羊たちの夜食 ―世界を信じきれない彼女たちのスープ』Kindle出版7月8冊目本日販売開始!
こんばんは!
試行錯誤中のLaLaLaです。
この度、かねてより執筆を進めておりました新しい連作短編集を、Kindleにて出版いたしました。
タイトルは、
『羊たちの夜食 ――世界を信じきれない彼女たちのスープ ――』。
本作は、「食」を通じて現代人が抱えるエゴや孤独、そして世界との致命的な断絶を五感で抉り出す、10の物語からなる連作短編集です。
■ あらすじ・世界観
どこか奇妙で、非現実的な出来事が起こる日々のなかで、彼女たちを現実に繋ぎ止めている唯一の足場 ―― それは生々しい「食」の手触りだけ。
本作の主人公(女性)たちは、毎話、他者や社会から「正しい生き方の呪縛(オーガニック、キャリア、既婚、人脈)」を無自覚に押し付けられ、胃袋ごと去勢されるような乾いた絶望を経験します。
しかし、彼女たちはただ傷ついて終わりません。
深夜、誰の目も届かない自分のワンルームへと帰り着き、メイクも落とさないまま床に座り込み、徹底的に利己的で、奔放で、泥臭い「自分だけの夜食」を貪ることで、自らの野生と尊厳を鮮烈に取り戻していきます。
■ 本作の「様式美」と、散りばめられたノイズ
本作は、毎話決まった型を持つ「水戸黄門方式」の構造をとっています。
他者と囲む、どこか味気ない食卓(断絶の露呈)
自室で己の本能のままに仕上げる最高の料理(野生の回復・印籠)
そして全10話を通して、不気味に、静かにリフレインし続ける「ある身体の癖」があります。
オーガニックに溺れる彼氏、マウンティングを重ねる職場の先輩、選んだ道の違いに怯えるママ友、機能だけを値踏みしてくる上司 ―― 彼らがグラスを傾けるとき、一様に刻んでいる「左手の小指のノイズ」。
最後にその意味が美しく回収され、主人公の孤独がひとつの孤高な美しさとして完成(大団円)する瞬間を、ぜひ見届けてください。
■ 収録エピソード(一部抜粋)
第1話:彼氏とオーガニックカフェで(冷めた白湯と、深夜の鍋のまま啜るニンニクラードラーメン)
第2話:職場の先輩とアフタヌーンティー(中身のないマカロンと、深夜のぶ厚い霜降り牛レアワサビ丼)
第3話:実家でお父さんの作ったカレー(生真面目な酸っぱさと、深夜の新幹線で指を汚して食べる超濃厚ピスタチオテリーヌ)
第4話:年下の後輩男子と焼き鳥屋で(喉の渇くねぎまと、深夜のコンロの直火で炙る背徳の明太バター飯)
第10話:一人で迎える12月30日の夜(年末の浮足立ったデパ地下と、時間をかけて煮込んだ自家製豚の角煮)
■ 書籍情報・ご購入はこちら
読めば必ずお腹が空き、そして胸がヒリヒリと痛くなる。
村上春樹的な借り物の記号をすべて削ぎ落とし、実家から届いた「島根の木桶仕込み醤油」のような、濃密でリアルな生活の輪郭を描き出した一冊です。
明日より、Amazon Kindleストアにて配信を開始しております。
(※Kindle Unlimited会員の方は、追加料金なしで今すぐ全編お読みいただけます)
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皆様の読後感、そして「あなたの今夜の夜食」の話を、コメントやX(旧Twitter)のハッシュタグ #羊たちの夜食 で聞かせていただけるのを楽しみにしています。
LaLaLa


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