「劇場版鬼滅の刃」鑑賞1回目に語りたいこと〜「名セリフベスト3」他(ネタバレあり)
指折り数えて迎えた、
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章 猗窩座再来
の公開初日。
私は、ツレの体調不良で、泣く泣く鑑賞を見送りました。
そのときの思いをつらつらと綴ったのが、こちらのがnoteです。
——あれから、早1週間。
手がプルプル震える状態が続いていましたが、
このたび、万全の体調で、劇場に足を運ぶことができました。
私にとって、ようやく「初日が出た」というところです。
映画は「すごすぎる」の一言で、
世間一般的に「すごい映画」に求められるクオリティは完全に超えていました。
特に、皆さん絶賛されるように、
・声優陣の「迫真の演技」がすごい!
・無限城の「無限っぷり」がすごい!
・戦闘シーン、技のエフェクトがすごい!
——逆に、「すごくないところ」を探すのが難しいほどです。
それじゃあ、もう書くことないか、というと、そんなわけないっす。
もちろんあります。
まだまだ語りたい。
そういう映画ですよね、鬼滅って!
冒頭からトップギア
映画は、原作の16巻 第140話「決戦の火蓋を切る」から、
18巻 第157話「舞い戻る魂」の途中までを描いています。
といいつつ、実際は、140話の少し前、
TVシリーズ「柱稽古編」のラストシーン
(描かれなかった舞台裏含む)から始まります。
展開はほぼ、原作通り。
映画オリジナルも少しありますが、「行間を埋める」程度で、
あくまで、原作準拠です。(これ大事!)
主題歌にも注目が集まっていましたが、
今回は「W主題歌」ということで……
LiSAさんとAimerさんが鬼滅に帰ってきました!
これはもう、期待しかありません!!
まずは、冒頭から鳴り響くAimerさんの歌声。
今から、「鬼滅の物語が始まる!」
という期待感、高揚感が、マックスに高まります。
「最初っからクライマックス」とはまさにこのことです。
ほんとに、Aimerさんの声が鬼滅の映像に合ってますよね。
低音から高音まで、レンジの広い表現力。
そして、曲のタイトルが、
『太陽が昇らない世界』——
これから始まる絶望的な戦いを予感させます。
オープニング映像も、「美麗」の一言。
どこまでも、どこまでも縦横無尽に広がる無限城に、
「光」の描写がいちいち美しくて、この時点で感無量です……。
序盤ですでに涙腺決壊
泣けると評判の映画ではありますが、
皆さん、どこで涙腺決壊しましたか?
猗窩座の過去シーンで号泣した、という人が多いようです。
(きのころ調べ)
私は、ほほ開始早々、しのぶさんの最初の回想シーン。
「しのぶ、鬼殺隊を辞めなさい」
もう、ここで、涙がにじんでいました。
カナエ姉さん、殉職のシーンですね。
そして、童磨との胸糞悪いやり取りのあと、
しのぶさんの、今まで押し殺していた怒りが爆発します。
「つらいも何もあるものか!」
普段抑えてる人の、魂の込もった気迫の叫びに、
鳥肌立ちまくり。
声優さんの演技は、皆さん神がかってましたが、
私は、まずは、ここでやられてしまいました……
そして、鳥肌立ちまくったまま、戦闘シーンです。
ここはスピード感がすごいですね。
目にも止まらぬ早業を次々に繰り出しますが、
やはり童磨を仕留めるまでには至りません……。
しのぶさんは、また、カナエ姉さんの最期を思い出します。
「姉さんがあの時 言おうとした言葉を私は知ってる」
「“多分しのぶは あの鬼に負ける”
そう言おうとして やめてくれたんだよね」
カナエ姉さん、やさしい……。
——と思わせてからの!
ここまでは、あくまで「しのぶさんの脳内」に存在していた
カナエ姉さんが!
しのぶさんの眼前に、イメージが実体化したかのように現れ、
予想外の厳しさで、妹を鼓舞するんですね。
「しっかりしなさい
泣くことは許しません」
「関係ありません
立ちなさい
蟲柱 胡蝶しのぶ」
「倒すと決めたなら倒しなさい
勝つと決めたなら勝ちなさい」
ここで、また鳥肌。涙。
もう、鳥肌立ちっぱなし、涙あふれっぱなしです。
そこから繰り出される「百足蛇腹」の圧倒的迫力!
しのぶさんの速さ、強さを完璧に表現していたと思います。
以上、序盤で打ちのめされてしまった私の、
名セリフに頼りがちの感想(序盤のみ)をお伝えしました。
そもそも原作がすごい
映画がすごければすごいほど、
改めて思います。
やっぱり、原作がすごいんです。
「すごい原作」があっての「すごい映画」だと、
今回、改めて思いました。
たとえば、以下のセリフは、童磨に吸収されていくしのぶさんを、
駆けつけたカナヲが見つめる、というシーンで流れるのですが……
しゃべっているのは、兄弟子との戦いに向かっている善逸です。
好きな人や 大切な人は
漠然と
明日も明後日も 生きてる気がする
それは ただの願望でしかなくて
絶対だよと 約束されたものではないのに
人はどうしてか そう 思い込んでしまうんだ
映画の編集的に、
最初の戦いと次の戦いをうまいことつなげたシーンのように見えますが、
実は、これも原作どおりの展開です。
原作だと、誰がしゃべっているのかはページをめくるまでわかりません。
ページをめくって初めて、
善逸が、亡き師匠のことを語っているんだ、とわかる。
でも、カナヲのセリフであっても違和感がないほど、
カナヲの心情にオーバーラップしています。
今回、映画を見終わったあと原作を読み返して、
改めて気がつくことがたくさんありました。
・印象的なシーン
・心に残るセリフ
・作り込まれたプロット、演出
実は、原作に、全部あるんです。
アニメ、映画もすごいけど、
原作もすごいよね!
(と、どうしても言いたくて……)
「私の好きなセリフ」ベスト3
好きなセリフ。
これは、たくさんありすぎるので、厳選に厳選を重ねて。
一言一句は覚えていませんが、
ほぼ、原作どおりのセリフだったと思うので、原作準拠で紹介します。
①胡蝶しのぶ
「できる できないじゃない
やらなきゃならないことがある」
このセリフが出てくるタイミング、
絶望的な状況……
涙なしには観られません。
②我妻善逸
「心の中の幸せを入れる箱に
穴が空いてるんだ
どんどん幸せが零れていく
その穴に早く気づいて塞がなきゃ
満たされることはない」
あるものだけを見れば、すでにたくさんのものを持っている。
なのに、ないものに目を向けた途端、不満だらけになってしまう……
——誰しも、思い当たることがあるのではないでしょうか。
③愈史郎
「人に与えない者は
いずれ人から何も貰えなくなる
欲しがるばかりの奴は
結局何も持ってないのと同じ
自分では何も生み出せないから」
基本の型だけしか習得できなかった善逸ですが、
基本を極め、新しい型を生み出すことができた……
深いですよね。
一応、次点で、主人公の名言も入れておきます。
④竈門炭治郎
「強い者は弱い者を助け守る
そして弱い者は強くなり また
自分より弱い者を助け守る
これが自然の摂理だ」
無限列車編で何もできなかった自分を踏まえての述懐。
「鬼滅の刃」全体に通底するテーマだと思います。
「伊之助活躍シーン」ベスト3
前回の記事で、私の推しキャラクター伊之助について、
――誰ですか?
「第一章に伊之助は出ないよ」とか心無いこと言ってる人は!
出ますよ!
大活躍です!
……観てませんが。
と書いたので、今回の記事で回収(答え合わせ)します。
伊之助の「活躍シーン」ベスト3は……
いや、どんなに脳みそ絞って思い出しても、
伊之助が出てくるシーンが3つしかありません(笑)。
①序盤
いつもの「猪突猛進!!」……からの!
「なんか突然わけわからん所に来たが
バカスカ鬼が出てくるもんで
修業の成果を試すのに丁度いいぜぇぇ!!」
なんだかんだで、劇中、一番盛り上がっている伊之助。
②回想シーン
炭治郎が「闘気って何だ?」と考え、思い出す、
かなり重要な回想シーン。
「誰かが俺を見てりゃ 見てるってわかるぜ」
とドヤ顔する伊之助。
(その後、
「藤の花の家紋の家の婆は恐ろしかったぜ…!!」
「いつの間にか
にぎり飯持って俺の後ろに座ってたんだ!!」
……きっちり笑わせにくるところも、実に伊之助らしい)
③第二章への助走
カラスをいじめる伊之助(移動中)。
「いいか!一番強え鬼の所に案内しやがれ」
「早くしねえと突っつくぞ!!」
これは、映画化されていない原作の、
本編ではない「幕間の1コマ」(※)をアニメ化したものです。
(※)158話と159話の間
カラスをいじめるのはどうかと思いますが、
(あ。いつもか)
これが第二章での、ほんまもんの大活躍につながるわけです!
いやー、楽しみですね!!
最後に
もうひとつの主題歌、
LiSAさんの『残酷な夜に輝け』についても少し書きます。
鬼滅で流れるLiSAさんの安心感、安定感は、バツグンでした。
「無限列車編」以来、5年振りの復帰という事実に驚いてしまいます。
メロディーや進行は、まさに梶浦由記さん!
こちらも、安心感、安定感は、さすがです。
複雑な構成、壮大なスケール。
名曲です!
LiSAさんのインタビュー記事によると、
曲を受け取った時に、直接梶浦さんとお話ししたいと思って、梶浦さんのスタジオにお邪魔したんです。ふたりだけでスタジオでお話しして。ともに戦う仲間として、一緒に戦っていく決意というか、「今、再び出会った私たちが最後の敵である無惨を倒しに行くという物語そのものだと思いました」「その決意が曲になったらいいなと思います」とお伝えして。そのなかで、こう歌いたいです、ってお話し合いをして、よりエモーショナルに、ドラマティックな方向になったように思います。
――ここまで思いを込めて作っているからこそ、
鬼滅の世界観にぴったりの曲に仕上がっていることがわかります。
良い映画というのは、
脚本、映像、音楽、その他もろもろ、
すべてが一体となって、作られているんですね。
さて、第一章は、ほんとにキリが良かったと思います。
話の展開としても、勝敗のバランスとしても。
そして、上弦たちが猗窩座についてコメントするシーンが、
まさに「映画全体の総括」となっていました。
このタイミングで、「総括」が入るのも、
原作の展開どおりなんですね。
ここで切るのは必然、かつ、最高に収まりが良かったわけです。
さて、次なる期待は、第二章ですが、
前回の記事でも書いたとおり……
第二章も早く観たいですが、
ufotableの皆さんのことも心配なので、
もう、急がず慌てず、ゆっくり、じっくり作ってください。
健康第一で。
何年でもお待ちしています。
次、どこまで描くんでしょうね。
三部作の全体像(どこまでやる予定なのか)にもよりますが、
第二章、どこで区切るかは考えどころですよね。
1本の映画として、きちんと終わらせる必要がありますし……
(いや、私が考えることではないんですが)
まずは、もう一度、第一章を観ながら、
第二章の構成を考えたいと思います(笑)。
<追伸>
2回目、行ってきました。
3回目、行ってきました。
たくさんのnoteの中から、私の記事を見つけて読んでいただき、
ありがとうございました。
「なんかいいかも」と感じていただけたら、
スキやフォローで合図を送ってもらえると、とても励みになります。
どうぞ、よろしくお願いします。
<関連note>
鬼滅熱が高まりすぎて書いてみました。
いろんな「柱」と新しい「呼吸」が登場します。
