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発信を続けるほど、創作時間は減っていった|クリエイターとして見直したこと

どうも、久我レイジです。

朝4時に起きて、パソコンを開く。
今日は少し制作を進めようと思っていた。

でも、いつものようにXの通知を開く。

一件だけ返そうと思っていたのに、次の投稿を読んで、そのままコメントを書く。

時計を見る。
もう6時を過ぎていました。
結局、その朝も制作画面は開けませんでした。

こういう日は、一度や二度ではありません。


だからといって、SNSに使った時間を無駄だったとは思っていないんです。

そこで交わした言葉も、知り合えた人たちも、僕にとって大切なものです。

むしろ大切だったからこそ、自分の時間の使い方が変わっていることに、なかなか気づけなかったのかもしれません。


本編を完成させただけでは、無名の作品は見つからなかった

僕はProject Aliveで、メタバースドラマ『クロスロード』を作ってきました。

メタバースでドラマを作ると言っても、撮影が終われば完成するわけではありません。


一つのエピソードを仕上げるだけでも、一か月以上かかります。

メタバース空間で撮影した素材を編集し、音声と映像のズレを直す。出演者の動きや場面のつながりを確認して、一度完成した映像を、また最初から見直す。

見返せば、気になるところが出てくる。

少し直すつもりが、場面全体を調整することもありました。


作品を作っている間は、その一本を完成させるだけで頭がいっぱいです。時間をかけて、納得できるものを作れば、誰かが見つけてくれる。

当時の僕は、どこかでそう思っていたんだと思います。

でも、実際は違いました。


無名のチームが作った無名の作品は、本編を公開しただけでは、なかなか観てもらえません。

作品が面白いかどうかを判断される前に、その存在すら知られていない。


少し厳しい言い方になりますが、知られなければ、存在していないのとかなり近い。

そこで僕たちは、本編だけでなく、撮影中のNGシーンやメイキング映像も表のすに出すようになりました。

完成した映像だけではなく、そこへたどり着くまでの試行錯誤も届ける。その裏側を見て、『クロスロード』に興味を持ってくれた人がいました。


作品を届けるには、完成させたあとにも努力が必要なんだと、そこで知りました。

すぐに反応が返ってくる場所へ、安心を求めていたのかもしれない

それから僕は、noteを書き、Xで制作の裏側を伝え、YouTubeへの導線を作るようになりました。Substackにも飛び込み、新しい場所で人とつながる方法を探しました。

発信を続けたことで、作品を知ってくれる人が増えたのは間違いありません。


感想をもらえた日もあったし、長い制作の途中で、誰かの言葉に救われたこともあります。

ただ、発信を続けるほど、そこに使う時間も増えていきました。

毎朝の投稿を考え、届いたコメントに返事をする。相手の投稿を読み、自分の言葉を残す。noteを書けば、画像や投稿文も準備する。

一つひとつは小さな作業です。

でも、それが毎日積み重なると、かなりの時間になります。

僕の場合、人との交流を作業として割り切れませんでした。


投稿をほとんど読まずに、決まった言葉だけを返すのは違うと思っていたし、話しかけてくれた人には、自分の言葉で返したかった。

だから時間がかかる。

それでも続けていたのは、嫌だったからではありません。

反応が返ってくることが、嬉しかったからです。

作品制作は、一日何時間取り組んでも、完成するまでは外から何も返ってきません。


一つのエピソードに一か月以上かけても、その途中では何も起きていないように見える。

撮影して、編集して、細かな調整を繰り返している時間を知っているのは、制作している側だけです。

一方で、SNSには、その日のうちに反応が返ってくることがあります。

名前を呼ばれて、コメントが届く。

「ちゃんと見てもらえているんだな」と感じられる瞬間があります。


もしかすると僕は、なかなか形にならない創作よりも、反応が見える発信へ、少しずつ安心を求めていたのかもしれません。

そこは今でも、完全には言い切れません。

ただ、制作を進めるつもりだった朝が、交流だけで終わる日が増えていたのは事実でした。

発信は続いている。

けれど、次に作りたいものは進んでいない。その違和感を、見ないふりができなくなりました。

今の僕には、この比率が合わなくなっていた

発信を中心に活動している人もいるし、交流の中から新しい作品や仕事が生まれる人もいます。

僕自身も、発信によって人と出会い、その関係から生まれたものがたくさんあります。


だから、発信と創作のどちらが上なのか、という話ではありません。

僕の場合は、今までの比率が合わなくなっていただけです。

『クロスロード』を届ける時期には、外へ向けて話し続ける時間が必要でした。


でも今は、新しいメタバースドラマの制作を、本格的に始めようとしています。

創作時間を取り戻すための環境づくりも、少しずつ進めています。

新しい作品を進めるにしても、その環境を整えるにしても、時間は必要になります。


何かを増やし続けたまま、すべてを同じ速度で進めることはできませんでした。

だから僕は、朝活を一度止めることにしました。

発信を減らしたいわけじゃない。
創作を増やしたかった。
僕の中では、その違いがかなり大きかったんです。

通知より先に、制作画面を開きたい

朝起きたら投稿する。

それが僕の毎日の習慣になっていました。
止めるだけなのに、少し怖かった。


でも、その不安だけで続けていたら、何のために発信を始めたのか分からなくなる。

作品を届けるために始めた発信が、作品を作る時間を減らしていた。

少し皮肉な話です。

朝活を始めた頃の僕には、毎日人とつながる時間が必要でした。

あの時間があったから、今も話せる人がいます。

作品を知ってくれた人もいるし、僕の活動を気にかけてくれる人も増えました。


でも今の僕には、まだ誰にも見せられない制作画面に向かう時間が必要になっています。

この選択が正しかったのかは、まだ分かりません。

ただ次に朝4時にパソコンを開いたときは、通知より先に、制作画面を開いてみたいと思っています。


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