ぶちギレ衝動を抑えるには
私も高齢者の仲間入りを果たした一人ですが、その高齢者が街中でキレて店員を怒鳴りつけている姿を目撃することがあります。
何があったかはわかりませんが、あまり気分のいい光景ではありませんね。
私も、若い頃に比べてカッとなるのが早くなってきているように感じています。
今回は、
「なぜ歳をとるとキレやすくなるのか」、
「どうすればぶちギレ衝動を抑えられるのか」、
そして現役の方にも役立つ「職場でキレないテクニック」、
おまけとして「信頼される上司の行動10選」と、
「絶対に嫌われる上司の行動10選」をお話しします。
以前の記事にもいろいろ書いたものがありますので、よかったらご覧ください。
<なぜ歳をとるとキレやすくなるのか>
① 歳をとるに従い、脳の中の前頭葉(理性や衝動を抑制する機能)の働きが弱まり、イラっとした瞬間に抑えが利かなくなったり、思ったことがそのまま口に出てしまったりしてきます。
② 加齢により、新しいことより慣れ親しんだことの方を好むようになり、世の中の変化に対しストレスを感じてきます。
③ 様々な身体機能の低下によるストレスが、脳を余裕のない状態にしてしまい、ちょっとしたことで怒りやすくなってきます。
特に慢性的な痛みや睡眠障害がある場合は、感情の抑制が利きにくくなります。
④ 引退して仕事がなくなり、家事も出来ないとなると、自分の存在感がなくなり、自分が周りから軽く扱われていると感じて怒りを覚えるのです。
⑤ 加齢とともに、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が減ってくるので、不安やイライラを感じやすくなってきます。
⑥ 認知症では、落ち着かなくなったり、睡眠障害が起こったり、怒りや攻撃性がでたりすることがあります。
⑦ 薬の副作用や飲み過ぎで体調を崩し、機嫌が悪くなることがあります。
<どうすればぶちギレ衝動を抑えられるのか>
① 深呼吸する。
特に吐く時間を長くすると、イライラが外に逃げていきます。
② 手をギュッと握ったり、
ゆっくり水を飲んだりすると、感情が落ち着きます。
③ 「怒りのピークは6秒」といいます。
その6秒間、相手から視線を外してとにかく黙ること、
その後に何にイラついたのか言葉にしてみることです。
④ 「新しい店に入ってみる」とか、
「行ったことのない道で散歩する」とか、
「スマホの新機能を試してみる」とか、
小さなことでもいいので、新しいことをやってみることです。
⑤ 身体のコンディションを整えることです。
睡眠をしっかりとり、
朝陽を浴びたり、
軽く体を動かしたり、
バランスのいい食事を心掛けたりして、
身体の調子をよくするとそれだけで気分がよくなりイライラは減ります。
⑥ 人に何かを教えたり、
ボランティアに参加りたり、
このnoteのようなブログを書いたりして、
何か役割を持つことで、「自分は必要とされている」と感じることができ、ストレスも減っていきます。
⑦ 感情が爆発する前には、声が大きくなったり、呼吸が浅くなったり、眉間に力が入ったりします。
こういう怒りの前兆を自覚して、その段階で止めるようにすることができれば、ぶちギレは防げます。
⑧ 漢方薬には、「抑肝散」や、「抑肝散加陳皮半夏」など、イライラを抑えてくれるものがあります。
私も時々飲んでいます。

<周囲の接し方>
① 相手を言い負かそうとせず、
相手を否定せず、
共感してあげること。
不安や不快感の原因を探し、穏やかな口調で静かに接すること。
② 相手が暴力的になっている時は、いったん離れて距離をおき、相手が冷静になるのを待つ方がいいでしょう。
③ 本人のペースに合わせ、
本人の意思を尊重し、
本人ができることはやらせてあげることで自立心が維持できます。

<職場でキレないテクニック>
① 「なんでこんなミスしたんだ!」ではなく、
「ちょっとどういう状況か教えてくれる?」と、質問形に変えてみるといいです。
② 「ちゃんとやれよ!」ではなく、
「ここは一番大事なところだから、一緒に確認しよう」と、主語を「あなた」から「私」に変えてみるといいです。
③ 「なぜこんなに遅いんだ!」の言葉の裏には、「締め切りがあるのに間に合わなくなる」という本音があります。
その本音をそのまま伝えるだけでキレなくなります。
④ 「普通分かるでしょ」の「普通」をやめて、
「ここ、つまづきやすいから補足するね」と言い換えると穏やかになります。
⑤ よっぽどな時でも、その場では言わずに、
「あとで話そう」と言って、少し冷静になってから、よく整理して話すことです。
<おまけ1:信頼される上司の行動10選>
最初に「目的」と「ゴール」を示す。
「どう思う?」と意見を聞いてくれる。
「ミス」を「学習」に変えてくれる。
人前ではほめる、指摘は個別にしてくれる。
「困ったら助ける」という前提で動いてくれる。
小さな進捗も認めてくれる。
決めたことの基準がブレない。
自分のミスを認める。
変化を頭から否定せず、一旦受け止める。
「ありがとう」を具体的に言ってくれる。
つまり、思考が部下である相手が中心になっており、余裕があるということです。
<おまけ2:絶対に嫌われる上司の行動10選>
「普通は」とか「常識では」を押し付けてくる。
その時の気分で態度がコロッと変わる。
人前で叱る。
説明もロクにせずに結果だけを求める。
部下の話を途中で遮る。
ミスして注意する時に人格否定までする。
責任は部下に、手柄は自分にする。
過去の成功体験を押し付けてくる。
忙しいとアピールして、相談させてくれない。
「それで、結論は?」とだけ言ってロクに話を聞かない。
つまり、自分中心で、余裕もない上司です。

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