心の荷物をほどく🧳トークセラピーとEMDR、私の体験記
前回は心の荷物 (emotional baggage) についてお話ししました。
今回は、そんな心のわだかまりと向き合う方法について。あくまで私自身が、専門家として/クライアントとして実際に経験し、助けられた方法に限ってお伝えします。ここに書くことがすべてではありません。あなたに合うペース・やり方を大切にしてくださいね。
大きく分けて、①専門家と取り組む方法と、②自分で取り組む方法があります。多くの方がまず試すのはトークセラピー(話すセラピー)。私の体験をいくつかご紹介します。
🌿 高校でのカウンセリング体験
1980年代の日本。カウンセリングに出逢える機会は、今よりずっと少なかった時代でした。幼い頃から「おとなしい」と言われ続け、人に話すより我慢でやり過ごすことを覚えていた私に、はじめて“自分だけの話をじっくり聴いてもらう”時間が与えられました。
保健体育の先生がある日、「週に一度、放課後にカウンセリングに来ないか?」と声をかけてくださいました。ことばにできない静かなSOSに氣づいてくださったのだと思います。内容も期間も覚えていませんが、今もはっきり残っているのは感謝です。あの時間に、私は救われました。
🌿 日本にあるアメリカの大学で
大学時代の私は、かなり無理をしていました。
何度も潰れそうになりました。
ここでまた天使のように手を差し伸べてくださったのが、心理学の教授でした。高校のときと同じように、週に一回先生のオフィスに伺い話を聴いていただきました。この教授と私はそれぞれ別々の時期に日本を離れ、もう数十年ものあいだ同じ地域に暮らしています。メンタルヘルスのプロ同士として交流が続いています。私にとってはシンクロニシティの一つです。
🌿 米国東海岸の大学で
歳を重ねてから振り返ると、私の人生の中にはいつでも似たようなパターンがあったことに氣づかされます。念願の夢が叶ってアメリカ本土にある本校に編入できたものの、再びメンタルヘルスが危うくなりました。今度は大学内のカウンセリング・センターに通いました。
🌿 社会人になってからも
無事にアメリカの大学を卒業して社会人になったあとも、似たようなパターンが続き、初めて自費でカウンセリングを受けました。あの時のセラピストは心理学者(psychologist)だったと思いますが、うまく噛み合わず数回で終了。
🌿 大きな試練
診断がつくレベルの大きなうつを経験しました。かなり危険な状態でしたが、MFT(Marriage & Family Therapist)の方と定期的なトークセラピーを続け、支えられました。
🌿 二度目の試練
8年後。二度目の大きなうつでは、精神科医(psychiatrist)にお世話になりました。かなり長く続いた闘いでした。
🌿 大学院生として
カウンセリングの学位取得のため、大学院で約3年学びました。授業や課題自体がある種のセラピーのようなことが多かったです。毎年夏の集中研修(residency)は、クラスメートたちと寮やホテルで寝泊まりも一緒にするという厳しい修行合宿のようなものでした。誰もが自分のトラウマや困難に真正面から向き合い、泣きながらカウンセラーになるために必要なことを吸収しました。
🌿 プロのカウンセラーとして
大学院卒業後は、セルフケアやメンテナンスとして定期的にセラピストと会いました。MFT (Marriage and Family Therapist) で、トークセラピーに加えて EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)のセッションも数回受けました。
🌿 私からのメッセージ
こうして振り返ると、トークセラピーの効果と大切さを改めて感じます。「これ以上もう進めない」「もうダメかもしれない」と思う度に、支えられ救われました。専門家の助けがなかったら、いまここに私はいなかったかもしれません。
日本の制度はアメリカと違うため詳細は控えますが、もし「今の心の荷物には、プロの力が必要かもしれない」と感じたなら、どうか一歩踏み出してほしいと思います。素敵なカウンセラーさんとのご縁がありますように。
ちなみに私は PCC(Professional Clinical Counselor) です。法律により、私が資格を持つ州にお住まいの方のみサポートできます。現在は新規クライアントはお受けしていません。

最後に、どうしてもお伝えしたいことがあります。
助けを求めることは、弱さでも、恥ずかしいことでもありません。
「助けてください」と言うには、たくさんの勇氣がいります。
心の健康としあわせのために、あなたに一番合った
「心の荷物のほどき方」が見つかりますように。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
Please take care.
Please be gentle with your heart.
You are important.
Thank you
Danke
Merci
Love & Hugs

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