他人には優しくできるのに、自分にだけ厳しいあなたへ
友達が失敗したときは、「大丈夫だよ、誰にでもあるよ」と、自然に言える。
なのに、自分が同じ失敗をすると、「なんで、こんなこともできないの」と、容赦なく責めてしまう。落ち込んでいる自分に、追い打ちをかけるみたいに。自分にだけ、どうしてこんなに厳しいんだろう。
今日は、そういう人に向けた話です。
── あなたは、他人にはちゃんと優しい
まず、ひとつだけ。あなたに優しさがないわけではありません。
現に、他人にはちゃんと優しくできている。ただ、その優しさが、自分にだけは、なぜか向かないだけ。優しさの在庫がないのではなく、自分への配給だけ、いつも止まっているんです。
── 自分への厳しさは、いつから始まったんだろう
「ちゃんとできる自分じゃないと、価値がない」。
どこかで、そんな契約を自分と結んでしまっていることがあります。役に立てたとき、結果を出せたときだけ、自分を許す。できなかった自分には、罰を与える。その厳しさは、生まれつきではなく、たぶん、どこかで身につけたものです。

── 厳しくすれば成長する、は半分しか本当じゃない
自分を追い込めば成長できる、と思われがちです。たしかに、短期的には動けるかもしれません。
でも、ずっと自分を責め続けると、心は少しずつ萎縮していきます。失敗が怖くなって、挑戦できなくなる。長い目で見ると、厳しさより、安心のほうが、人を遠くまで連れていってくれます。
── 親友にかける言葉を、自分にもかけてみる
ひとつ、試してみてほしいことがあります。
自分が今日した失敗を、もし大切な親友がしていたら、あなたは何と声をかけますか。たぶん、責めたりはしないはずです。その言葉を、そのまま自分にもかけてみる。それが、自分を大切にする、最初の小さな練習です。

── 自分への「口グセ」を知ると、少しゆるめられる
自分を責めすぎてしまうのは、たぶん、自分がどんな言葉で自分を打っているのか、まだ意識できていないからです。
「私は、できない自分を許せない」「役に立てないと、価値がないと思ってしまう」。その口グセが見えてくると、責める前に「あ、また自分に厳しくしてる」と気づけるようになります。できる・できないの話ではなく、自分の取扱説明書を持っているかどうかの話です。
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