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女性の幸福度は向上しているの?

先日面白い記事を見つけました。

プレジデントウーマンの昨年12月3日の記事によると、日本の若い女性の幸福度が上昇していると言うのです。
これは世界的に見ても珍しい現象のようです。

先日私の記事「あなたは何に幸福を感じますか」の中で、「世界幸福度報告」の日本の幸福度ランクが2025年55位で、前年の51位より下がっており、10年前の46位と比べても下落傾向だということを書いています。

「全体が下がっているのに女性の幸福度だけ上がっているのか?」と不思議に思い少し掘り下げてみることにしました。


<女性の幸福度が上がっている理由>

以前の女性は、「30歳までに結婚して専業主婦になり、子供を産む」ということが、当たり前の社会でした。

それが、そうしたことにとらわれない自由な生き方が次第に認められるようになり、同時に男女雇用機会均等法や育児休業法などの法的整備も進んだことから、若い女性の幸福度が2000年ごろまで半世紀にわたり上昇してきたようです。

<男女での幸福度の差>

それが内閣府の「満足度・生活の質に関する調査報告書」に男女別のデータがありました。

https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/manzoku/report09.pdf

これを見ると、男性の生活満足度が女性よりも低いことがわかります。

データをもとに、1966年から2025年までの男女の幸福度の推移をグラフにしてみました。

OECD加盟国の中で、女性の幸福度が男性を上回るのは、日本だけです。

「日本は男性優位社会だ」と言われているのに、なぜでしょうか。

<男性の幸福度が低い理由>

男性は以前から、「大黒柱の稼ぎ手だ」と社会から見られているにもかかわらず、近年のリストラなどで非正規雇用になる人が増え、その非正規の賃金が正規よりもかなり低いため、そのギャップから幸福度が大きく下がってしまったのです。

以前書いた記事にも、日本の賃金上昇率が下がっているということを書いています。

<男女の幸福度の違い>

女性は、様々な制約から解放され、生き方の選択肢も増え、社会的な圧力も減ってきたため、自分らしい人生を歩む道が開かれてきました。

一方男性は、男らしさを求められる倫理観は変わらないため、稼ぎ頭としての見えない圧力が重くのしかかっており、非正規雇用の男性の増加で幸福度が大きく低下してしまっているのです。

つまり、女性の社会進出と男性の伝統的役割の間に歪があるため、男女間の幸福度の格差となって表れているのだと思います。

少子高齢化を理由に安い賃金の外国人労働者を多く受け入れれば、相対的な賃金の伸びは抑えられてしまうことにもなりかねません。

この問題は、結構複雑で非常に難しいと思います。

日本人ファーストを謳う選挙も行われますが、いい方向に向かってほしいと願うところです。

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