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メンタルが崩れる前に、身体から整える。作業療法士16年目が実践する、心と身体のリセット術

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肩がこっている日は、なぜか早く帰りたくなる。

画面を見ていると目が霞んでくる。周りが楽しそうに話していても、自分だけ作り笑顔になっている。会話に入る気力が出ない。

これはサボりでも、メンタルが弱いわけでもない。

身体が限界のサインを出しているだけだ。


作業療法士として16年働いてきた。HSPとして、人一倍周りにアンテナを張り続けながら仕事をしてきた。

その経験から断言できることがある。

メンタルの不調は、多くの場合、身体から始まっている。


HSPが特に肩こりになりやすい理由

HSPの人間は、常に周囲にアンテナを張り続けている。

誰かの表情の変化、空気の微妙な張り詰め方、廊下の向こうのひそひそ話。無意識に拾い続けることで、知らないうちに肩や首に力が入り続けている。

緊張が続くと筋肉は硬くなる。肩甲骨周りが固まると胸郭が閉じ、呼吸が浅くなる。浅い呼吸は自律神経を交感神経優位にして、焦りや不安を生みやすくする。

つまり「なんか今日しんどい」の正体は、肩こりから始まった連鎖崩壊だったりする。

大人数の会議や、余裕がないほど忙しい日はこれが特に顕著だ。どれだけケアしていても、そういう日はどっと疲れる。それはHSPの脳の構造上、ある程度避けられないことでもある。


私が実践しているリセットの習慣

対策は難しいことではない。合間合間で、身体をリセットする時間を作ることだ。

朝はストレッチポールを使う。縦置きで背骨に沿って乗り、肩甲骨周りの緊張をほぐす。寝ている間に固まった身体をリセットするのに、これだけで十分だ。

特に私が意識しているのは、肩甲骨を「剥がす」感覚だ。肩甲骨の内側のこりをストレッチポールで丁寧にほぐしてあげると、スーっと身体が軽くなる感覚がある。重くなっていた気持ちまで、少し浮き上がるような感じだ。

昼はカフェインナップの前に軽くストレッチポールを使うか、マエケン体操で肩甲骨を動かす。誰もいないところで壁を使って大胸筋を伸ばすだけでも、胸郭が開いて呼吸が深くなる。

たったこれだけで、昼以降の仕事への気合の入り方が変わる。「よし、やるぞ」という気持ちで午後に入れるかどうか、身体の状態が決めている部分は大きい。


身体と心はつながっている、これはOT的な事実

作業療法士として現場で繰り返し見てきたことがある。

身体の緊張が取れると、表情が変わる。呼吸が深くなると、言葉が出やすくなる。姿勢が整うと、気持ちが前を向きやすくなる。

これは精神論ではない。身体と心が神経系でつながっているという、OT的な事実だ。

だからこそ、メンタルが崩れそうなとき、「考え方を変えよう」より先に「身体を整えよう」を試してほしい。考え方を変えるにはエネルギーが要る。でも肩の力を抜くことは、今すぐできる。


しんどいまま走り続けないために

様々な仕事をしている人がいると思う。

定時に帰れる職場もあれば、そうでない人もたくさんいる。しんどいまま仕事をし続けることは、気分が乗らないだけでなく、仕事の効率も確実に落ちる。

自分のパフォーマンスを維持するために、適度に力を抜いて、合間合間でリセットすること。これは怠けではなく、長く働き続けるための戦略だ。

1日1回でいい。肩を回す。深呼吸をする。ストレッチポールに乗る。壁で大胸筋を伸ばす。

その小さなリセットが、崩れる前に整える習慣になっていく。


作業療法士16年目|特養・ユニットケア勤務|元認知症ケア指導管理士|HSP・ISFJ

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お気に入りのストレッチポールです。


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