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4/25は「世界マラリアの日」 ~日本とマラリアの関係、KINCHOの取り組み

4月25日は「世界マラリアの日」です。
マラリアはHIV(エイズ)、結核と並ぶ世界三大感染症の一つ。いまなお毎年60万人以上の尊い命が失われています。
日本とマラリアの関係、日本人が気をつけるべきこと、KINCHOの取り組みをまとめました。


マラリアとは

マラリアは、ハマダラカに刺されることで、マラリア原虫が人の体内に入って発症する、命に関わる感染症です。なかでも熱帯熱マラリアは重症化しやすく、貧血、呼吸困難、脳症などを引き起こし、死に至ることも少なくありません。
WHOの推計によると、2024年には世界で約2億8,200万件の症例、約61万人の死亡がありました。症例・死亡の約94~95%はアフリカ地域に集中しており、死亡者の約75%が5歳未満の子どもです。

4月25日は「世界マラリアの日」

マラリアの予防策としては、蚊帳、殺虫剤、予防薬、ワクチンなどが推奨されています。マラリアは予防可能な病気ですが、世界の犠牲者数は減っていないのが現状です。
背景には、気候変動による豪雨・洪水による発生源の増加、高地や温帯地域への分布拡大、などがあり、マラリア対策に対する継続的な啓発と国際的な取り組みが大きな課題となっています。
毎年4月25日は「世界マラリアの日」。マラリアの予防・診断・治療・撲滅に向けた意識向上と国際協力の推進を目的として、世界保健機関(WHO)が制定しました。

4月25日は「世界マラリアの日」

日本とマラリア ~海外渡航時には虫よけを

日本にもハマダラカは生息していますが、現在の衛生環境では、マラリアが国内で再興する可能性は極めて低いとされています。
しかし過去には、日本国内各地でマラリアが発生していたり、第二次世界大戦中には八重山諸島で大規模な流行が起こるなど、決して無縁の病気ではありません
また、『源氏物語』にもマラリアの描写があること、平清盛がマラリアで亡くなった説など、歴史的にも日本とマラリアには関わりがあります。
また、日本は世界のマラリア問題において、1990年代からの蚊帳の普及をはじめ、さまざまな資金協力や技術提供、研究開発を通じて、長年多角的な支援を行っています。

一方、マラリアは主にアフリカ地域の渡航者による輸入感染症として日本で毎年報告されています。海外に渡航する際は、厚生労働省検疫所のホームページで現地の感染症について確認し、蚊が媒介する感染症の流行地域では虫よけスプレーを持参するなど必ず対策をしてください。

KINCHOの人体用虫よけスプレー(いずれも防除用医薬部外品)

KINCHOの取り組み

マラリアなど蚊が媒介する感染症の予防において最も大切なのは「蚊に刺されないこと」です。
KINCHOは、世界でも先進的な殺虫剤を多数開発してきました。それらが日本国内だけでなく世界でもお役に立てることを願って、現地の蚊に対する効果の検証を進めています。
効果だけでなく、文化や生活環境の異なる地域において「どのような製剤が現地の人々に受け入れられ、実際に役立つのか」を丁寧に考えながら普及を目指しています。
タイにおいては、現地の大学との共同研究により、デング熱を媒介するネッタイシマカに高い効力を発揮する蚊取り線香を開発し、現地で販売しています。
アフリカ大陸で特にマラリア感染率の高いウガンダにおいては「蚊がいなくなるスプレー(防除用医薬部外品)」の高い効果を確認しました。そして現地の人々のライフスタイルにもこの製剤が合っていたことから、ウガンダ国内でも「蚊がいなくなるスプレー」の販売が開始されています。

また、KINCHOは、WHOとの連携のもとで国内外で健康増進活動を行っている「公益社団法人 日本WHO協会」を長らく後援し共に歩んでいます。
創業以来、KINCHOは害虫と向き合い、世界の人の命と暮らしを守る取り組みを続けているのです。

KINCHOは創業以来、害虫と向き合い、世界の人々の命と暮らしを守る取り組みを続けている。

公益社団法人 日本WHO協会
World Health Organization Malaria
世界保健機関(WHO)のマラリアをはじめとした熱帯病への取り組み 
風土病マラリアはいかに撲滅されたか 日本医歴学雑誌

KINCHOには、明治37年(1903年)日露戦争開戦時に、創業者・上山英一郎が、マラリア対策として満州軍へ大量の除虫菊粉末を緊急寄贈・納品した記録が残っている。日清戦争(1894-1895年)ではマラリアによる戦死者が多数発生し、また1897年にロナルド・ロス博士が「蚊がマラリアを媒介する」ことを突き止めたことで、防疫意識が高まり始めた時代でもあった。