学童検討記#3|申し込みボタンを押した日、“放課後の定義”を考えた
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とうとう、民間学童のKBC(キッズベースキャンプ)に申し込みをした。
3月まではキャンセルも無料という説明を受け、とりあえず枠を確保する形だ。夫と一緒に話を聞いたうえでの結論は、「高いけれど、やっぱり魅力的だよね」というものだった。
申し込みボタンを押したあと、安心したような、それでも少し落ち着かないような感覚が残った。
まだ、完全に決めきったわけではない。
先輩ママとのLINEが、背中を押してくれた
申し込みの少し前、気になっていたのは「実際に小1で週3通う運用は現実的なのか」ということだった。
そこで、KBCに子どもを通わせている先輩ママにLINEで聞いてみた。
返ってきたのは、「上の子も含めて週3で通わせてたけど全然問題なかったよ、振り替えもできるので仕事の都合に合わせられて便利」という言葉だった。
その一言で、少しだけ視界が開けた気がした。
“特別な選択肢”だと思っていたものが、すでに誰かの日常として成立している。
その事実が、静かに背中を押した。
学童を選んでいるつもりだったのに
最初はもっと単純な話だった。
送迎ができるかどうか。
安全に通えるかどうか。
現実的に回るかどうか。
そういう条件の積み重ねで、選択肢を絞っていく作業だと思っていた。
でも、体験や見学を重ねるうちに、その軸は少しずつ変わっていった。
気づけば考えていたのは「放課後の設計」だった。
KBCでは、ただ預かるのではなく、放課後そのものが設計されている。
宿題の時間と遊びの時間が切り替わり、外遊びや制作、季節ごとのイベントが日常に組み込まれている。
たまたま見学した日は、子どもたちが銭湯に行くイベントの日だった。
そんな様子を見ながら思っていたのは、「すごい環境だな」という驚きよりも、ここでうちの子どもたちはどんな放課後を積み重ねていくんだろう、という想像だった。
私の中で輪郭ができてきたもの
学童を検討する時間の中で、少しずつはっきりしてきたものがある。
それは、「子どもにどんな放課後を過ごし、どんなことを身につけていってほしいのか」という感覚だ。
私の答えはこうだった。
●夢中になれる、好きなものを見つけること
●自分で考えて動けるようになること
●様々な立場の人の気持ちを想像できること
放課後という長い時間の中で、何を経験していくのか。その積み重ねが、子どもの輪郭を作っていくのではないかと思うようになった。
KBCはその点、様々なプログラムが子どもの視野を広げ、自立心を育んでくれるだろう。キッズコーチや異年齢の友達との交流が、相手を思いやる気持ちを育ててくれるだろう。
私が子どもたちにこうあってほしいと思う姿に、かなり合致しているように思えた。
「いい環境だと思う」と「でも大丈夫かな」のあいだで
魅力は感じている。
子どもたちも楽しそうだった。
実際に通っている家庭の話も聞けた。
それでも、気持ちが完全に固まっているわけではない。費用のこともあるし、週3と公立学童の組み合わせがわが家の生活として回るのかという不安もある。
申し込みはしたけれど、それは“決定”というより、“もう少し考える時間を持つための選択”に近い。
学童の話を考えるようになってから、放課後という時間の意味が変わった。ただの“親が働いている間の預かり時間”ではなく、子どもにとっては、1日の中でもかなり大きな割合を占める時間。その時間をどう過ごすかは、思っていた以上に大きい。
申し込みをした今も、気持ちは揺れている。
これで良かったのかもしれないし、まだ別の選択肢もあるのかもしれない。
ただひとつだけ確かなのは、この数週間で、私は学童を選んでいたのではなく、子どもたちにどんな放課後の時間を贈ってあげたいか考えていたのだということだ。
そのことに気づけただけでも、この時間には意味があったと思う。
(学童選びはまだ続く…かもしれない)
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