チクッと激痛のアブ、後から猛烈なかゆみのブユ ~山の虫の対策
登山や沢登り、キャンプで楽しんでいる最中、「チクッ!」と激痛が走ったり、後から猛烈なかゆみに悩まされたりした経験はありませんか?
その犯人は、アブかブユ(ブヨ、ブトとも呼ばれる)かもしれません。
どちらも山や渓流沿いで遭遇する吸血昆虫で、腫れやかゆみが2〜3週間続くこともあります。
山に出かける前に知っておきたい、アブとブユの生態と対策を解説します。
*マダニの対策はこちらとこちらをご参照ください。
アブとブユの違い。セットで語られるけれど、実は全く別物。
アブとブユはどちらも山で刺されることが多い虫です。
いずれもハエの仲間で、メスの成虫が人に寄ってきて吸血するので、セットで語られることが多いのですが、実は両者はかなり違います。
ハチぐらいの大きさで、刺された瞬間が痛いのがアブ、コバエのように小さくて、刺されたときは気付かず後から猛烈なかゆみがやってくるのがブユです。

刺されたらどうなる?(個人差あり)
体質によって大きく個人差がありますが、下記のような症状が出ることが多いです。
アブの場合
皮膚をナイフ状の口器で切り裂くため、刺された瞬間に「痛っ!」と声が出るほどの激痛を感じます(筆者の経験による)。出血することもあります。1時間~1日ほど経つと赤く広く腫れて、かゆみが続きます。人によっては症状が何日も続くことがあります。
ブユの場合
刺されている最中は気付かない人も多いですが、半日後から翌日にかけて、強いかゆみや腫れが現れます。人によっては患部が大きく膨れ上がったり、発疹や水ぶくれができたりすることもあります。
繰り返し刺されている人ほど、症状が強く出る傾向があります。

どちらも蚊より症状が重くなりやすく、掻き壊すと細菌感染を起こすこともあります。症状が気になる場合は皮膚科医の診察を受けてください。
刺されたと感じたら、できるだけ早く患部を冷やし、虫刺され用の薬を使用しましょう。
山でアブ・ブユに刺されないための対策 ~服装選びや虫よけ
1 肌を露出しない服装をする
アブもブユも、露出した皮膚を狙います。
服装は長袖・長ズボンを基本とし、靴下を着用しましょう。特にブユは足首周辺を狙うことが多いため、ズボンのすそは靴下にきっちり入れてください。肌を露出させないことが大切です。
また、アブは黒っぽい色に反応しやすいため、白やベージュなど明るい色の服装がおすすめです。
帽子をかぶり、首元もできるだけ露出しないようにしましょう。

2 発生しやすい場所と時間帯を意識する
アブは日中に沢沿いや森林でよく見られるため、休憩場所を選ぶ際には周囲の環境にも注意しましょう。
ブユはきれいな渓流沿いや湿った草むらで多く見られ、朝や夕方に活動が活発になり、集団で襲われることがあります。
訪問先の管理事務所などがあれば、虫の発生状況を事前に確かめておくのも一つの方法です。
3 イカリジン配合の「プレシャワーDF」シリーズなど虫よけ剤を塗る
虫よけ剤はアブやブユ対策の基本です。
イカリジン配合の虫よけ剤を、肌だけでなく衣類にもムラなく使用しましょう。特に首、手首、足首、ふくらはぎなど、吸血されやすい部分は念入りに処理しておくと安心です。
イカリジン配合の虫よけなら、服の上からも処理できます。

使用上の注意を読んでお使いください。
4「家のまわりにハチ・アブ寄せ付けない線香」を活用
「家のまわりにハチ・アブ寄せ付けない線香」は、アブ・ブユにも寄せ付けない効果を発揮します。休憩時、昼食時などに、風上に置いてご使用ください。
拡散性に優れた有効成分「トランスフルトリン」を配合。断面積は通常の「金鳥の渦巻」の約2倍。広範囲に効きめが広がります。

アブ・ブユを寄せ付けない効果があります。
虫よけ剤を活用し、快適で楽しいアウトドアを!
アブは「刺された瞬間の激痛」、ブユは「後から来る猛烈なかゆみ」が特徴です。どちらも山や渓流で遭遇しやすく、症状が長引くことも少なくありません。
登山やキャンプを快適に楽しむためにも、肌の露出を減らし、虫よけ剤を活用しながら、しっかりと対策しましょう。
蚊・ハエの駆除・対策 お肌の虫よけ プレシャワー(虫よけスプレー) | 製品情報 | KINCHO
家のまわりにハチ・アブよせつけない線香 | ハチ・アブの駆除・対策 | KINCHO
*山の中では、マダニにも十分に気を付けましょう!
