感覚育て ~片付けしなさい、から親も卒業しようと思う~

05/25/2013 06:27:21

私の育児の悩みは、子どもの片付けです。
しないの。ほんとに。
私の子なんで、興味があちこちに移り、あちこちにやりかけの遊びが散らかってるんです。

多分それを見て娘と自分を同化して、イライラしちゃうんでしょうね。

「ちょっとは片づけてよ!」と叫んでる自分がいます。

特に夕食時の焦る時間などにね・・・。
それか、あきらめて何も言わないか。

良くないです。


でもね、ふと思い出すんですよ。
子育ては感覚育てだったって。自主性や意欲を育てるんでした。

幼稚園教育要領にはこんな風に書いてありました。

幼稚園教育要領 「健康」
健康な心と体を育て,自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。

1 ねらい
(3) 健康,安全な生活に必要な習慣や態度を身に付ける。


2 内容
(6) 健康な生活のリズムを身に付ける。
(7) 身の回りを清潔にし,衣服の着脱,食事,排泄などの生活に必要な活動を自分でする。
(8) 幼稚園における生活の仕方を知り,自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する。

3 内容の取扱い
(5) 基本的な生活習慣の形成に当たっては,家庭での生活経験に配慮し,幼児の自立心を育て,幼児が他の幼児とかかわりながら主体的な活動を展開する中で,生活に必要な習慣を身に付けるようにすること。(文科省HPより転載)

これによると、
片づけるという習慣や態度を身に付けるためには、生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する。
これが幼稚園修了までに身に付けたい態度なんですよね。

教育要領のポイントは、ねらいや内容では修了の時の望ましい姿を展望しているのであって、
そこまでの道のりは大人から一方的に与えられた知識ではなく、子どもが自主的に身に付け、意欲をもって自分のものにしていることなんですよね。


環境によって自主性を育む大切さが、内容の取扱い、に書いてあります。

だから、片付けやれ!って親が叫んで しぶしぶ は~めんどくさって言いながら片付けさせるのは、自主性や意欲と全く逆のものを育んでしまっています。(ぎくっ)



幼稚園や保育園で勤めていた時も、子どもの遊びが盛り上がった後で、あまりに散らかってきたら
大変大変、って保育者が散らかり過ぎないように片づけて、落ち着いた空間の中で遊べるように環境を整えるんでした。

時には、次の遊びに夢中になっていなければ出しっぱなしだよ、って声をかけることもありました。

でも強要しないで、手伝っていたなぁ。

コップや手ふきタオルとかの持ち物の身支度だって、最初から全部自分でやりな!とやらせていれば自主的に自分でやるようになるかというとまた違うんですよね。

年少の時に自分でやるように厳しく言われてきた子が、年中になり先生が変わって自分でやれるかというと意外と逆でした。
言われないとやれないのですね。

年少の時、身支度が自分でなかなかできなくて、タオルはピーンとしわをのばしてぴかぴかにたたんでカバンにしまおうね、とか根気よく見本を見せて手伝ってあげていた子が、年中になり自分でささっとやるようになった姿も目の当たりしてきました。


昔先輩が、ある幼稚園の保育の一年を追ったビデオを見せてくださったんだけど、それも結構心に残っています。

おばあちゃん先生が、年中くらいまで身支度をかなり手伝うんです。
自分でやると、ぐちゃぐちゃってなるじゃないですか。
それを、大人がこうやってやると気持ちいいんだよ、って手本を示して、心地よい感覚を育てていくのです。

おばあちゃん先生の意図は、こどもがかわいいから甘やかしてるってことでは決してなくて、
今手伝って心地よい感覚を育てることで、この先自立して心地よい生活を自分の力で作っていく姿を見通しているんです。

自分でやれ!って頑張らせると自主的に意欲的に自分のことができるようになるわけではない、というのが北風と太陽でいうところのやはり太陽が年齢が小さいほど大切なんだっていうことを教えてくれます。

先輩はよく、年齢によって保育を変えるって言っていました。
3~4歳児は「いいよ、いいよ」って受容が中心。
5歳児になると、多少厳しい言葉も受け止められる素地が子どもに育ってきて、父性的なかかわりっていうんでしょうか、優しいだけでない厳しさが子どもにとって時に心に響くようになります。

これを、順番を間違えると(最初からやみくもに厳しくすると)自主性は育たたないのでした。

で、片付けの話に戻ると、私はこの知識が腑に落ちてなかったみたいです。
3~4歳と5歳 なんて、ざっくり書いたけれど、

5歳児の娘の片付けにおける段階はだいぶ幼いのかなと思うんです。
受容的な雰囲気で心地よさを育てていなかった。


って気づいたので、昨日は心を入れ替えて、散らかってるから気持ちよくしておこうね、っておもちゃを拾いまくりました。どんだけ散らかってたんでしょうね(^_^;)

きのうは警察ごっこの遊びも充実していたんで、娘も心が満たされていたのかあまり嫌な顔しないで、最後の方は手伝ってくれました。
そして、なんと、お部屋がぴかぴかになった!って喜んで ぞうきんがけを自主的にしてくれました。

使ったぞうきんは、自主的にせっけんと洗濯板を使って洗い、ベランダに干してました。


極端です(笑)

私の子です。



私も嬉しかったんで、ぎゅーさせてって、言ったら、1メートルくらい離れて助走つけて飛びついてきたんで母は倒れましたとさ。


結果を焦らずに感覚を育てる。

これからも心がけたいと思います。


関連記事


いいなと思ったら応援しよう!

くう ありこ よろしければ応援よろしくお願いします!いただいたチップは、よりよい創作のための冒険費として大切に使わせていただきます。