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まず完成。それから完璧。


瑞馬かおりさんの記事を読んでいて、以前、経理を学んでいた時に講師の方から言われた言葉を思い出しました。

その記事には、

「まず完成。それから完璧。」

という言葉がありました。

私はこの言葉を読んだ時、すぐに経理の現場のことが浮かびました。

以前、経理の講師の方からこんなことを言われたことがあります。

「出来は30%でもいいから、まず残すことが大事です。」

その時、講師の方が話していたのは、経理処理や証憑のことでした。

経理では、請求書、領収書、契約書、振込明細、メールのやり取りなど、処理の根拠になるものがとても大切です。

その場では分かっているつもりでも、時間が経つと、なぜその処理をしたのか分からなくなることがあります。

誰が判断したのか。

どの資料を見たのか。

なぜこの勘定科目にしたのか。

なぜこの処理で進めたのか。

後から確認しようとしても、何も残っていなければ説明ができません。

だから講師の方は、

「完璧な書類でなくてもいい。紙一枚の簡単なメモでもいい。会社の決まりごととして、なぜそう処理したのかを残しておくことが大事です。」

と話していました。

もちろん、最終的にはきちんと整えた方がいい。

けれど、最初から完璧を目指しすぎると、そもそも何も残らない。

璧な資料を作ろうとして手が止まるくらいなら、まずは30%でもいいから残す。

日付。

判断した人。

見た資料。

処理した理由。

それだけでも、後から見た時に大きな手がかりになります。

当時の私は、経理というのは正確でなければいけないものだと思っていました。

もちろん、それは間違っていません。

数字を扱う以上、正確さは大切です。

でも、現場で仕事をしていると、最初から100%の答えが出せることばかりではありません。

確認しながら進めることもある。

後から修正することもある。

判断に迷うこともある。

その時に大切なのは、「最初から完璧にすること」だけではなく、「途中の判断を残しておくこと」なのだと思いました。

これは経理だけの話ではないのかもしれません。

仕事でも、福祉でも、家庭でも、自分の気持ちでも。

最初からきれいに整理できることばかりではありません。

何が起きたのか分からない。

自分がどう感じているのか分からない。

何から話せばいいのか分からない。

そういう時に、いきなり完璧な文章にしようとすると苦しくなります。

でも、30%でもいいから書いておく。

箇条書きでもいい。

単語だけでもいい。

日付だけでもいい。

「この時、しんどかった」

「ここで迷った」

「この人に相談した」

「こう判断した」

それだけでも、後から自分を助けてくれることがあります。

私は、過去の出来事を振り返って、病気になった経緯を記録文書にしたことがあります。

その作業はとても苦しいものでした。

最初からきれいに書けたわけではありません。

思い出すだけでつらいこともありました。

それでも、少しずつ書き出していくことで、何が起きていたのか、自分がどこで無理をしていたのか、少しずつ見えるようになりました。

書くことは、ただ記録するだけではないのだと思います。

自分の中でぐちゃぐちゃになっているものを、少しだけ外に出す。

外に出したものを、少し離れて見る。

そして後から、

「あの時の私は、こういう状態だったんだ」

と確認する。

それは、完璧な文章でなくてもいい。

むしろ、最初は不完全でいい。

大事なのは、消えてしまう前に残すこと。

誰かに説明できる形にする前に、自分のために一度置いておくこと。

30%でもいいから、まず残す。

あとで整えればいい。

あとで直せばいい。

あとで補足すればいい。

最初から完璧でなくても、残したものは、未来の自分を助けてくれる。

そう思います。

仕事の記録も。

経理の判断も。

支援の記録も。

自分の気持ちも。

まず完成。

それから完璧。


この順番を忘れずにいたいです。

※最後に…瑞馬かおりさん、記事の引用了承してくださりありがとうございました。
かおりさんの記事を読んで、スキ❤️を押してみてくださいね〜😊



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