【TJPW】桐生真弥が山下実優とアイアンマンのベルトを巡って王座戦をすることになった(キュアナイル)
よく来たな。おれはキュアナイルだ。おれは毎日もの凄い量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。
おまえは東京女子プロレス(TJPW)の10.12新宿FACE大会のカードを観たか?なんと、桐生真弥が山下実優とアイアンマン王座を巡ってシングルマッチをすることになった。
ハッキリいって緊急事態だ。試合まで1週間を切っている。
おれはそう思ってこの記事を書いたという寸法だ。
(どうせおまえたちは「10.4の夜に開催されたファンミーティングについての記事が書かれ、失われたアトランティスの全貌が明らかになる!」と思っていたのだろうが、そんな考えはおれはお見通しであり、そういった甘い考えはサメにでも食わせろ。)
STORRY・・・・・・
事の発端は10.4の品川大会での第4試合だ。
桐生真弥は9.20のレッスルプリンセスⅥのバトルロイヤルを勝ち抜き見事アイアンマンヘビーメタル王座を獲得した。
おまえはアイアンマンヘビーメタル王座を知っているか?
アイアンマン王座はレフェリーさえ付いていればいつでもどこでも何でも3カウントを奪えば王座を奪えるという特殊なベルトだ。
これを持っている限り、安息の時間は訪れることはなく、常に臨戦態勢でいないとベルトを守ることはできない。
道端のサボテンの影には毒サソリが隠れているし、ダニー・トレホがナイフを投げてくるのを24時間警戒しなければいけなくなり、これをもった時点で全ての景色がメキシコになるという恐ろしいベルトだ。
そして、9.27の新木場で、桐生真弥は猫はるなの策略でベルトを奪われるが、猫はるなはこの日でプロレスラーを引退し、一般人になり、「ベルトを持っていると人間たちが襲ってくるから」という理由で桐生真弥にベルトを返還した。
そして桐生真弥は今日までベルトを保持し続けているのだが、10.4の品川大会。この日は第4試合に「6人タッグマッチ 遠藤有栖 桐生真弥 鈴芽vs.山下実優 ハイパーミサヲ 鳥喰かや」が行われた。



先に入場してきたハイパミは山下に「考えがある」と言い、桐生真弥が持つアイアンマンのベルトを奪うつもりでいた。
山下は承諾し、何も知らない桐生真弥は意気揚々と入場してきたが、後ろから強襲され危うく3カウントを奪われそうになるがカウント2で返し難を逃れた。


ベイブはこの時点で人間不信に陥っていた。
入場のポーズも明らかに青コーナーを警戒していていつものようなポーズをとれていなかった。

そして、試合が始まるタイミングでハイパミがマイクを要求するが、ベイブはそれを遮り「なんで襲ったの?」と問い詰め始める。
試合前に不穏な空気が流れるが、ハイパミは「隙を見せたほうが悪い」と言いベイブを襲う。
そう、ここはメキシコであり、ハイパーミサヲはまさに毒サソリそのものだった。
毒サソリは獲物の予定や都合などいちいちLINEとかで確認してこないし、そもそもスマッホを持っていないのでLINEをダウンロードすることも出来ない。
ベイブはそういう世界にいることを忘れかけていたので危うく王座を落としかけた。

ベイブはそのやり取りで謝罪の体制に入り「隙を見せて大変申し訳ございませんでした」と謝りだした。
素直に自分の非を認められず、S.N.Sで常にバトルを行うやつは多いが、ベイブはその辺の大切さを理解しているので素直に謝ったという寸法だった。

ハイパミはスプレーを持ち出し、合わせ技で3カウントを狙うが、先ほどの強襲で警戒心が増したベイブはそれを返し続けた。

ベイブを襲うのはハイパミだけではなく、山下も一緒だった。
山下実優はとても強いので、恐ろしい蹴りでベイブを震え上がらせた。

でじもんも活躍していたが、LEADERである山下は容赦がないし、鳥が遠藤有栖を封じ込めていたので、ベイブと山下が対峙する時間が多かった。





終盤、河底撈魚を決めることに成功するが3カウントは奪えなかった。
そして山下は得意のアティチュードアジャストメントを狙うがでじもんがそれを阻止。
フィニッシャーであるスパインバスターを狙うが、なかなか持ち上げられず、逆にコブラクラッチの状態で投げられてしまい、そのままグラウンドで締めあげられてタップアウト。
ベイブは王座を落としてしまった……。

山下はTJPWのリーダーであり強さの象徴みたいな人で、アイアンマンのベルトを手にした回数も実は結構ある。
そんな相手に1対1の状況に持ち込まれるのはベイブにとって分が悪く、大変危険な存在であった。
山下とハイパミと鳥が勝ち名乗りを上げるが、その隙にハイパーミサヲが山下を丸め込んでベルトの奪取を狙う。
しかし、山下はその辺も慣れているのでビクともしなかった。
(どうでもいいが、おれはこの山下を観て『ユニバーサル・ソルジャー』でリュック・デュブロー(演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム)の太ももから発信機を取り出すシーンを思い出していた。)



その後、山下はリングを去ろうとするが、桐生真弥はベルトを離さず「山下さん、私それを群馬に持って帰らないといけないんです。」と無茶を言い始めた。
そう、2週間後の10.19はベイブの故郷である群馬県での大会であり地元凱旋興行が行われる。
地元に錦を飾るためにはベルトが必要であり、手ぶらで帰るわけには行かなかった。
しかし、山下は「返さない」と一点張りだが、桐生真弥はゴネはじめた。
桐生真弥は終いに「えー、じゃあどうすればいいんですか?」と言い始めるし、山下に「譲渡してもらってうれしいのか?」と煽られても「え?ダメなんですか?」と開き直り始めて、かつてないほどベルトに執着していた。

最終的に山下は次週の10.12の新宿FACEでアイアンマンの王座戦を行い、正々堂々やって勝ったらベルトは桐生真弥のものだと言った。


するとベイブは「やりますよ。やりますシングルマッチ!」と現王者の山下の提案を呑み、「これが私の意志だ!山下さん……。いや、山下!!……さん。」と山下の鋭い睨みで若干腰抜け気味になったが、続けて「あなた来週の試合までにそれ持っていられるんですか?」と逆に桃色ストライカーを挑発した。
山下は「来週どころか来年も再来年もチャンピオンであり続ける」と宣言し、両者凄い睨みを利かせていておれは打ち震えた。
ベイブはあまり積極的にマイクで意思表示することがなかったので、それこそ王者に直接挑戦表明するのは2022年の夏に赤井沙希と荒井優希の持つPRINCESSタッグ王座戦に挑戦表明するとき以来だったと思うし、ベイブの内なる闘志を観た気がした。



そして、一区切りつき、山下がリングを降りようとすると、ベイブはいままで観たことのない俊敏な動きを見せて山下を丸め込み3カウントを奪った。
そう、ベイブが再びアイアンマン王座に輝いたのだ。
そして、一目散にリングから姿をけしたのだ……。
BACK STAGE……
品川大会 試合後コメント🎙
— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) October 4, 2025
山下「真弥! 絶対に許しません! 決まってますよね? 次の新宿FACE。(山下選手がやろうと言って決めたので)納得しましたからね、本人。絶対に許さない! (新宿FACEではその怒りをぶつける?)全力でぶつけにいって頭を吹っ飛ばしたいと思います」#tjpw pic.twitter.com/IUVMJsSuuD
バックステージでのコメントで山下はブチ切れており、殺気に満ちていた。正々堂々と勝負しなかったベイブに対して裏切られた気持ちになっており、許せないと激怒している。
しかし、アイアンマンのベルトとはそういうものであり、恐らく愚地独歩も反論しない。
ハッキリ言って桐生真弥のことを舐めていた山下の落ち度他ならない。

空手を封印し使わないと宣言しながらマワシウケを使い「空手家が空手使ってどこがワルいンでェ」と言ってドイルをボコボコにした愚地独歩と、桐生真弥が勝利に徹してつかった手口の精神的なアティチュードは同じであり、メキシコの荒野ナイズされている。


品川大会 試合後コメント🎙
— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) October 4, 2025
真弥「山下さんとのシングル、なくなりましたよね?(やる気でした)山下さんという危険人物とシングルマッチをやると危険だと思います。(山下選手も頭を吹っ飛ばすとか)とにかく生き延びてベルトを守って群馬に帰りますので。…え、本当にやるんですか?」#tjpw pic.twitter.com/djp6yvT1IJ
一方ベイブは、自分がベルトを獲ったのだから、シングルマッチをする必要は無いと言い、無かったことにしようとしたが、山下はシングルをやる気に満ちており大変危険な状態だった。

そして、TJPWの公式より、新宿FACEの全カードが発表され、本当に桐生真弥vs.山下実優のシングルマッチが行われることになったのだ・・・・・・。
山下実優に勝てるのか・・・・・・?

そもそも山下実優とは一体どんな人物なのか。何故、そんなに恐れられているのか。
おれは歴史の授業をするわけではないので、山下の経歴を事細かに書くつもりは全くないが、2013年の8.17にデビューしており(テストに出る)、団体の立ち上げから東京女子を支えている存在であり、団体の象徴である。
空手をバックボーンにしていて、スカルキックと呼ばれる恐ろしい回し蹴りを頭に叩き込んでくるし、アティチュードアジャストメントといった投げ技もあるし、変形のコブラクラッチで投げてそのまま締め落とす危険なやつだ。

確かベルト自体は米国に置いてきたがスパーク女子王座も同時期に持っていたはずだ。
団体の最高峰のベルトであるPRINCESS OF PRINCESSのベルトを4回巻いているし、伊藤麻希とのタッグチームである121000000では2回もタッグ王者になっている。
DDTのユニバーサル王座を巡ってMAOとマイク・ベイリーの3WAY戦でも勝利してるし、その後にはニック・ウェインとグリンゴ・ロコと3WAY戦をやったりしていて、海外の男子レスラー相手でも全く問題ない。
ブレイク・クリスチャンにもシングルで勝ってるし、アティカス・クーガーにも敗れたが、頭に竹串を突き刺したりする残虐性も持ち合わせている。

YDNPのサイン会に行ったときはジョーダン・オリバーから「山下の蹴りはメッチャ痛いよ。」というコメントも聞き出せた。
たまに海外遠征から帰ってくると、海外の団体のベルトを土産にしているときもあり、メルセデス・モネに目を付けられているなど存在がワールドワイドだ。

そんな強さの象徴みたいな山下実優に桐生真弥は勝てるのだろうか……。
山下は過去に、ベイブが謝罪し終わったタイミングで現れてはベイブを蹴り倒したりするし、それがベイブの地元の群馬だろうと容赦がない。

アイアンマンの王座戦はベルトの特殊性から試合自体も特殊になることもあるし、高橋ヒロムvs.平田一喜のアイアンマン王座戦は特殊過ぎて両国が困惑と笑いと感動が同居する凄い試合になっていた。そのアイアンマン王座特有の混沌-CHAOS-具合を味方に付ければ勝てる可能性もある。
しかし、忘れてはならないのは、ベイブは無観客で行ったマットプロレスでのワンデートーナメント(2カウントフォールルール)で山下にシングルマッチで勝利した経験があり、真っ向勝負でも勝つことが可能なのだ。
それに、前回のレッスルPRINCESSⅥの記事でも書いたが、団体全体が大きなうねりの中にある状態だと感じるし、この日もらくが辰巳リカにかなり勝利まで近づく試合を展開していたし、今までの流れではありえなかったことが起きてもおかしくない空気が漂っている。
これは会場に通う者の皮膚感覚の話であり、アフィリエイト稼ぎで遠隔からしょうもない書き込みをして対立を煽る腰抜けとは一線を画しているといっても過言ではなくおれの話は信用できる。
FIGHT…MAHIRO FIGHT…
おれは10.12の新宿FACEは翌週に控える10.18の後楽園ホール大会の前哨戦とかが見どころで、繋ぎの意味合いが強い興行だと思っていたし、正直にいうと、この日町田で行われるUWF関東学生プロレス連盟のBIGマッチの方が気になっていた。
しかし、桐生真弥vs.山下実優が発表されたことで、この3連休に行われるプロレスの試合で注目するべきカードNo.1のポールPOSSISYONについたと言っていいだろう。
おれは地元に錦を飾るベイブの姿が観たいし、それを多くの地元の人が望んでいる。昨年の満員だったGメッセ群馬のことを思い出せばわかるはずだ。
ここで山下実優に勝って王座を防衛すれば地元では奉られるだろうし、なんならレッスルプリンセスⅥで山下に勝ったことで弾みをつけて渡辺未詩に挑戦表明した愛野ユキのように、10.18の後楽園ホールのメインイベントの勝者に挑戦表明しても誰もが納得をするだろう。
桐生真弥は現在そういうポジションにいると言っても過言ではなく、目が離せない状況だ。
おまえはそういう歴史の転換点を目撃しようとしているのだ。
MEXICOの荒野には危険と黄金がどこに隠されているかわからない状態であり、桐生真弥はまさに今MEXICOの荒野に踏み入れている状態だ。
これは現地で観るべき試合であるし、会場に行けないやつはレッスルユニバースで見守るべきだ。
真の男であるなら自分がとるべき行動はわかるはずだ。
(キュアナイル)
