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"いい人"を頑張りすぎて、家に帰ると何も残っていないあなたへ

一日の終わり、家のドアを閉めた瞬間に、抜け殻になる。

職場では、感じよく、気を回して、頼まれごとも断らず、ちゃんと「いい人」をやってきた。なのに、自分の時間になると、もう何も残っていない。「私、家では何もできないな」と、また自分を少し責める。

私自身、何度もそうでした。今日は、そういう人の話です。

── それは、サボってるんじゃなくて"使い切ってる"

家で動けないのは、怠けているからではないかもしれません。むしろ逆で、外で電力を使い切ってしまっている。

日中ずっと、まわりに合わせて、感じよく振る舞って、空気を読んでいた。その全部に、静かに電気が流れていました。家に着くころには、残量がほとんどない——それだけのことかもしれません。

── 「いい人」は、無意識にエネルギーを食う

「普通に」「感じよく」振る舞うために、無意識に使い続けているエネルギーがあります。

表情を整える。相手の機嫌を察する。場の空気を壊さないようにする。本人は当たり前にやっているので気づきにくいけれど、これはかなりの電力を食う作業です。何もしていないように見えて、ずっと働いている。



── バッテリーが切れるのは、あなたが弱いからじゃない

夕方以降にやる気が出ない、決められない、人と話したくない。これは意志が弱いのではなくて、今日の電池をもう使い切った、というサインかもしれません。

切れた電池は、責めても充電されません。必要なのは、根性ではなく、充電の時間です。



── 全部に同じ電力を使わなくていい

だとしたら、対策は「もっと頑張る」ことではありません。

全員に同じだけ気を回さなくていい。断ってもいい場面を、少しだけ作る。家に帰ったら、いい人をいったん脱ぐ。——どこに電力を使うかを、自分で選び直していい。気合ではなく、配分の問題です。

── どこで電池が減るかを知ると、自分を責めなくなる

家で動けない自分を責めてしまうのは、たぶん、自分のどこで電池が減るのかを、まだ言葉にできていないからです。

「私はこういう場面で、いちばん消耗する」「だから、このあとは充電がいる」。それが分かってくると、責める回数は、少しずつ減っていくかもしれません。できる・できないの話ではなく、自分の取扱説明書を持っているかどうかの話です。

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※この記事は特定の診断や治療を目的としたものではなく、自分の傾向を知り、少し楽になるための読みものです。


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