【Keiゼミ|思考を育てる算数授業|4年⑤】あまりを小さくしろ!②〜0を消したら、あまりはどうなる?〜
「4年生のわり算の筆算、
"何百でわるわり算"の1時間、どうしていますか?」
例えば、4800÷600
「0を同じ数だけ消して計算しましょう」と教えて、
練習問題を解く。
それも大切な学習です。
正直に言えば、教えるだけなら5分で終わる内容です。
でも、方法だけを覚えた子は、あまりが出た瞬間につまずきます。
5600÷300=18あまり2? んっ?
そんな1時間を、子どもが夢中で「考える」時間にできないか。
そう思ってデザインしたのが、この授業です。
使う道具は、数カードだけ。
以前公開して、たくさんの先生方に手に取っていただいた
「あまりを小さくしろ!」(□□÷□)の続編です。
①をご存じなくても、この記事だけで明日から使えます。
※本教材は小学校4年生「わり算の筆算」の1時間を想定しています。

ゲームから問いを生む
授業は、ゲームから始まります。
数カードを引いて「□□00÷□00」の式を作り、
あまりが小さいほうの勝ち。あまり0(わり切れたら)なら最強です。
「A 8600÷200 と B 4800÷600!」
子どもたちは筆算で確かめ始めます。
「数が大きくてややこしいな」
「やったー!割り切れた!」
対戦を重ねるうちに、こんな声が上がります。
「A 42÷6 と B 68÷2 でできるよ!」
「えっ、0消していいの?」
筆算で確かめる子と、0を消して素早く計算する子。
どちらも同じ答えにたどり着く——
ここで教室の問いが動き出します。
なぜ、0を消して計算していいのか?
そして、勝敗がひっくり返る
この授業には、もう一つの山場があります。
「A 5600÷300 B 9700÷300」
「Aは56÷3=18あまり2、Bは97÷3=32あまり1。だからBの勝ち!」
「んっ? なんか違うんじゃない?」
ある子が、違和感を口にします。
「あまりには消した0を戻す」が、教師の説明ではなく、
それまで学んだことを生かして子ども自身が考え始めます。
——ただ計算して終わり、ではありません。
子どもは、なぜそうなるのかを説明したくなる。
そういう場面が、自然に生まれていきます。
3人の思考キャラクターが活躍する授業
🔴 りゆう弁護士(なぜ0を消していいのか、根拠を問う)
💛 ものさし職人(100を1つ分と見る)
🔵 にてるね探偵(わり算のきまりや、①のゲームとつなぐ)
ここから先は、
・45分の授業設計(子どもとのやりとりを再現した展開)
・板書例(実際の授業の板書写真)
・「あまり事件」を学びに変える、教師の関わり方
・指導のポイント(6つの視点、発問例つき)
・3つの思考キャラクターの効果的な使い方
を、すぐに使える形でまとめています。
「教えれば5分」の内容が、子どもが
「なんで?」
「もう1回戦やりたい!」
と前のめりになる45分に変わります。
PDFつきなので、印刷して2学期の授業にそのまま持っていけます。
PDFの一部をご覧ください。


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