NISAで何を買えばいいか分からない人へ。個別株40銘柄を捨てた37歳が「オルカン一本」に辿り着くまで|守備型サイドFIRE日記⑤
「NISAを始めたけど、結局何を買えばいいか分からない」
「個別株も気になるけど、選び方が分からない」
ついこの間の私が、そのまま当てはまります。
<30秒要約:この記事で伝えたいこと>
【現状】
個別株40銘柄を保有し、休職中も株価に一喜一憂してメンタルを削る「投資家ごっこ」の状態。
【判断】
銘柄分析という「労働」を捨て、全世界株式(オルカン)に集約。「世界全体を買っている」という心の平穏を選ぶ。
【軍資金】
第1〜4回で捻出した「年間約106万円」を、
迷わずこの王道へ流し込む。
【守備】
投資一辺倒ではなく、「月11万の現金積立」と
並行するハイブリッド戦略。
【提供価値】
暴落時でも迷わず積立を継続するための判断基準も、第10記事「完成版テンプレート」に組み込んであります。
💫1. はじめに:手元に揃った「年106万円強」の使い道
第1回から第4回にかけて、
スマホ・ネット・保険の徹底的な見直しを行ってきました。
その結果、我が家の家計には以下の余力が生まれました。
スマホ・ネット代:年24万円
保険の見直し:年82万円
合計:年106万円
収入を1円も増やさず、固定費という「家計の穴」を塞いだだけで、年間100万円を超える「医学部基金・老後資金」の原資が手元に揃ったのです。
この軍資金をどう増やすか。
かつての私は「より高い利回り」を求めて、
個別株の世界にのめり込んでいました。
正直に言うと、この「使い道を決める」という判断が、一番時間がかかりました。__________________________________________
💫2. 「銘柄コレクター」という名の労働に疲弊した過去
あなたも、スマホの証券アプリを開くたびに「なんとなく安心」していませんか?
投資を始めた頃、私はNTT、三菱商事、JTといった有名企業の株を、分散投資を意識しつつ少しずつ買い集めることに満足していました。
気づけば銘柄数は40を超え、スマホのアプリを開くたびに、赤や緑の数字に一喜一憂する毎日。
特にいまは休職中で、メンタルを回復させなければならない時期。それなのに、40銘柄について
「どの銘柄が上がるか」
「いつ売るべきか」を考え続けること自体が、
私にとっての「重労働」になっていました。
ナヴァル・ラヴィカントはこう説いています。
「同じゲームを何度もくり返せ。人生の見返りはすべて複利で殖える」
40銘柄を毎日眺めて変えていたのは、複利ではなく消耗でした。
そして気づきました。40銘柄を眺め続けるより、世界経済の成長にただ乗り続ける方が、はるかに「正しい判断」だと。__________________________________________
💫3. 私の判断:全世界株式(オルカン)で「判断コスト」をゼロにする
私は40銘柄あった個別株の大部分を整理し、
新NISAの積立先を「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」一本に集約することを決断しました。
あえて「S&P500(米国株)」をメインに選ばなかった理由はシンプルです。

「米国株の方がリターンが高いかもしれない」という悩みすら、私にとっては「判断コスト」という負債でした。
特定の企業の業績に一喜一憂するのではなく、
「世界経済の成長そのものに乗っている。」
「世界中のどこかで誰かが稼げば、自分の資産も増える。」
この究極に「シンプルな思考」こそが、守備型資産形成の核となります。
「悩む時間そのものがコストだ」という気づきが、個別株の整理を一気に加速させました。
個別株の整理の際、日本製鉄を多く保有していたので、正直売却ボタンを押す直前まで
「USスチール買収が成功すれば上がるかも」
「今売ったら損ではないか」
という迷いがありましたが、このシンプルな思考に立ち戻り売却を決めました。
(結果として、もうこの銘柄の行方を一生追い続けなくていいという謎の解放感がありました笑。)
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💫4. 高配当株は「心理安定のご褒美枠(サブ)」として扱う
もちろん、私は高配当株を全否定するつもりはありません。
不労所得である配当金は、本当に嬉しいものです。
そこで、私の守備型資産形成では
「コア・サテライト戦略」を採用しています。
【コア(90%)】オルカン。
資産形成の核。絶対に動かさない。
【サテライト(10%)】高配当ETF。
ご褒美枠。
サテライトは、家計全体を壊さない範囲(全体の1割以下)に封じ込め、「楽しみ」と「合理性」を両立させています。__________________________________________
💫5. 教育資金と新NISAの「ハイブリッド戦略」
ここで、前回の記事でも触れた「守備のルール」について詳しくお話します。
私は資産のすべてをNISA(投資)に回しているわけではありません。
「使う時期」に合わせて武器を使い分けています。
●高校までの学費(第2層:教育防衛資金)
月11万円の社内預金 + ボーナスで「現金」を積み立てる。
直近〜10年以内に使うお金をリスクにさらさない、鉄壁の守りです。
●大学以降の学費(NISA)
月10万円(子1人につき5万)を、私の「新NISA枠」で運用。
こちらは10年以上の時間を味方につけ、複利のレバレッジをかけて大きく育てる役割です。
「現金で足元を守り、NISAで未来を獲る。」
この明確な役割分担があるからこそ、暴落が来ても「高校までの学費は現金にあるから大丈夫」と冷静でいられるのです。(※詳細は第7記事で詳述します)
「投資は怖い」と感じていた私が、なぜ暴落が来ても焦らずにいられるのか。
その答えが、この役割分担にあります。
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💫6. この「仕組み」を支える2つの思考OS
今回も、私の判断を支えたのはこの2冊です。
まず、両学長の『お金の大学』。
ここで説かれる「増やす力」の本質は、ギャンブルをせず、長期・積立・分散の王道を歩むことです。固定費削減で浮いた「106万円」をこの王道に流し込むことで、複利の力が最大化されます。
そして、ナヴァル。
彼は「複雑さを避け、レバレッジのかかる資産を所有せよ」と言います。
オルカンを持つことは、世界中の数千社の労働にレバレッジをかけることです。
私は銘柄分析という「労働」をやめ、情報の整理という「小さな事業(note運営)」に脳のリソースを集中させることにしました。
この判断を、あなた自身の数字で試したい方へ。
以下で自動計算できます。
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💫7. 今日できる行動:あなたの「判断コスト」を測定する
今日できることは一つだけです。
証券口座を開き、積立設定画面を開いてください。
「何を入れるか」より「設定する習慣」を先に作る。
私は設定した瞬間、40銘柄を追いかけていたあの時間を取り戻した気がしました。
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💫8. おわりに
「年106万円の軍資金」と「オルカン」という最強の武器を手に入れ、私の家計管理はもはや「全自動の資産製造機」へと進化しました。
投資を「労働」にせず、「仕組み」として完成させる。私の新NISA・iDeCo・教育資金のハイブリッド戦略が、家計全体の中でどう機能しているのか。
ナヴァルの哲学に基づいた「判断のシステム」の全貌は、以下のロードマップから確認できます。
次回は、さらに節税効果を高める
「iDeCo・企業型DC」の活用法について書きます。年10万円の「確定利益」を取りこぼさないための、出口まで見据えた守備型設計です。
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📚 本記事で紹介した2冊
【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学
シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント
※Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
※この記事は個人の体験であり、投資にはリスクが伴います。最終的な判断は自己責任でお願いします。__________________________________________
💫9. 【守備型資産形成計画:全記事インデックス】
✅️1.【序章】医学部9,000万と守備型資産形成の全貌
✅️2.【貯める①】スマホ代年18万円を教育費へ強制転送する判断ルール
✅️3.【貯める②】ネット代月5,049円。転勤族の回線戦略
✅️4.【備える①】保険を年82万円削減。不安を確率に変える設計
✅️5.【増やす①】銘柄コレクターを卒業。NISA設計図
✅️6.【増やす②】iDeCo+企業型DC。年10万の確定利益
✅️7.【備える②】教育費×NISA「ハイブリッド戦略」の全貌
✅️8.【守る①】感情を殺す『暴落時マニュアル』
✅️9.【守る②】もし休職したら?3つの防衛フェーズ
🔒️10.【完成版・有料】守備型資産形成テンプレート一式
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