攻略日記VOL.7 ポイントバックの森で勇者(母)「夢」を買う フリーランス11
1. ポイントバックの森への遠征
キャンペーンの鐘が鳴り響いた。
noteという広大な大陸に、「ポイントバック」という名の恵みの雨が降る期間。
私は「インプットという名の経験値」を稼ぐため、他のクリエイターたちが築き上げた「聖域(note記事)」を読み漁る旅に出ることにした。
装備はもちろん、いつもの「ユニクロの半袖(布の服)」。
防御力はゼロに近いが、洗濯機に放り込めばすぐ乾き、家事という名のサブクエストをこなすには最高の機動力を誇る、私にとっての正装である。
まずは、お得感満載の無料記事から。
「ふむふむ。これ、有料記事でもいけそうな・・・。」
「この人の人柄ええなぁ。絶対優しい人やろなぁ。リアルならランチでも一緒に行きたい。」
「ここまで無料でここから有料かぁ。購買意欲をそそる書きぶり!」
いろいろ感想を持ちながら勇者は旅を続けていた。
2. おしゃれな聖騎士たちと「ブランディング」の呪文
読み進めるうちに、私は眩しすぎる世界に圧倒された。
そこには、私が今まで知らなかった高度なスキルが飛び交っていたのだ。
「ブランディング」
「緻密な設計」
「世界観の統一」
おしゃれなカフェでMacを叩き、窓の外を眺めながら優雅に執筆していそうな聖騎士(人気クリエイター)たちの記事は、フォントから写真の一枚に至るまでキラキラと輝いている。
改めて、鏡に映った自分のステータスを確認しよう。
ジョブ: 勇者(母)
装備: ユニクロの半袖、スマホ(画面に少しヒビ→正確にはブルーライトカットフィルムの亀裂)
スキル: 隙間時間に丁寧な暮らし家を名乗る、ふざけた日常の言語化、残ったおかずの処理
現状: 憧れのおしゃれ感からは程遠い、酒場の酔っ払いがおもしろおかしく語る「RPG冒険日記クリエーター」
「……あれ? 私、攻略法を根本から間違えてる?」
あまりの格差に、思わず自問自答のターンに突入してしまった。
我が家のパーティに興味を持った方はこちらの無料記事↓
3. コピペ魔法の罠と、私が求める「真の聖杯」
さらに有料記事という名の「禁断の書庫」へ足を踏み入れると、そこには
『note攻略法』
『月収◯◯万円の秘術』
といったタイトルが、お宝のように山積みされていた。 ポイントバックの魔力に背中を押され、いくつかその宝箱を開けてみたのだが……。
「……デジャブがすごいな?」
そこに記されていたのは、どこかで見たような定型文のオンパレード。
まるで、感情を失った「AIゴーレム」が、隣の村の古文書を書き写して量産したかのような、血の通っていない言葉たちだった。
中には
「これはいただき( ..)φメモメモ」
というものもあったが・・・私の選び方が良くなかったのだろう。
もしかするともっとゴールド課金が必要だったのかもしれない。
「読者の心理をコントロールする」
「この設計図通りに組めばゴールドが稼げる」
「自分のブランディング」
確かに効率的な攻略法かもしれない。
でも、読み進めるうちに「勇者(母)の勘」が警鐘を鳴らした。
私が欲しいのは、ゴールド袋の重みじゃない。
私の書いたふざけた日常を読んだ誰かが、画面の向こうで
「あかん、おもろいやん(笑)」
とニヤリとしてくれること。
そして届く「スキの紋章」や、傷ついた心を癒やす「コメントの薬草」。
このMP(モチベーション・ポイント)全回復の快感こそが、私の旅の目的だったはずだ。
4. ビジュアルと中身の「バグ」が発生中
「魂の叫びこそが真の武器や!」
と、ユニクロの半袖をなびかせてドヤ顔を決めた私だが、実はビジュアルへの執着がゼロなわけではない。
勇者(母)だって、たまには「デパコスの聖域」に足を踏み入れる。
そこでは、美しきエルフのようなお姉さんたちが、高度な「精神回復魔法(社交辞令)」を放ってくる。
「えっ、30代って言われても全然納得しますよ〜!」
……ほう。聞いたか。私の「若見えステータス」は、プロの目から見ても30代らしい(確信)。
たとえそれが「魅了の呪文」だと分かっていても、言われた瞬間、私の鼻の下は限界まで伸びきる。
そんな自信に勢いづいた私は、青魔道士(専属カメラマンの娘)に「奇跡の一枚」を撮影させ、最新の「AI加工魔法」をこれでもかとぶっかけた。
肌のくすみも生活感も消し去り、瞳に星を入れ、顎のラインを鋭利に削った「謎の美女」アイコンが完成。
「よし、これで私も、おしゃれ聖騎士の仲間入りや!」
鼻息荒く設定を終えた私に、横から画面を覗き込んだ娘が放った一言。
「……誰これ? 盛りすぎて原型とどめてへんやん。もはや別人すぎて『指名手配犯の偽装』レベルやで」
グサッ。青魔道士(娘)の「真実を見抜く魔眼」によるクリティカルヒットで、私のHPは一気に削られた。
「青魔道士よ・・・君のプリクラもじゅうぶん偽装ではないか。」
心の中で呟いてみた(笑)
さらに追い打ちをかけるように、画面上の自分のnoteを確認してみると……。

アイコン:「シュッとした30代の美女(偽装の理想)」
直近の記事:「攻略日記・・・ベン・キー・・・🚽」↓
あかん。
見た目と中身の不一致が、もはやラスボス級の違和感。
どれだけ外装を「聖騎士の鎧」に偽装しても、行間から滲み出る「長年、大阪で積み上げてきたおばちゃん経験値」が、コテコテのノリで読者に絡みにいっている。
娘には笑われ、加工すればするほど「おばちゃん感」とのギャップが際立つ。
その事実に、私は一人、ユニクロの袖で涙を拭きながら笑うしかなかった。
5. 抗えぬ誘惑、そして課金へ
「そうや、私は私らしく、このユニクロの半袖で突き進むんや!」
不格好でもいい。自分の言葉で、誰かをクスッとさせたい。 そう心に固く誓い、今回の遠征を終えようとしたその時だった。
目の前に、キラキラと光り輝く一つのスクロール(記事)が現れた。
『副業で月10万稼ぐ!note設計術 決定版』
(※失礼があってはいけないのでタイトルは変更しています)
……。 …………。
気がつくと、私は「決済ボタン」を力強くタップしていた。
「……だって、ポイントバック中やし。もしかしたら、この魔法で本当に30代のおしゃれ聖騎士になれるかもしれんやん?」
「総額5000万円還元やで。ポイント抽選に当たって全額返金されるかもしれへんやん?」
結論。
結局、夢(と収益化の幻想)を買ってしまうのも、勇者(母)の性。
私はまた明日からも、新しく買った「秘伝の書」を片手に、ユニクロの半袖を着て家事(サブクエスト)に励むのである。
(攻略日記VOL.8へ続く…?)
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まだ1回も購入されてないので初期装備のユニクロです(笑)
「せめて、長袖を買ったら?」
と、Gゴールド協力していただける方はこちら↓の有料記事購入して笑ってください。購入されたらそのネタ必ずやnoteの記事に活かします( *´艸`)
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