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5-自分の手を発見するまでの“赤ちゃんストーリー”

ATNR → ハンドリガード → 手舐めが教えてくれる脳と身体の連携


1|まずは【ATNR】がスイッチを入れる

ATNRって何?いつごろ始まるの?

ATNRとは?

非対称性緊張性頸反射(ATNR)のことです。*原始反射の1つです。
顔を右に向けると右手右足が伸び、左肘左膝が曲がる
目安として新生児〜生後3 か月が目安。

これまで屈伸の動きが多かった赤ちゃんですが、この頃から伸展の動きを始めます。

ポイント
“顔の向き” と “手足の動き” をリンクさせ 左右の概念を脳にインプット
首をひねる→肩と腕の関節へ刺激→ハンドリガードの下準備

ATNRが起きている姿勢

2|【ハンドリガード】—―「その手だれの?」

手をじっと見つめる
生後6〜8週
自分の手を“外部物”として認識(身体地図=ボディマップ作成)

遊びのヒント

“見つめた瞬間”を言葉でラベリング
「見えたね!それは〇〇ちゃんの手だよ」
視覚入力+聴覚入力の同時刺激で記憶が定着。

ハンドリガードで自分の手をまじまじと見る赤ちゃん

3|【手を口へ】—― 感覚の統合タイム

ハンドリガード→手を口元に運ぶ → 手舐め
目安は2〜3 か月ぐらい
ハンドリガードにより自分の手を眺めているうちに、口へ持っていきます。
舐めることで、見たものが自分のものである認識をつけていきます。
触覚+味覚+運動感覚を統合/自分で落ち着くセルフコンフォート

促し方
ミトンより素手で。清潔 & 爪ケア をして自由に舐めさせる
横向き抱っこで手が口に触れやすい姿勢をつくる


4|【ハンドリガード ⇆ 手舐め】のループ

  1. 手をじっと見る

  2. 興味が高まる → 口へ運ぶ

  3. 「舐めた感触」を脳が記録

  4. また離して見つめる…

この繰り返しが “手と脳” の高速フィードバック回路を育て、指の分化(巧緻性)
(発語準備)を同時に伸ばします。


5|Q&A よくある疑問

Q.片手ばかり舐める…左右差は問題?
A.
首の向き癖が原因の場合が多い。
苦手側を明るい方に寝かせ、左右均等な刺激を。
Q.ミトンをしておけば安心?
A.
刺激が減り発達機会も減少。外出時や就寝中だけに留めて、日中は素手がベター。
Q.3 か月でも手を見つめない
A.
目が合わない・追視も弱い場合は早めに健診や小児科へ相談を。


6|ハンドリガード ➜ 手舐め ➜ 両手合わせ…その先へ

  1. ハンドリガード(手を見つめる)

  2. 手舐め(触覚+味覚の統合)

  3. 両手合わせ・むぎゅむぎゅ

  4. 輪っかおもちゃをガシッ!

この一連が、のちのつかむ・離す・指でつまむといった巧緻運動、
さらには発語・自己調整へとつながっていきます。

7|まとめ

  • ATNR → ハンドリガード → 手舐め は “自分の手” を発見し、脳と体をつなぐ最初の冒険

  • 道具より 顔・声・環境コントラスト で十分発達を促せる

  • 左右バランスと“自由に舐められる時間”を意識して、赤ちゃんの探究心を応援しよう!

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