Resonite体験記:静けさの向こうで、世界が動き出した
どうも、メタバースで物語を紡ぐストーリーメイカーの久我レイジです。
最近、少しずつ名前を聞くようになってきた「Resonite(レゾナイト)」というメタバースがあります。
まだ新しい世界で、VRChatやclusterほど人口は多くありませんが、その分、空間の「余白」や「静けさ」が心地よく感じられる場所です。
特徴を一言でいうなら、実験的で、温度のあるメタバース。
アバターのカスタマイズはもちろん、ワールドの構築やアイテム制作まで、ユーザーが自由に手を加えられる柔軟な環境が魅力です。
Resoniteの使い方や設定方法については、こちらの記事がとても分かりやすいです👇
僕自身が書きたいのは、操作マニュアルではなく、Resoniteで感じた空気について。
静かな世界で過ごした三度の体験を通して見えたものを、少しだけ書いてみようと思います。
教えてくれる人がいる世界

Resoniteというメタバース空間に足を踏み入れたのは、これまでに三度。
そのうち二度は、初心者向けのチュートリアルワールドでした。
最初の一回目はPCでのin。
右も左も分からず、画面の中で自分のアバターがどう動いているのかさえ把握できない。
そんな状態から、上級者の方が声をかけてくれて、操作や設定を一つずつ丁寧に教えてくれました。
マイクの設定、インベントリーの使い方、誰がどこにいるのか、そしておすすめのワールドの紹介まで。
質問をしても嫌な顔ひとつせず、まるで近くに座って一緒に画面を見てくれているような温かさがありました。

(アバター、ツール、アイテムなどを保存、管理するための仮想のストレージシステム)

二回目はVRでのin。
アバターを実際に着せ替えたり、アイテムを手に取ったり、PCで見ていた「画面の向こう側」が、身体を通して立体的に感じられた瞬間でした。

チュートリアルという名の通り、学ぶ場そこに流れる空気はどこか「教室」ではなく、「寄り道」のような穏やかさがありました。
誰かが操作を失敗しても、周囲が笑ってフォローする。そんなゆるやかな優しさに包まれていたんです。
印象|VRCとclusterのいいとこ取りのような世界

Resoniteに何度かinして感じたのは、全体の雰囲気や操作感がどこかVRC(VRChat)に似ているということでした。
けれど、ただのコピーではありません。
イベントが定期的に開かれていたり、VRM方式のアバターを簡単に着せ替えできたりと、使いやすさの面ではclusterに近い。
つまり、Resoniteは「VRCの自由さ」と「clusterのシンプルさ」をどちらも少しずつ持っているような、そんな印象でした。
そして何より、教えてくれる人がすぐそばにいる。人の数は多くないのに、距離が近い。
だからこそ、ひとつの会話が長く続くし、空気がどこか穏やかなんです。
静けさの中に、ちゃんと人の温度がある。
そのバランスが、Resoniteという場所の「らしさ」なのかもしれません。
Resoniteのワールドをいくつか巡ってみて感じたのは、「人は確かにいるのに、自分のいる場所には誰もいない」という不思議な切なさでした。
それでも、寂しさはほとんど感じませんでした。
数こそ多くないけれど、他のメタバースにはない「ゆとり」がある。風通しがよく、静けさの中にちゃんと呼吸の音があるような・・・そんな空間なんです。
この世界では、孤独がマイナスに働かない。
誰もいない時間が、むしろ落ち着く。
そんな感覚に包まれて、「ここには居場所というより、余白がある」と思いました。
人が少ないことを欠点ではなく、心が追いつく速度で関われる環境と感じられる。
それがResoniteのやさしさなのかもしれません。
「ボドゲ喫茶かっこー」で世界が動いた

Resoniteには、さまざまなワールドがあります。
その日もいくつかの場所を巡りました。
最初の二つは、誰もいない世界。
広い空間に自分の足音だけが響いて、
まるで深夜の校舎を歩いているような静けさでした。
「これで最後にしよう」と思って入ったワールドが、ボドゲ喫茶かっこーという場所でした。
そこには、驚くほど多くの人がいました。
会話が飛び交い、笑い声が重なり合い、
一気に空気の温度が変わった瞬間でした。
人見知りの自分は少し戸惑いながらも、
そこで出会ったYOURさんという方が声をかけてくれて、いつの間にか会話の輪の中にいました。
ふと気づくと、周りの人たちが次々にフレンド申請を送ってくれていて、その小さな混乱すら、どこか心地よかった。
それまで静けさの象徴だったResoniteが、このとき初めて「温度のある世界」に変わった気がしました。
小さな余白|静けさに戻る時間

にぎやかなワールドを出たあと、ふと静かな場所に戻りたくなって、ひとりでワールドリストを眺めていました。
誰かと過ごす時間のあとの静けさって、
どうしてこんなにも安心するんだろう。
ヘッドセットを外しても、まだ少し、ワイワイしていたあの時間の余韻が残っていました。
そのとき初めて、Resoniteという世界の「呼吸」を感じた気がしました。
Resoniteは余白を楽しむ場所

ボドゲ喫茶かっこーで過ごした時間は、にぎやかであっという間でした。
けれどワールドを離れたあと、ふと思ったんです。Resoniteの魅力って、にぎやかさよりも「余白」にあるんじゃないか、と。
人口はまだ少なく、ワールドも発展途上。
でも、それがこの世界の味になっている。
誰かの声を聴きながらも、少し離れたところで静かに過ごす。
そんな時間が自然に成り立つのが、Resoniteの良さだと思いました。
完成された世界よりも、作りかけの世界のほうが、なぜか居心地が良いときがある。
そこには「これから」を感じる余白があるから。
Resoniteは、まだ形の途中にある場所です。
でも、その未完成さこそが、人と人のあいだに柔らかい余白を生んでいる気がします。
静かな場所から、また始めよう

Resoniteで過ごした時間は、どこか懐かしい静けさを思い出させてくれました。
人の声が少ない世界なのに、心の距離は近い。
派手さはないけれど、そこには確かに人の温度がありました。
この世界では、急がなくていい。
ただ、その場の空気を感じて、誰かと少し話す。
それだけで、少し元気が戻るような気がします。
僕はまた、あの静かな空間にinしようと思います。
誰かがいなくても、何かが動き出す。
Resoniteの夜は、まだ始まったばかりです。
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