではまだ混沌-CHAOS-な状態が続くが、偽のHIMAWARIがマイクを手にし、レッスルユニバース会員がいつも近くで応援してくれてると感謝の言葉を述べ、一生ユニバース会員でいろという恐ろしい発言をして、ビッグマッチが終わったら解約とかそういう生ぬるい考えを許さない。

最後は全員がリングにあがり、LEADERである山下が締めて大会が終了したのだ……。

ジョン・志乃の血色がよくなっている。

特典会

おれはいつものように桐生真弥とハイパーミサヲと文りんのところにいった。

まひロック様

ベイブは実はあまりザ・ロックのことを知らなかったらしく、この試合をするにあたっていくつか試合を観て勉強をしたらしいし、仕上げにはワイルド・スピードまで観ているので、ステイサム学会員のおれとはいつか対峙しなければならない関係だ。
また、片眉を上げるやつが出来なかったので急遽描き込んだらしい。
実はジョン志乃の顔が面白かったので笑いそうになってたようだ。
おれは2014年にドウェイン・ジョンソンを観ているが、12年ぶりにこの眼でロックを観れたという寸法だ。

2014年に「ヘラクレス」のプレミアムイベントで六本木に現れたドウェイン・ジョンソン
代々木ロックが遂に本物と邂逅した場所だ。
「イ」

文りんにはポール・ベアラーが面白かったという話をしたが「凍雅きゅんにメロついてたので、なんのことだかよく覚えていない。」と草救会の試合の後のグレート・フジみたいなことを言われた。

あと、文武両道マッチの1問目である三権分立を答える問題が、2週間前に行われた「ギャル男くん興行」の社会人プロレス適性検査マッチと全く同じだったことについて話した。

佐々木コンプリートJr.

こちらは全員社会人であり大体の問題に答えられるのがこの日のTJPWとの大きな違いだ。
特にコンジ先輩に関しては早稲田卒で普段は研究員なので、ただでさえ倫理観を忘れた恐ろしい蹴りをするのにこのルールでは強すぎた。
ジャック電マーも似たようなルールで試合をしたことがあると教えてもらったがまだ探しきれていない。


ハイパーミサヲ

ハイパミは山下実優がルールを理解していないことに腹を立てていて「頼むから喋らないでくれ」と思っていたようだし、意味わからないくらい蹴ってきたことについても嘆いていた。
ほぼ1か月ぶりに日本での試合だったが、いきなりこういう特殊な試合を組むのがこの団体だ。

5.4後楽園ホール大会のチケットを買え

前回も書いたが、5.4には後楽園ホールでの試合が迫っている。
細かいプレビューは書かないが、興味深いカードが多いし、7.18に開催されるビッグマッチであるSUMMER SUN PRINCESS '26の序章になる気がするので、抑えておくべき大会だろう。
おまえはGWだというのに特に予定もないまま、日々の疲れを理由に靴を履くのも躊躇うようになり、布団のなかでスマッホを観て過ごし、インスタグラムとかで小麦粉を薄く焼いたやつとか猫ちゃんのショート動画をみているうちに日が暮れ何もやる気がなくなり、トイレにいくのすら億劫になり・・・・・・死ぬ。END OF MEXICO……。
そうならないためにも、おまえは5.4は後楽園ホールに行く必要があることが証明されている。
チケットを買え。今すぐにだ。
(キュアナイル)


いいなと思ったら応援しよう!