【エモーションコード実践記 #3】流産
10数年前のある日、私は産婦人科の診察室にいました。
「今日もいつものように、お腹の中の元氣な赤ちゃんに会える」
そう信じて、エコーの画面に映るはずの小さな姿を楽しみにしていました。
モニターの前で、先生が無言のまま画面をじっと見つめています。
その沈黙の長さで、何かがいつもと違う、その場の空氣の変化をからだが先に感じ取りました。
やがて先生がゆっくりと私の方を向き、苦しそうな表情で、それでもできる限りやさしい聲で、こう告げました。
“I am so sorry.”
流産でした。
でもあの頃、話を聞いてくれる人が、私にはいませんでした。もしかしたら、私が泣き叫んでいたら、誰かが「仕方なく」耳を傾けてくれたのかもしれませんが。
だから私は、悲しみも涙もぜんぶ我慢して、心の深い深いところへ押しやりました。何もなかったかのように振る舞いました。
その後、カウンセラーになってから、こうした「押し込めた感情」が心にとってどれほど良くないかを理解しました。それでも、だからと言って今更どうすれば良いのかはわからないままでした。

先月のある日、note でフォローしている方が書かれた記事の中に「流産」という2文字を見つけました。一瞬ためらいましたが読んだ後に、直感が私に語りかけました。
「エモーションコードをやりなさい」
そこで、自分自身にエモーションコードのセッションをしました。
流産に結びついていた囚われた感情は、次の7つでした。
ひとつひとつ確認しながら、
「そうだよね…。辛かったよね」
と、どれも深く納得のいく感情でした。
それらを、全部、解放しました。
さきほどふと氣になって、
「今日の時点で、流産に関してまだ解放すべき感情は残っていますか?」
と潜在意識に聞いてみたところ、答えは “No” でした。
それを知って、また安心できました。
ごめんね。
許してね。
ありがとう。
大好き。
このことばは、今の私自身のために。
そして、あのとき宿ってくれた、ちっちゃな命のために。
その魂が、今、喜んでくれているような氣がします。
よかったね。
お母さんも嬉しい。
もしも、同じような痛みを心の奥に秘めている方がいらっしゃったら、私はエモーションコードをお勧めしたいです。ひとりで抱え込まなくていい、という選択肢があることを知ってほしいからです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
泣きながら書いています。
でもこれはポジティブな涙だから、心配しないでね。
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